交通違反で罰金が払えない場合の対処法 | 支払場所や前科になるケースは?

車両を運転する際、交通違反で罰金や反則金を払う羽目になるケースもあります。

もし交通違反で罰金や反則金を払う場合、対応方法はぜひ知っておくと良いです。

また罰金などを払えなかった場合についても理解しておくのもおすすめでしょう。

今回は、交通違反の罰金や反則金の対応方法などをご紹介します。

交通違反の罰金と反則金の違いとは

お札

速度超過など交通違反となった場合、運転者は罰金や反則金を払うのが一般的です。

罰金と反則金はよく同じものとみなされます。しかし厳密には両者の違いははっきりしているものです。

ここではまず、罰金と反則金の違いについてご紹介します。

違反点数や切符の種類などの違い

罰金と反則金の違いは、適用される違反点数や切符の種類です。反則金の場合は違反点数1点から5点で、俗にいう青切符が発行されます。

例えば安全運転義務違反の取り締まりを受けた場合は、違反点数2点・反則金6,000円です。

ほかに安全地帯徐行違反・交差点等進入禁止違反なども反則金の対象になります。

一方罰金は違反点数6点以上で赤切符が交付される仕組みです。最低でも30km/h以上50km/h未満のスピード違反などが対象になります。

また違反点数が6点を超えると、一定期間の免許停止処分です。さらに罰金自体が刑事罰のため、前科が付きます。

このため罰金を払うような大きな交通違反は避けるようにするべきでしょう。

刑事罰を免除されるかどうか

罰金と反則金の違いには、刑事罰が免除されるかどうかも大きな違いです。

反則金は比較的軽微な交通違反であるため、期限内に払えば刑事罰は免除されます。

一方罰金は悪質な交通違反が理由であるため、例外なく刑事罰の対象です。

ほかにも放置違反金もある

交通違反で発生する金銭には、反則金や罰金のほかにも放置違反金もあります。

これは駐車禁止の場所などに違反駐車した場合に発生するものです。黄色のステッカーが貼られるものと聞けば、イメージが付くでしょう。

運転者が対象の反則金や罰金と異なり、放置違反金は車両の持ち主が対象となります。

特に車を借りて運転する人は貸主に迷惑をかける可能性があるため、注意するべきです。

酒気帯び運転や妨害運転など悪質なものは懲役刑のケースも

独房

なお酒気帯び運転・妨害運転などは、罰金ではなく一発で懲役刑になることもあります。

ひとつ間違えれば交通事故で人命を奪うほどの悪質な交通違反であるためです。

加えてどちらの交通違反も違反点数25点と数えられ、一発で免許取り消しになります。

高速道路の場合は速度違反の程度で変動

速度違反については、一般道と高速道路の場合で対象の速度などが異なっている仕組みです。

高速道路では40km/h未満の速度超過が反則金の対象となります。

速度超過が40km/hまでの場合、超過の程度により違反点数は1~3点です。反則金では9,000~35,000円となります。

そして40km/h以上超過した場合、罰金の対象です。払うべき金額は簡易裁判所の判決により決まります。

交通違反の罰金支払いの方法

トランクに入ったお金

反則金や罰金を払うことになった場合、どのような方法で支払うことになるのでしょうか。

実は反則金と罰金とでは、支払いの方法や場所も異なってきます。

このため、反則金と罰金それぞれの支払い方法も頭に入れるのがおすすめです。

反則金の場合は郵便局や銀行での支払い

郵便局

まず反則金については、青切符に付いている反則金仮納付書で支払います。

仮納付書の期限は7日以内で、支払い場所は郵便局や銀行の窓口です。

ただし駐車違反の放置違反金のように、コンビニやペイジー対応のATMで払える場合もあります。

ペイジーの場合は、スマホからでも支払い可能です。ちなみにペイジーを利用する際は、事前の利用登録が必要となります。

罰金の場合は指定の方法で

一方罰金の場合は、反則金に比べると方法や場所が限定的です。

簡易裁判所の判決で罰金の額が決まった後、検察局の窓口か指定の金融機関で支払います。

言い換えれば、すべての金融機関で支払えるわけではない点に注意すべきです。また反則金と異なり、コンビニやペイジーも利用できません。

現金一括払いで支払う

なお反則金も罰金も、支払いは原則として現金一括払いです。金額が高いことを理由に分割払いするというのは認められません。

ただしどうしても難しい場合は、検察などと交渉して一部納付が認められることもあります。

