サイコパスという言葉を聞いて、あなたは何を連想しますか?
サイコパスとは、反社会的人格を意味する心理用語「サイコパシー」から派生した言葉です。
一般人とは明らかに異なる精神異常者を指す言葉として認識されています。
日本ではあまり馴染みのなかった言葉ですが、近年このサイコパスといわれる人が犯罪を犯すケースが増えてきました。
本記事ではサイコパス=反社会的人格障害者と定義づけて、その特徴や見分け方、さらには被害に遭わないための対処法を紹介します。
身近に潜むトラブルやサイコパスだと判断する注意すべき言動なども解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
サイコパスの特徴とは?
ここではサイコパスの特徴について紹介します。
必ずしもこれらの特徴があるからサイコパスというわけではありませんが、統計的に見ても一般的な考えから逸脱している場合がほとんどです。
プライドが高い
なんといっても一番に挙げられるのは、そのプライドの高さでしょう。
サイコパスは自尊心が強く、他人に貶(けな)されることを異常に嫌う性格の持ち主です。
自分のプライドを傷つけられようものなら、相手のプライドをズタズタに切り裂き、混乱に陥れようとします。
そのうえ自分の支配下に置こうとするのが、サイコパスなのです。
異常に執念深い
さらにサイコパスの特徴として挙げられるのが、その執念深さです。
プライドの高さをはき違えており、他人よりも優位に立つためには手段を選びません。
目的を達成するまでの執念深さは異常で、目をつけられたら、地の果てまで追いかけられることでしょう。
冷酷無比な性格
結果を出すためには手段を選ばないのもサイコパスの特徴です。
いわゆる結果至上主義のサイコパスは、プロセスは気にせず「結果こそ全て」の精神で任務を遂行します。
例えば他人を踏み台にして出世するなど朝飯前。
経営者になれば、冷酷無比なマネジメントで、自分の支配下層とは「ドライ」に接する性格の持ち主がサイコパスなのです。
道徳的観念が欠如している
いつも刺激を求めているのもサイコパスの特徴のひとつです。
大人しく、じっとしていることができず、欲望のままに理想を求めて、無謀な行動に出る傾向があります。
さらに刺激を求めるサイコパスは、道徳観念や倫理観が著しく欠如している場合が多いです。
例えば平気で嘘をついて、浮気や不倫することに罪悪感を感じないなど、人間の本能に逆らえない一面も持っています。
サイコパスの見分け方は?
その言動に注目してみる
さまざまな特徴を持つサイコパス。一般人とは異なる彼らの言動に注目することは、サイコパスかどうかを見分ける手段になります。
まずは疑わしい人との会話中に違和感を感じるかどうか、またその異常行動に対して、疑うことからはじめてみましょう。
雑談して性格をつかむ
例えば普段の会話のなかで、いつの間にか優位な立場を築こうとするような会話術には要注意です。
「結果至上主義」のサイコパスは、人を操るのが得意な口達者であり、違和感なくスルリと、あなたの心のなかに滑り込むような会話をしてきます。
仕事上のコミュニケーションや、日常会話レベルの雑談でも、こうした点を感じるようならば注意が必要です。
SNSを利用する
今や生活のなかで必要不可欠ともいえるSNS。TwitterやFacebook、Instagramなどでも、サイコパスかどうかを見分けることができます。
自己中心的で、利己的なコメントを発信しているようであれば用心が必要でしょう。
例えば、以前の恋人に対して相手のことを考えず積極的にコミュニケーションを取ろうとするなど、周囲のことを考えずに行動する傾向にあるのがサイコパスなのです。
サイコパスに対して注意すべき言動
議論にアツくならないこと
執念深いサイコパス。自分の主義・主張が曲げられると、執拗なまでに言及してきます。
反社会的人格者のサイコパスは、決して議論で負けを認めず、自分の考えを譲りません。
これは単に「負けず嫌い」という性格とは異なり、さらには相手のメンタルをボロボロにするような行動を繰り返してきます。
とにかく危険を感じたら、アツい議論を交わさぬよう意識することをお勧めします。
考えすぎず、深く追求しないこと
サイコパスたちの容姿は、どちらかといえば清潔感があり、小ぎれいだといわれています。
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