MDMAを服用した押尾学の事件の真相を解説!被害者の女性はなぜ命を落とした?証拠隠滅を企てるほどの罪で彼が失ったものとは

しかしながらメディアはそのことについて情報を流しておらず、今後も真相に光が当てられることは難しいといえそうです。

押尾学が失ったもの

この証拠隠滅を企てるほどの事件を機に押尾学被告自身が失ったものについて整理しましょう。

普通の生活

当然ながら薬物の使用はいわゆる普通の生活をいとも簡単に奪い去ります。

押尾学被告の場合もその例に漏れることはなく、この事件を機に妻子との関係は破綻してしまっています。

そして3年6ヶ月の実刑判決での服役生活を送ることになりました。

裁判にかかった時間や心身の負担も含めればとても大きな代償です。

そして前の見出しでも取り上げたように、本来誰もがもっている自由を失っていることは非常に悲しいことです。

矢田亜希子さんとの間に生まれたお子さんの成長の期間は裁判や服役の期間と重なっています。

父親としてそのお子さんの成長を見ることができなかったのは何と残念なことなのでしょうか。

社会的名誉

押尾学さんは芸能人でしたから、その影響は一般人とは段違いに大きいものでした。

一度ついてしまった薬物のイメージはそう簡単に消えるものではありません。

出所後はマスコミなどから目をつけられないようひっそりと生活する必要もあったのだとか。

人間関係

押尾学さんは2016年のインタビューの中で当時を振り返っています。

その中には大切に思っていた仲間から事件を機に売られたことの無念さが含まれています。

それだけ薬物中毒は人の価値観や考え方を覆し信頼関係を破壊してしまうということを示しているのかもしれません。

MDMAの恐ろしさ

最後に、押尾学さんが陥ってしまった薬物であるMDMAがどんな麻薬なのか解説します。

強力な作用

MDMAの正式名称は「3,4-メチレンジオキシメタンフェタミン」という長いもので、一般的にその略称で呼ばれています。

服用すると脳内でセロトニンの過剰な分泌を促し、多幸感他者との共感などの精神的な変化をもたらすようです。

他の人との共感が高まり、友好的になる作用もあるようです。

一見これらの作用には良い側面もあるため、アメリカなど一部の国ではPTSDなどの治療目的での使用が見られます。

医療技術は日進月歩で進歩しているといわれている現代においてさえ、MDMAのもつポテンシャルに頼っているのです。

この事実は、医療関係者が拠りどころとするほどの強力な作用をもっているということを示しているのではないでしょうか?

しかしながらその強力さゆえに多くの国では違法であり、日本でもれっきとした違法薬物になります。

もっともたとえ違法でない薬であってもいくらかの体へのダメージがありますから、体には絶対に入れてはいけません。

いくつかの俗称

「エクスタシー」と呼ばれる薬物について何かで見聞きしたことがおありでしょうか?

これの正体がまさにMDMAのことなのです。英語圏では特に定着している名称であり、街などで見かけたときには要注意です。

前述の通り多幸感、また高揚感に近い作用があるためこのように呼ばれているようです。

他にもその頭文字をとった「E」、「X」、「EXC」、また「玉」、「バツ」、「ペケ」などと呼ばれる場合もあります。

手軽さ

MDMAの価格は比較的安く、1錠5,000円程度で手に入れることができるようです。

そして注射や吸引など手の込んだ手法で服用するのではなく、錠剤を飲み込むだけという手軽さ。

この手軽さが他の薬物と比較してもMDMAのハードルを低くし、最初の一歩を踏ませやすいことは否めないでしょう。

被害者女性の死因はMDMA?

純粋なMDMAを服用する程度ですぐに泡を吹いて死んでしまうようでは、そもそも服毒自殺と変わりません。

決してそのようなことはなく、押尾学事件で死亡した女性の場合にはいくつかの死因が関係している可能性があります。

一つの可能性は、服用量が多かったこと。1錠を飲んだ押尾学被告に対し、この女性は3錠を服用したとのことです。

またこの女性は普段からコカインも使用しており、MDMAとのチャンポンにより危険な状態に陥った可能性も。

もう一つ考えられるのが、粗悪品のMDMAに当たってしまったということ。

MDMAはその純度が出どころによってまちまちであるようです。場合によっては有害なダイオキシンが入っているものも。

知らないうちに致死的な物質を同時に取り入れているというケースもあるということです。

まとめ

薬物に関わらないことと、その現実から目を背けることとは全く別問題です。

「自分とは関係のない遠い世界の話だ」と思っていては自分の身を守ることはできません。

特に今回解説してきたMDMAは最初の一歩を踏み出しやすい、比較的ハードルの低い麻薬です。

押尾学さんがこの薬物のために失った時間や人間関係はあまりにも大きく、人によってはそれどころでは済まないケースも少なくありません。

この記事があなたの今後の人生を薬物から守る一助になることを願っております。

本サイトの記事は犯罪に巻き込まれない、犯罪を未然に防ぐという観点から書かれたものであり、 実際に犯罪に巻き込まれた場合や身に迫る危険がある場合はすぐに最寄りの警察署までご相談ください。

■警察庁 各都道府県警察の被害相談窓口
http://www.npa.go.jp/higaisya/ichiran/index.html