車上荒らしの手口と特徴 | ピッキングされないための防犯対策とは?

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車上荒らしという言葉を聞いて、あまり実感がわかない方も多くないでしょうか?

実際に被害に遭われた方や目撃したことがある方は、かなり酷な犯行であることもご存知かと思います。

今回は、そんな車上荒らしについて詳しく解説していきます。

この記事を通して、犯行手口狙われやすい車だけでなく、防犯対策グッズについても知っていただくことが可能です。

ぜひ、参考にしてみてください。

車上荒らしの一般的な手口とは?

まずは、車上荒らし犯が実際に犯行を行う際に、よく使う手口をご紹介します。

皆さんもご存知の内容であったり、想像できる部分もあるかもしれませんが、改めておさえていきましょう。

人気のない場所・深夜を狙う

もし仮にあなたが車上荒らしを行うとするならば、どういった場所や時間を選びますか?

やはり、人気のない場所や深夜を考える方が多いでしょう。

犯人としてもこういった場所や時間は、自分にとって好都合なことは事実です。

お家によっては人の目があまり向かない場所に車が止めてあり、それが原因となっている場合もあります。

家のガレージに置いてあっても、人気がなかったり深夜であれば狙われることがあるのです。

窓ガラスを割る

実際の犯行の際に取られる手段として、窓ガラスの破壊があります。

特に一昔前の車には、セキュリティシステムが取り付けられていないことも。

そのような場合、破壊による“振動”での感知が行われません。

また、大胆な犯行であるものの、一瞬で済ますことができるのも犯人としては好都合なポイントです。

窓が若干空いている車

皆さんも窓ガラスを少し開けたまま、車を離れたことがないでしょうか?

全開や半開の状態で車から離れることはなくとも、少し開けた状態で車を降りた経験は結構あると思います。

そうした少しの隙間から、特殊な道具を使って中から鍵を開けて侵入されることもあります。

あまり形跡を残すことなく、その場を去られてしまうという大きな欠点があります。

車上荒らし犯は何を狙うのか

こうした犯行を行なう際に、犯人は車の中にある何を盗もうと考えているのでしょうか?

カーナビ・オーディオ

車上荒らし犯が盗む品として上位に入るのが、車内に設置された機器です。

ダッシュボード上のカーナビなど、場合によって車外からも視認しやすいことがポイントともいえます。

財布・高級品・ブランド品

これらの物をダッシュボード上に載せていたり、助手席の上へ置いたままにする癖がある人は要注意です。

ダッシュボードは外部から確認しやすいため、犯人としては絶好のチャンス思われてしまいます。

車のパーツ

車内・車外に限らず、車に取り付けられているパーツが犯行対象となってしまうケースがあります。

スポーツカーや名車といわれている車などでは、パーツが盗まれやすいようです。

車が好きな犯人知識が豊富な犯人は、外装パーツであろうと高値で売るために取り外すことがあるのです。

タイヤやホイール

こちらも車のパーツと通ずる部分がありますが、足回りのパーツが狙われることもあります。

場合によってはジャッキを用いて、タイヤ丸ごとホイール丸ごとを取り外されるケースも。

物によっては高価なものがあるため、足回りが狙われてしまうようです。

車上荒らしで狙われやすい車の特徴

こうしたアイテムを狙うために、犯人はどういった車を選ぶ傾向にあるのでしょうか?

カーナビやオーディオ搭載車

カーナビ等の機器を搭載している車は、昔から狙われやすいとされています。

特に最新の機器は高値で売れる傾向にあるため、新しいものほど目をつけられやすいといえます。

また、ダッシュボード上へ取り付けるタイプの物は視認しやすく、狙われやすいです。

三角窓のあるセダン等の車

三角窓は普通の窓に比べてガラスの飛び散りが少なく、また破損跡が面積的に目立ちにくいです。

そのため三角窓が設置されている車は狙われやすいとされています。

セキュリティシステムのない車

一昔前の車や古い車などでは、セキュリティシステムが搭載されていないこともあります。

セキュリティシステムは、ドアの開閉や破損等の振動を感知して警告を行うシステムです。

皆さんも、クラクションが連続して鳴っている場面に出くわしたことがないでしょうか?

駐車場等で誤作動を起こしてしまっているケースが大半ですが、あのような警告を自動で行なってくれます。

セキュリティシステムがなければ、周囲の人に認知されにくいのも事実。

そのため犯人は犯行しやすい車であると認識します。

ハイグレード車

車にはいくつかのグレードが用意されていますが、高いグレードの車を所有されている方は注意が必要です。

また多数のオプションを取り付けている方も、狙われる危険性があります。

そのような車から荷物や搭載機器をとるだけでなく、場合によっては車丸々盗まれることも

レッカーで取られてしまったり、特殊なアイテムを使用して乗り出される事もあります。

車上荒らしへの防犯対策

こうした車上荒らしからマイカーを守るためには、どのような対策がとれるのでしょうか?

誰でも簡単に行える方法を中心にご紹介します。

高価な小物や財布を見えるところに置かない

こうした基本的対策は簡単であり効果を期待しやすいでしょう。

お金になるものや現金等はもちろん狙われやすいです。

そのため目立たない場所へ移動させるか、きちんと持ち出すようにしましょう。

それでも車内に置きたい場合は、ダッシュボードや助手席に備え付けられた開閉式収納へ入れておくと良いでしょう。

明るく見通しの良い場所へ駐車

これは外出時の駐車場選びで行える対策です。

例えば巨大なショッピングセンターへ行く場合、出来るだけ隅の方は避けた方が良いでしょう。

また入り口が近いからとはいえ、暗めの場所に止める事もおすすめできません。

ですが土日祝日等、車を停める場所を決めにくい時は次の方法もおすすめします。

セキュリティアイテムを使用

最近はAmazonや楽天などでも、安価で高性能なグッズが様々販売されています。

またホームセンターやカーショップでも取り扱いがあります。

セキュリティに不安な方は、こうしたアイテムを活用してみてはどうでしょうか?

車上荒らしを防止するセキュリティアイテム

車のビデオレコーダー

実際に活用可能なセキュリティアイテムをご紹介します。

カメラ・レコーダー

運転時の記録として、ドライブレコーダーを取り付けられる方が非常に増えてきました。

こうしたカメラレコーダーは、車上荒らし抑制の観点からも力強い味方です。

物によっては、停車時であっても常に録画をしてくれるレコーダーが販売されています。

また、そこまで必要としない方はダミーカメラで防止する方法をとることもできます。

ハンドルロック

特に高級車ハイグレード車スポーツカー等希少価値の高い車高価な車をお持ちの方は、有効かもしれません。

車から離れる際に、専用の用具をハンドルに取り付けるだけで、ハンドルロックが行えます。

完全に車を持ち去られる可能性をかなり低くできるアイテムです。

まとめ:車上荒らしの手口や防犯対策について

今回は車上荒らしの手口や狙われる車の特徴、防犯対策などを解説してきました。

私たち人間は、自分の車は大丈夫だろう!と思いがちです。

ですが実際に狙われ、被害に遭われた方が毎年存在しています。

今一度、対策方法やグッズ、マイカーの設備を確認しながら、被害に遭わないための対策をとっていきましょう。

本サイトの記事は犯罪に巻き込まれない、犯罪を未然に防ぐという観点から書かれたものであり、 実際に犯罪に巻き込まれた場合や身に迫る危険がある場合はすぐに最寄りの警察署までご相談ください。

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