ほかにもクレジットカードなどキャッシュレスを使った支払いもできません。

交通違反の反則金や罰金を支払えなかったら

落ち込む子供

罰金や反則金が高額だったり、多忙さでうっかり忘れたりして払えないこともあります。

もし期限内に罰金や反則金を払えない場合、どうなるのでしょうか。

ここでは、期限内に罰金や反則金を払い損ねた場合の対処法や流れを見ていきます。

反則金は一定期間内であれば別の方法で支払いできる

まず反則金の場合は、仮納付書の期限である7日を過ぎてもあまり心配ありません。

反則金は発生から30日以内であれば、別の方法でも支払えます。

8日目以降30日目までの場合は、交通反則通告センターに出頭し納付書を再発行する流れです。

もし出頭が難しい場合は、切符発行から40日目前後に再び納付書が送付されます。

送付されてきた場合の金額は、反則金に送付費用800円を上乗せしたものです。

最初に示された金額より高くなる点に注意するべきでしょう。

罰金の場合は期限を過ぎると労役場に留置

罰金については、反則金の場合よりも対応が厳しくなります。納付期限を過ぎても罰金が払えない場合、労役場での留置・労役になるためです。

つまり罰金の分を労役場での労働で支払う形になります。なお労役場の労働報酬は、1日あたり5000円程度です。

例えば罰金が最高額100,000円の場合は、およそ20日も労役場に拘束されます。

もちろん労役期間が満了するまでは外に出られないため、仕事などにも悪影響が出るでしょう。

反則金未払いの場合は逮捕や裁判も

裁判に使う木づち

一方で反則金を未払いのまま放置するとどうなるのでしょうか。

納付書が再発行されても払わなかった場合は、警察が書面や電話で督促してきます。

またあまりにも対応が悪質な場合は、署に出頭するように言ってくるでしょう。

さらに督促や出頭要請を何度も無視すると、刑事責任を問うために逮捕や裁判にまで発展します。

この場合はもう刑事罰と同じ扱いで、反則金関係の例外などは一切認められません。

交通違反の罰金や反則金の支払いが難しい場合の対処法とは

涙を流す男性

反則金や罰金の支払いが難しい場合は、どのように対応すれば良いのでしょうか。

支払いが難しい場合の主な対処法として、警察などへの相談とお金を借りる方法が挙げられます。

警察や検察に相談

反則金や罰金の支払いが難しい場合は、納付期限が来る前に警察や検察に相談するべきです。

担当者との相談と交渉によっては、納付期限の延長や分割払いに対応してもらえます。

この方法を用いる場合は、早めに申し出ることと督促などを無視しないことがコツです。

一方期限や督促を無視している場合、残念ながら相談に応じてもらえません。

金額が高いとわかっていて、すぐ何とかしたい方向きの方法といえるでしょう。

お金を借りて対応

警察などへの相談でも対応ができない場合は、借金で対応するのが現実的です。

クレジットカードや金融機関のあてがある場合は、すぐさまお金を用意できるでしょう。

ブラックリストなどが理由で上記の方法が難しい場合は、家族などに相談するべきです。

この場合は、きちんと事情を話すことと借用書を残すことが重要でしょう。もちろん間違いなく計画的に返す意思を示すことも大切です。

まとめ

巡回中のパトカー

今回は交通違反で罰金や反則金が発生した場合の対処法を見てきました。

罰金と反則金は適用される違反点数や前科が付くかどうかなど、さまざまな違いがあります。

反則金は軽微な交通違反で、罰金は重大な交通違反で発生すると考えれば良いでしょう。

また反則金は銀行や郵便局で払えますが、罰金は反則金よりも支払い場所が限定的です。

加えて反則金も罰金も現金一括払いが原則である点も注意すべきといえます。

仮に納付し忘れたり督促を無視したりすると、反則金の場合でも大変です。

なるべく早くお金を用意するなどして、大事になる前に解決するべきでしょう。

ただ最も理想なのは、交通違反で切符を切られないように気を付けることです。

そのためにも日頃から安全運転を十分心がけるようにするべきでしょう。

本サイトの記事は犯罪に巻き込まれない、犯罪を未然に防ぐという観点から書かれたものであり、 実際に犯罪に巻き込まれた場合や身に迫る危険がある場合はすぐに最寄りの警察署までご相談ください。

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