NHK詐欺の予防策と見分け方とは?NHK受信料の集金額や名簿の確認方法

スポーツやドラマなどを見るうえでNHKのお世話になっている方は多いでしょう。

しかし一方で、NHKの名前を利用したNHK詐欺も問題になっています。

具体的にどのような内容の詐欺で、予防するにはどうすれば良いのでしょうか。

今回はNHK詐欺の予防法見分け方などをいろいろと見ていきます。




NHK職員を名乗って訪問する人の手口

請求と支払い

NHK詐欺でよくある手口の1つが、職員集金人を装って訪問するものです。

「自宅にピンポンと鳴って、集金ですと。でも集金って言っても、マンション全体で支払ってるから(個人宅に)来るわけないのよ」
引用:玉袋筋太郎、NHK名乗る不審者が自宅に

この直接訪問による詐欺では、さまざまなパターンが見られます。

代表的なものが、契約変更で金銭を巻き上げるものや個人情報を聞き出すものなどです。

契約変更で追加料金を請求する

直接訪問によるNHK詐欺の手口では、契約変更に伴って追加料金を請求してきます。

具体的には一般契約から衛星放送契約などに切り替える際、手数料を請求する内容です。

過去に職員を装った者が、地上デジタル放送の切り替えで4000円必要と伝えた例があります。

幸いだまし取られずに済んだものの、このような例もあるため注意が必要です。

なお2020年から開始した「NHKプラス」についても、同様の例があります。

契約者情報や銀行口座などの情報を質問する

質問者

直接訪問で詐欺をはたらく際、契約者情報など個人情報について質問するケースも多いです。

契約者の名前や電話番号だけではなく、口座番号クレジットカード番号まで聞いてきます。

実際にNHK職員はそのような質問をしないため、明らかに個人情報を盗み取るのが目的です。

このため安易に質問に答えないようにして、引き取ってもらうのが良いでしょう。

受信料の増額や返金をかたる

ほかにも、契約変更に伴う受信料の増額または返金をかたるケースもあります。

この場合もやはり個人情報や口座情報などを聞き出し、悪用するのが狙いです。

どちらをかたるにせよ、相手の心を揺さぶらせて個人情報を聞き出す点で悪質でしょう。

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訪問以外にもあるNHK詐欺の手口

黒電話

NHK詐欺で使われる手口は、職員をかたった直接訪問だけではありません。

電話ネット広告を使ったやり方さえも存在します。

手口が非常に多様であるため、どのように電話などで接近するのかを知っておくべきでしょう。

アンケートや世論調査をかたった電話

電話を使った手口の場合は、アンケート世論調査をかたっている場合が一般的です。

高齢者を狙ったもので、アンケートなどと称して年金受給額口座番号などを聞き出します。

金額だけを聞いてくるだけでも気味悪く感じられるものです。

そしてより恐ろしいのは、相手も電話番号など個人情報をすでに知っている点といえます。

つまり金額などを把握して、詐欺に引き込もうとするやり方です。

もちろんNHKではアンケートなどで年金関係の質問はしません。

このような電話が来たら即座に切るようにするべきでしょう。

NHKホームページをかたった広告

NHK詐欺の手口は、ネット広告を活用したやり方まで見られます。

具体的にはFacebook上にNHKをかたった化粧品の広告を載せるやり方です。

広告のリンクからアクセスすると、一見NHKのホームページらしく作ってあります。

仮にこの広告で化粧品を購入すると、後日高額の請求が来る仕掛けです。

受信料が主な収入であるNHKではネット広告は一切作りません。

このためネット広告がある時点で疑った方が良いでしょう。

「サポートセンター」名義の迷惑メール

さらに迷惑メールを使った手口も見られます。

「NHKサポートセンター」名義のもので、受信料未納を理由に裁判を起こすという内容です。

NHKには「サポートセンター」という部署がないうえ、メールの形で提訴の通知はしません。

この手口でもう1つ注意すべき点が、一緒に記載されているURLです。

アクセス先はNHKの受信料窓口であるものの、不審なサイトを経由するようになっています。

つまり途中で個人情報を盗まれる可能性があるため、注意が必要です。

番組スタッフをかたった投資話

このほかにもNHKの番組スタッフをかたって投資話を持ち掛ける例もあります。

番組で取り上げた企業や取り上げる予定の企業の株を買わせようとする手口です。

もちろんNHKの番組スタッフが、直接投資話を持ち掛けることはありません。

このため投資話の件も、個人情報を盗もうとする手口と考えるべきでしょう。

NHKを装った電話やメールでアンケートやお知らせなどと偽り、個人情報を詳しく聞き出そうとしたり、商品の購入や投資を勧めたりするケースが目立っています。受信料の請求等を装うケースもみられます。不審に思われた場合はNHKふれあいセンターにご確認ください。
参考:NHKを装った不審な問い合わせ・勧誘等にご注意ください

