薬物と注射器

コカイン所持で再逮捕された田代まさしが陥った薬物依存症の恐怖を解説!治療は不可能?身体への影響と止まらない再犯の理由とは

2019年11月6日に薬物所持で逮捕された田代まさしさん。

薬物所持が理由で逮捕されるのは今回で5回目となります。

ここ最近ではテレビやイベント、YouTubeなどで薬物依存症の恐怖を伝える活動を行っていましたが、その矢先での逮捕でした。

簡単には断ち切ることが出来ない薬物への依存はどのようなメカニズムになっているのでしょうか。

田代まさしさんが語った薬物依存の恐怖とは

ワイシャツ姿の男性田代まさしさんは薬物に依存した経験から、それを取り上げたNHKやAbemaTVのバラエティ番組に出演していました。

そこでは、自身が経験した薬物依存症の恐怖について語っています。

薬物に依存すると、常に誰かに見張られていたり、電話は盗聴されていたりするのではないかという錯覚に陥るそうです。

さらには、他人の足音を聞くと自分が追いかけられているのではないかという恐怖にも陥ることが多くなります。

これらは常に薬物を使用している人ではなく、しばらく薬物を使用していない人に起こりやすい薬物の後遺症だとのこと。

さらには刑務所に入所している間でも、薬物の快感を忘れられずに苦しい思いをしていたそうです。

ここから、一度薬物を使用すると元の日常生活には戻れなくなってしまうリスクが非常に高いことが分かります。

身体にはどのような影響があるのか

感情が不安定になる

顔を覆う女性薬物を使用すると、感情の起伏が大きくなり感情が不安定になります。

使用直後は大きな幸福感に包まれますが、薬物の効果が切れると不安になったり、イライラしたりすることが多くなるようです。

人によっては、幻覚を見たり妄想が激しくなったりすることで強いフラッシュバックをもたらすことがあります。

強い倦怠感に襲われる

パソコンを見る人薬物の効果が切れてくると、強い倦怠感や疲労感に襲われ何もやる気が起きないといった状態に陥りやすくなるようです。

これらは覚せい剤の使用中には感じることがないため、効果が切れる数時間後に突如襲ってきます

血圧が上昇する

コカインや覚せい剤を中心に、それらを使用すると血圧が急激に上昇します。

高血圧の状態が続くと、動脈硬化が進行して脳出血や脳梗塞といった重大疾病に罹患するリスクが高まるのです。

つまり、薬物の使用は将来的に病気を引き起こしやすくなるといっても過言ではありません。

全身の機能が低下してしまう

薬物依存症は全身の機能低下につながってしまいます。

視力が低下したり、最悪の場合には失明にまで至ってしまったりするというのは機能低下の一例といえるでしょう。

さらには記憶力の低下や認知障害、手足の痙攣が発生するなど、日常生活をまともに送ることが出来なくなってしまうのです。

また、呼吸機能や生殖機能などの人体機能が低下することで、それに付随した病気を発症しやすくなります。

再犯の理由は?

