還付金詐欺の対処法と予防策を徹底解説!電話と郵便物での手口と詐欺の見分け方は?銀行での水際対策と通報先も確認しておこう

  • 2019年12月10日
  • 2019年12月11日
  • 詐欺
  • 362view

「還付金詐欺」のような振り込め詐欺は、私たちにとって大変身近な犯罪です。

還付金詐欺の被害件数は平成25年には1,817件でしたが、平成29年には3,137件と年々増加しています

被害額は数十万~数百万円まで様々ですが、「いつのまにか振り込んでしまっていた」というケースが多いようです。

こちらの記事では振り込め詐欺の中でも「還付金詐欺」に注目して、被害に遭わないためのポイントを解説していきます

還付金詐欺の見分け方

還付金詐欺の被害に遭ってしまった方の体験談を調査していると、知識不足のために被害に遭ってしまったケースが多く見受けられます

還付金詐欺の被害に遭わないために、まずは以下のことを覚えておきましょう。

公的な機関からの電話や郵便に注意する

還付金詐欺の典型的な例として、公的な機関の職員を装い、電話や郵便で接触するというケースがあります。

しかし公的機関の職員が直接電話で還付金の連絡をしたり、郵便で「こちらの電話番号まで至急ご連絡ください」と連絡することはありません!

上記のような連絡を受けたら、還付金詐欺である可能性を疑ってください。

「携帯電話を持ってATMへ」は詐欺

本来、還付金の受け取りの際にATMを利用することはできません。また、携帯電話で指示を出すこともありません

還付金詐欺に関わらず他の振り込め詐欺でも、無人のATMにキャッシュカードと携帯を持って行くよう誘導するケースが多く発生しています。

「携帯電話を持ってATMへ」と言われたら、それは詐欺だと心得ておいてください。

職員はキャッシュカードを預からない

還付金詐欺は電話でATMに誘導されるケースが多いです。

一方で、「直接自宅に伺い、口座番号が分かるものをお預かりします」と直接自宅に訪問されるケースも報告されています。

還付金の受け取りに必要な手続きは、基本的にあなた自身が窓口で申請を行います。職員が自宅に訪問することはありません

還付金詐欺の手口を解説

還付金詐欺の見分け方を踏まえて、実際の手口を確認していきます。還付金詐欺の主な手口は、電話での手口郵便での手口です。

電話の手口

困惑する親

還付金詐欺は電話がかかってくるケースが多く、以下のようなフレーズから話が始まります。

  • 「○○市役所です。医療費の過払い金があり、その件でご連絡しました」
  • 社会保険事務所です。還付金の通知をお送りしましたが、申し込み手続きがありませんでしたので、確認のご連絡です。」

そして、話を聞いていると、次のように言われることが多いです。

  • 本日中に手続きを行わないと還付金の受け取りができません。」
  • 携帯電話を持って、最寄りのATMに行ってください。到着したら折り返しお電話ください。」

こうして、携帯電話を持ってATMに向かうと、以下のような指示を受けます。

  • 「今から私が指示しますので、その通りにボタンを押してください。」
  • 「既に還付金を振り込みましたので、残高の確認をお願いします。」
  • 「(還付金が振り込まれていないと伝えると)一時的なエラーかもしれません。確認のために、一定金額を指定の口座に入金して下さい。後ほど、還付金を上乗せしてお返しします。」

その結果、いつの間にか犯人の口座に現金を振り込んでしまっているのです。

さらに、発行された明細書の破棄を指示される場合が多く、被害者が詐欺に気づきにくいようになっています。

郵便の手口

手紙を読む人

電話よりも少ないですが、郵便で還付金詐欺の被害に遭うケースもあります。

具体的には、市役所・区役所、社会保険事務所、税務署を装って、以下のような内容が届くのです。

  • 「この度、医療費の過払い金が発生しております。お受け取りのためには、手続きが必要となりますので、下記の電話番号まで至急ご連絡ください。」

記載の電話番号に電話をかけると、ATMに誘導されます。

時には、「自宅に伺うので、口座番号の分かるものをご用意の上お待ちください」と言われることもあるようです。

還付金詐欺の対処法

スマホと通帳

実際に還付金詐欺と思われる電話がかかってきたり、郵便が届いたらどのように対処すればよいのでしょうか?

電話と郵便のそれぞれについて、対処法をご紹介します。

電話の対処法

還付金詐欺が疑われる電話がかかってきたら、以下のように対処してください。

  • 一旦電話を切り、家族・友人・警察に相談する
    自分1人だけで対処する必要はありません。還付金について連絡を受けたら、家族・友人または警察に相談しましょう。
  • 一旦電話を切り、正しい窓口に確認する
    市役所・区役所や社会保険事務所等、自分で1度正しい窓口を調べ、そちらに事実を確認するのが安心です。

電話の言いなりにならないように一旦電話を切り、必ず第三者に相談するようにしましょう。

郵便の対処法

郵便で還付金に関する連絡を受けたら、以下のように対処してください。

  • 記載されている電話番号にかける前に、本当に正しい連絡先かどうか調べる
    本当の還付金に関する文書であれば、焦らせるようなことはしません。正しい窓口に確認をとりましょう。
  • 家族・友人・警察に相談する
    電話の時と同じように自分1人で悩まずに、必ず誰かに相談することが大切です。

電話でも郵便でも、公的な機関だからといって安易に信用しないようにしましょう。

還付金詐欺に遭わないための予防策

いくら気をつけていても、犯人は言葉巧みにあなたをだまそうとしてきます。

「私や家族は大丈夫!」と油断していると危険です。

万が一に備えて、還付金詐欺の被害に遭わないよう予防策を練っておくことが大切です。

電話は留守番電話に設定しておく

犯人と直接話してしまうと、だまされるリスクも高まります

本サイトの記事は犯罪に巻き込まれない、犯罪を未然に防ぐという観点から書かれたものであり、 実際に犯罪に巻き込まれた場合や身に迫る危険がある場合はすぐに最寄りの警察署までご相談ください。

■警察庁 各都道府県警察の被害相談窓口
http://www.npa.go.jp/higaisya/ichiran/index.html