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名古屋で起きた受信料名簿を悪用した詐欺

名古屋の街並み

NHK関係の詐欺では信じられないような内容の手口もあります。

2019年に名古屋で起きた事件は、NHKの受信者名簿が悪用された手口のために騒がれました。

この事件はNHKが受信料集金を委託した業者の社長と、彼の元同僚による犯行です。

社長は元同僚に受信料名簿に記載された23人分の個人情報を伝えています。

そして同年9月に警察官を装って80代女性のキャッシュカードを盗んだという内容です。

なお11月に2人が逮捕された際、受信者名簿を悪用した旨を口にしたため、騒がれました。

実行役はこれらの情報をもとに「あなたの口座から現金が引き落とされている可能性がある」と高齢女性をだましたとされる。
引用:狙われた契約者情報 NHK委託先が詐欺グループに漏洩




NHK詐欺の予防や見分ける方法とは?

虫眼鏡

実際にNHK職員をかたる人物が家にやってきたら、どのように見分ければ良いのでしょうか。

実はNHK職員は決まった対応の仕方をするため、知っていれば騙されることはありません。特に持ち物しぐさはぜひ注目するべきでしょう。

職員の持ち物やしぐさなどに注目

スタッフ

本物のNHK職員は訪問するとまず、NHKから来た旨を伝えます。

そして対面では自らのNHK職員としての身分証を提示するのが一般的です。

この身分証には職員の顔写真やNHKのロゴが入っているため、チェックするべきでしょう。

また職員は非常に丁寧な言葉遣いで話します。

このため、もし乱暴さ強引さが目立つようであれば、警戒した方が良いです。

携帯端末で受信者情報がわかる

ほかにも彼らは持ち物として、パンフレットや携帯端末なども持参しています。

特に携帯端末は、受信者情報受信料金額がすぐわかるアイテムです。

このため個人情報などを聞き出してくる職員がいれば、怪しいということになります。

職員は手順通りに新規契約・契約変更を進める

さらにNHK職員は、新規契約や契約変更も手順通りに進めるのが一般的です。

契約関係ではすぐに話を進めようとせず、受信設備と衛星受信の確認を先に行います。

このためいきなり強引にいろいろと契約させるのは、明らかに偽物です。

受信設備などの確認が終わった後で、契約書類や支払い方法を説明します。

記入方法でわからないことがあっても説明などの対応が丁寧です。

最後に記入済みの契約書類を受け取って、契約を確認する手順になっています。

このようにNHK職員の対応は最後まで丁寧で手順通りです。

この点もNHK詐欺を予防するうえで役立つ情報となるでしょう。

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警察などへ相談するには?

女性警官

NHK詐欺に遭うなどした場合、どこかの専門機関に相談すれば心細い思いをせずに済みます。

主な相談先としては警察などが挙げられますが、警察に相談する際は少し注意が必要です。

ここでは警察に相談する方法や警察以外の専門機関をご紹介します。

警察への相談は相談ダイヤルなどを使う

もし警察に通報するのであれば、相談専用ダイヤル「#9110」を使うべきでしょう。

警察への通報番号といえば110番ありますが、こちらはあくまでも緊急時に使うものです。

「#9110」であれば最寄りの警察署につながるだけではなく、警察安全相談員が対応します。

犯罪や事故の発生には至ってないけれど、ストーカーやDV・悪質商法など警察に相談したいことがあるときには、警察相談専用電話#9110をご利用ください。
引用:政府広報オンライン

警察安全相談員は相談を受けるプロであるため、親身になって話を聞いてもらえるでしょう。

警察相談ダイヤル#9110

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消費生活センターやNHKふれあいセンターにも相談できる

コールセンター相談員

警察への相談に気が進まない場合は、消費生活センターNHKふれあいセンターもおすすめです。

いずれにも専門の相談員が配置されているため、気軽に相談できます。

むしろ警察には相談しにくいという方向けといって良いでしょう。

消費者ホットライン(188)

NHKご意見・お問合せはこちら

 

関連消費者ホットライン(188)の活用法 | 対応可能な相談内容や188の日の活動も

まとめ

NHK詐欺阻止

NHK詐欺は、受信者の放送契約や受信料にかこつけて個人情報や金銭を盗む手口です。

直接訪問だけではなく電話やネット広告も活用するため、誰でも狙われるリスクがあります。

特に最近ではネット放送開始に合わせた手口も出てきているため、一層の注意が必要でしょう。

NHKは決まった方法以外の手段で個人情報などの提供は求めません。

このためむやみに個人情報の提出を求められたら怪しむべきです。

また直接訪問してきた場合は、職員しぐさ持ち物もチェックすると良いでしょう。

NHK詐欺は手口こそさまざまではあるものの、気を付けていれば騙されることはありません。

このため、日頃からNHK職員の訪問の目的や対応の仕方などをチェックがおすすめです。

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