2019年3月に大麻の使用によって麻薬取締法違反で逮捕されたマルチタレントのピエール瀧さん。
様々な分野で活躍されていたことから、この逮捕による影響は多方面にわたり、ワイドショーを連日賑わせていました。
そんな順風満帆なタレント人生を歩んできたであろうピエール瀧さんがコカインに陥ってしまった理由は何だったのか。
そして、コカインを使用した場合にはどのような影響やそれの裏側までを見ていきましょう。
ピエール瀧がコカインを使用した背景や使い始めた時期は?
ピエール瀧さんがコカインを使用した理由は「多忙によるストレスを解消したかったから」というものでした。
20代の頃からコカイン以外にも大麻を使用していた供述もしており、これは所属していた電気グルーヴの活動初期にあたります。
1990年代のグループ絶頂期やテレビや映画の出演などが重なり多忙を極めた結果、薬物に手を出してしまったようです。
逮捕までのおよそ30年、一時的に薬物の使用を控えていたこともあったそうですが、それでも断ち切ることは出来ませんでした。
芸能人は密売人に狙われやすい?
芸能人が薬物使用によって逮捕されたというニュースを目にする機会は多いかもしれません。
有名人が逮捕されるたびに、次に逮捕されるのは誰なのかという話題が出ることもしばしばあります。
実は芸能人を狙ってコカインや覚せい剤などの薬物を持ち寄ってくる密売人も存在するようです。
多忙を極めストレスを抱えることの多い芸能人をターゲットにして、長期的な関係を築いていきます。
密売人はクラブに現れることが多く、そこは芸能人も多く出入りすることから接点になりやすい場所と言えるでしょう。
コカインが心身に与える影響
気分の変化が激しくなる
コカインは使用直後に気分がスッキリしたり興奮したりするなど、気分が急激に高揚します。
これは覚せい剤やその他薬物と同様の効果で、効果が切れてくると鬱に陥ったりイライラしたりするのです。
先述の通り、過度なストレスを抱えている人がそれを解消することを目的にコカインに手を出しています。
そして、コカインの効果が切れてしまうとストレス解消のために再び使用してしまうのです。
やる気が起きなくなる
コカインの効果が切れてくると倦怠感や無気力になるなど、やる気が起きなくなってしまいます。
これも他の薬物と共通する点で、薬物を使用するまではこの状態が継続的に続くのです。
コカインを使用すれば一転し、急激にやる気に満ち溢れた状態になるでしょう。
幻覚症状が現れる
コカインの使用によって、幻覚症状に見舞われたり極度の被害妄想に陥ったりしてしまう事例が見られます。
例えば、全身を虫が這いずり回る感覚になってしまうことや、誰かに常に監視されている・追いかけられているといった妄想です。
そのような状態になってしまえば、精神が不安定となるだけでなくパニック障害を引き起こしてしまうこともあります。
コカインの副作用による不安定な状態を解消するためには薬物を使用するしかありません。
病気に罹患しやすくなる
身体中に悪影響を及ぼし、病気に罹患する可能性が高めてしまうのもコカインの怖いところです。
具体的には、脳卒中や脳出血といった脳疾患から腎臓や肝臓などの臓器に関わる病気に繋がる恐れがあります。
さらには血圧上昇によって、上記以外の病気を引き起こすきっかけにもなりかねません。
死に至るケースもある
コカインを大量に摂取することで、死に至るケースも散見されます。
これは継続的な使用によってけいれんを引き起こしてしまうことや、先述の様々な病気が悪化してしまうことが原因です。
コカインに限らず大半の薬物を使用していると、耐性がついて慣れてきます。
その結果、より強力な効果を得たい場合や繰り返し使用したいという欲におぼれ、身を滅ぼしてしまうのです。
あまり知られていないコカインの裏側とは?
コカインの原料と流通経路
コカインの原料は、コカの木という南米原産の灌木になります。
コカインは原産地である南米で密かに栽培されているため、日本国内の流通量はあまり多くない点が特徴的です。
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