線路に座って悲しむ女性薬物使用の再犯が後を絶たない最大の理由は、一度味わった快楽を忘れられないという精神的要因によるものです。

厚生労働省医薬・生活衛生局の「最近の薬物情勢について」によると、薬物依存者は13,841名(平成28年)に上ります。

さらには同調査より、近年流通量が増加している覚せい剤使用者の再犯率は64.9%(平成28年)と非常に高い数値といえるでしょう。

ここでポイントとなるのは、薬物依存症の人は日常生活で解消出来ない大きなストレスを抱えている傾向があるということです。

そして、そのストレスを解消するために薬物に手を出す人が後を絶たない状況になっています。

薬物の使用で得られる幸福感や高揚感は何ものにも代えがたく、これらの感情は脳に半永久的に刻まれるのです。

こうなってしまうと、自身が薬物を断ち切りたいと思っていても簡単にはそこから抜け出せなくなってしまいます。

たとえ一時的に薬物依存を断ち切ることが出来たとしても、薬物のことを突然思い出してしまうことが多いようです。

その結果、再度薬物に手を出してしまい逮捕されるという悪循環に陥ってしまう人が続出しています。

薬物依存の治療法はあるのか

薬物依存を根本的に治療する薬はない

医師まず初めに理解しておかなければいけないのは、薬物依存を根本的に治療する薬はないということです。

ただし、薬物を使用することで発生する幻覚や睡眠障害などは、一時的にそれらの症状を緩和する特効薬が存在します。

それを使用することで、一時的に薬物依存による症状を抑えることが出来るのです。

しかし、特効薬の効果は永続的に続くものではないので、効果が切れたら再度服用しなければいけません。

日本を含め世界では薬物依存症に対する薬の治験が実施されてきましたが、その効果はあまりありませんでした。

ここから、日本を含め世界では薬による治療法が確立していないといえます。

DARC

日本では、薬物療法以外に薬物依存者の社会復帰を支援するDARC(Drug Addiction Rehabilitation Center)という施設を利用するというものがあります。

ここでは薬物依存に悩む人々が共同生活をしながら、薬物から脱却するプログラムを経て、社会への復帰を目指すのです。

現在、DARCもしくはそれに準じる施設は日本全国に70か所以上あります。

入寮費は所在地によっても多少の誤差がありますが、おおよそ1か月10万円前後が相場で、多くの人が入寮しているようです。

薬物依存者が失うもの

友人や家族など大切な人

アジア人女性薬物依存がひどい場合、友人や家族などを失うことにつながってしまう恐れがあります。

薬物を使用することで感情の起伏が激しくなることで、周りの人へきつく当たったり、時には暴力を振るったりするのです。

その結果、友人・家族・恋人などが本人の周りから避けるようになってしまうことが多くなります。

特に薬物所持や使用によって逮捕された人の場合、大切な人との関係を修復することは非常に困難です。

時間

時間薬物を使用して懲役刑が科された場合、刑務所で服役しなければいけません。

覚せい剤の使用を例に取り上げると、覚せい剤取締法では最低でも1か月~10年以下の懲役刑が定められています。

先述の通り、覚せい剤をはじめとした薬物は依存性が非常に強いことから、再度犯罪に手を染める人が多いのです。

その結果、何度も懲役刑を受けなければいけなくなりますので、人生の限られた貴重な時間を消費してしまいます。

職や地位

逮捕されたことが原因で職場から解雇されるというケースも多くなっています。

そうなった場合、長年かけて築き上げてきた地位も一瞬で消え去ることになってしまうでしょう。

現代の日本社会では、前科歴のある人物を採用することには消極的であるといえます。

薬物の使用以外には全く問題がなくたとえ能力が高い人であったとしても、この傾向は変わりません

さいごに

ボールペンのペン先アップ薬物から脱却出来ないのは本人の意志が弱いからであるという意見が聞かれますが、これは誤りです。

薬物依存症は人間の精神にまで入り込んでくる性質を持ち、その状態が半永久的に続くことかられっきとした病気といえます。

薬物は使用することで一時的な快楽は得られますが、それ以外は自身を生涯苦しめ続けるものなのです。

それに対して、社会はダルクを代表例に薬物依存症から脱却出来るような支援体制を整える動きが見られます。

しかし、私たちがいつどこで薬物依存症の当事者になるかは分かりません。

手を出さないことはもちろんですが、薬物やその依存症をはじめとした知識を身につけておくことが重要な対策法です。

本サイトの記事は犯罪に巻き込まれない、犯罪を未然に防ぐという観点から書かれたものであり、 実際に犯罪に巻き込まれた場合や身に迫る危険がある場合はすぐに最寄りの警察署までご相談ください。

■警察庁 各都道府県警察の被害相談窓口
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