万引き被害の予防方法を解説!万引きが起きやすい時間帯や犯行の前兆は?代表的な手口とそれぞれの防止策・対策グッズもご紹介

軽犯罪として認識されやすく、犯罪の低年齢化と高齢化が問題されている「万引き」。昨今日本でも万引き被害が後を絶ちません。

数パーセントの利益を商売の成り立ちとする小売業にとって、万引き被害はその店の存続を揺るがす死活問題となっているのです。

そこで今回は万引きが起きやすい時間帯や犯行の前兆代表的な手口とそれぞれの防止策・対策グッズを紹介します。

自分の店、働く店で万引きの被害を出さないためにも是非参考にしてみてください。

万引き犯の犯行の時間帯

万引き犯が犯行におよぶ時間帯は、「年齢層」と「店の状態」により傾向が異なるのをご存知でしょうか。

それぞれの傾向別に対策を講じることで万引き被害を減少させる効果が期待できるので、ぜひとも覚えておいてください。

万引き犯の年齢層と犯行の時間帯

万引き犯が犯行におよぶ時間帯は年齢別に傾向があります。

石川県警が発表した「万引き実態調査(被疑者203名を対象とする)」によると、12時~15時、15時~18時が全体の30%を超過。

年齢については、少年の場合15時~18時、高齢者は12時~15時が最も高い時間帯となっています。

少年は下校時刻と重なり、高齢者は日中の時間帯であることが分かりますね。

少年や高齢者が犯行を多く行う時間帯には店員が声がけをしたり、警備員が近くを巡回したりすることで万引き被害を減少させることができます。

ただし、地域によっても傾向が変わることが考えられるため、自分の地域の警察署のホームページなどで開示されている情報を参考にしましょう。

店の状態による犯行の時間帯

万引き犯はその店の状態により犯行に最適な時間帯を選択しています。

開店直後の時間帯

店が開店した直後は、店員は開店の忙しさで注意が行き届きません。この時間帯に高齢者による飲食物の万引き被害が多く発生しています。

高齢者が開店を待ち、万引きしたものをイートインスペースで常習的に飲み食いしていた例もありました。

閉店直後に店内にいる来店客には、退店を促したり店内放送での呼びかけが効果的です。

最も混雑する時間帯

その店が最も混雑する時間帯は万引き犯にとっては最適な時間帯といえます。

店員は最も多くいる時間帯ですが、レジ対応や商品追加など多忙で注意が行き届かないからです。

万引き犯はその時間帯を狙うのです。店員の配置計画を時間帯により見直し、適正に配置することで万引き被害減少につながります。

閉店直前

店の閉店直前は店員が少なくなっている上に、特価商品対応やレジの締めなどがあるため来店客への対応がままならなくなります。

閉店間際にレジに行くと、店員がいないなんてことも経験があるのではないでしょうか?

万引き犯は手薄になることを知っていてこの時間帯も狙いますので、少ない人数でも店員は客の動向を注意深く見守る必要があります。

ただし、閉店直前は来店客自体の数は減るため注意深く見守ることで、目が合う回数が増えるなどすれば万引き犯も警戒して犯行を辞める可能性が高いです。

さらにバックヤードに行く時間を完全に閉店後にしたり、店に店員がいないという状況を作らない事が大切です。

万引き犯の不審な行動と犯行の前兆

万引き犯をよく観察すると犯行前にいろいろな不審な行動と犯行の前兆のような動きをするのが特徴です。

これを見分けることで、万引きを未然に防ぐことができます。代表的な例は以下です。

  • 複数人で売り場を徘徊している
  • 複数人で来店し店員に話しかけて気をそらそうとしている
  • 一人で長時間売り場内をうろうろしている
  • 買い物かごを持たずに徘徊している
  • 大きなバックをもって売り場をうろついている
  • 商品を雑に扱う
  • 多数の高額商品を買い物かごに入れる
  • 同じ商品を多数買い物かごに入れる
  • 商品を見ないで店員の動きを気にしている
  • 防犯カメラを気にしている
  • 繰り返し来店しているが何も買わずに店を出て行く

これらの行動を理解し、日ごろから徹底的に共有することで万引き行為を未然に防ぐことができます。

また、万引きに対しての対策を講じているという店側のアピールも必要でしょう。

万引き犯の特徴

万引き犯には共通する特徴がありますが、外国人の万引き犯の出現によってその特徴は凶暴化しています。

その店を狙う万引き犯の特徴に応じた対策が必要です。

無職の人

離職中でお金がないことや、高齢者で年金だけでは生活が成り立たず万引きを行います。

例えばいつも同じ身なりであったり、しょっちゅう来店しては店内を物色しているような人には積極的に声をかけましょう。

顔なじみになることで万引きを防げるケースは大いにあるので、コミュニケーションは大切な対策の1つです。

万引きする商品は低価格で同じ店で何度も繰り返し犯行

2000円以下の物を万引きし、成功すると何度も繰り返し同じ店で万引きを行います。常習者はこの限りではありません。

顔見知りになるということも犯行を食い止める対策になります。

敢えて「いつもありがとうございます」など、店員が顔を覚えたという認識を与えることが効果的です。

複数人の場合は計画的

複数人で行う場合は事前に計画を練って万引きを行います。計画的犯行であるため警備員や警察との連携が必要です。

商品に持ち出し禁止の防犯ブザーなどを取り付けることで、商品を店の外へ持ちだせないようにすることができます。

外国人の場合は同じ商品を根こそぎ

日本人の犯行はバレないようにするため同じ商品は半分残したりしますが、外国人の場合は狙った商品を根こそぎ全部万引きします。

警備員や警察との密な連携が不可欠で、厳重なショーケースや顔認証システムなどの導入検討が必要です。

代表的な手口

万引きの手口は大きく2つに分けられ、従来から変わらない個人的で衝動的な手口と、巧妙化し過激で大胆なプロの手口に分けられます。

万引き犯の個人的で衝動的な手口

個人的な万引きの手口はストレス解消個人の生活のためなど個人的な目的のために行われることが多く、時には衝動的に行われることがあります。

衝動的な場合、取って逃げるという行為が素早く行われることが多い傾向です。

注意深く見守っていても犯行に気が付けないことがあるので、「防犯カメラ設置中」などのステッカーや万引きを見張っているというアピールも効果的。

本サイトの記事は犯罪に巻き込まれない、犯罪を未然に防ぐという観点から書かれたものであり、 実際に犯罪に巻き込まれた場合や身に迫る危険がある場合はすぐに最寄りの警察署までご相談ください。

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