Macのウイルス対策の必要性 | ウイルス感染の症状と確認方法も

近年人気が高まっているMacのPCは以前から「ウイルス対策が不要」といわれてきました。

しかし、Macは本当にウイルスの心配はないのでしょうか。

今回はMacでウイルス対策が必要なのかどうかをウイルスに感染した場合の症状などにも触れながらご紹介します。

Macのウイルス対策は本当に不要なのか?

コンピューターのセキュリティ

Apple社が開発・提供しているMacは人気の高いPCです。

また「ウイルス対策が不要」という話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

ただ「本当にウイルス対策が不要なのか」という疑問もあるでしょう。

ここではまずMacにウイルス対策が本当に不要なのかどうかをセキュリティが高いといわれる理由に触れつつ見ていきます。

Macのセキュリティが高いといわれるのは?

Macにまつわる噂でよく聞かれるのが「セキュリティが高いからウイルス対策が必要ない」というものです。

セキュリティソフトの宣伝であるならまだしも、パソコン自体のセキュリティが高いと聞くと魅力的に感じるでしょう。

Macのセキュリティが高いといわれるのは世界全体のPCで検出されるウイルスの少なさによるものです。

マカフィー社によると2017年末現在、Macで検出されたウイルスは約75万種で世界全体で検出される数の1割程度になっています。

またMacがデフォルトで非常に優秀なセキュリティ対策が施されていることでも有名です。

Apple社が2006年以降のCMで「対策が不要」と宣伝してきたため「セキュリティが高い」といわれてきました。

ほかにもMacは世界で稼働しているPCでもシェアが1割程度と、9割を占めるWindowsに比べると比較的低いことも理由です。

シェアが低い分、ウイルスに感染した件数の報告も少ないといえるでしょう。

Macに感染するウイルスはシェアの増加に伴い増え続けている

以上の理由から、Macは「ウイルス対策が不要」とよくいわれます。

しかし残念ながらMacユーザーを狙ったウイルスも存在し、数も年ごとに増えてきているのが現状です。

マカフィー社が公表した約75万種の数字も、前年の2016年末時点で約45万種であったため約1.7倍に増えています。

なおMacで検出されるウイルスの種類は2016年の第3四半期から急増し、次の第4四半期(2016年末)には3倍となりました。

加えてMacの人気が急上昇してシェアも増えてきています。このため今後Macを狙ったウイルスに感染するリスクも高まっていくでしょう。

Macがウイルスに感染すると起きる症状とは?

仮にMacにウイルスが感染すると、いったいどのようなことが起きるのでしょうか。

事前にウイルスの感染ルートや感染した際の症状を知っておくことが大切になります。

ウイルスの感染ルートとは?

Macにウイルスが感染するのはネット上で偽物のセキュリティソフトなどをダウンロードした際が多いです。

具体的にはMac Appli Store以外でセキュリティソフトを装ったものをダウンロードした場合が挙げられます。

また怪しいWebサイトでコンテンツをダウンロードして感染する場合もあるため注意が必要です。

閲覧するだけで感染するサイトもあるため怪しければ避けた方が良いでしょう。

他にもメールなどに添付されている正体不明のファイル・リンクを経由して感染する場合もあります。

ウイルスに感染することで起きる症状とは?

感染した場合の症状としてまず挙げられるのが、Macパソコン自体の動作に異常が見られるというものです。

具体的には、待ち受け画面で動作が非常に遅くなったり画面が前触れもなく勝手に閉じたりするなど、操作の面で不具合が発生します。

またSNSのアカウントが乗っ取られ覚えのない投稿が発信されたり、金融機関などに登録した個人情報が流出したりすることも多いです。

他にもメールアドレスの乗っ取りによって、他のパソコンにウイルスが広まるケースもあります。

Macに感染するウイルスには何があるのか?

Macに感染するウイルスの中には世間のニュースを騒がせて有名になったものもあるため注意が必要です。

主なウイルスとして、以下のようなものが挙げられます。

ランサムウェア

2017年5月に世界中を騒がせたことで有名になりました。

身代金要求型ウイルス」とも呼ばれ、アカウントのロックや内部データの暗号化などを行いロック解除の条件として金銭を要求します。

中にはお金を払ったにもかかわらずロックを解除しない悪質なケースも見られるために厄介です。

マルウェア

コンピュータに侵入して悪影響を与えるウイルスやプログラムを指します。マルウェアがもたらす被害は種類によってさまざまです。

例えばトロイの木馬の場合、感染後しばらくしてから個人情報を漏洩したりスパムメールを配信したりするように外部から操作されます。

ほかにもワームのようにMacのファームウェアを勝手に書き換えるケースもあり悪質です。

オンライン銀行詐欺ウイルス

オンライン銀行(ネットバンク)のパスワードなど認証に必要な情報を盗むウイルスで、金融機関を装ったメールを通じて感染します。

セキュリティソフトの監視すら避けるという点でも厄介です。

感染後にユーザーがネットバンクの個人ページなどにアクセスした際、偽の認証画面を使って個人情報を盗み出します。

遠隔操作ウイルス

感染したパソコンをリモート操作して、保存してある個人情報を盗み出したり迷惑メールの発信源にしたりするウイルスです。

一時期はサイバーテロの道具としても使われたことがあります。

セキュリティソフトに検出されにくい性質があるため、ウイルス自体も非常に厄介です。

Apple社をかたったウイルス

他にもApple社の名前をかたってログインさせ、個人情報などを盗み取るウイルスも存在します。

Apple社を名乗るメールのリンクにアクセスさせる手口であるためApple社の発表などを確認して手を出さないようにするべきです。

ウイルス感染を確認するには?

安全地帯といわれてきたMacでウイルスの感染が増えていると聞くと、ご自身のパソコンについても心配でチェックしたくなるでしょう。

ウイルスの感染を確認するには、セキュリティソフトの無料体験版を活用する方法やチェック用のコードを入力する方法があります。

セキュリティソフトの無料体験版を活用

感染を確認する方法の1番目がセキュリティソフトの無料体験版を活用することです。

セキュリティソフトにはノートンなど評判が高いものの有料のものが多く見られます。

体験版は期間限定ではあるものの有料版と同じ機能を利用できる点が長所です。

このため、ウイルスの感染を確認できるうえ、期間中はウイルスからパソコンを守ってくれます。

トロイの木馬の場合:ターミナルでチェック用のコマンドを入力

トロイの木馬についてはユーティリティフォルダ内部にあるターミナルを起動してチェック用のコマンドを入力するのが有効です。

「defaultsread/Applications/Chrome.app/Contents/Info LSEnvironment 」(Google Chromeの場合)と入力し、ブラウザ「.app」の前を書き換えます。

入力して最後に「does not exist」と記されているのが確認できれば大丈夫です。

iWormの場合:フォルダでチェック用のコマンドを入力

iWormの場合もチェック用のコマンドを入力します。

メニューから「移動」、さらに「フォルダへ移動」を選んで「/Library/Application Support/JavaW」と入力する流れです。

その後で「移動」を選び、見つからなければウイルスに感染していないことを意味します。

Macで手っ取り早くできるウイルス対策と安全性は?

Macを使っている以上、なるべく簡単かつ手っ取り早くできるウイルス対策を知っておきたいものです。

簡便なウイルス対策だけでも、かなり強い予防策になります。

警告メッセージは無視

最初に挙げられるのが怪しい警告メッセージは無視することです。

サイトの閲覧中、時折セキュリティの脆弱性などを知らせる警告メッセージが出てきます。

これらのメッセージはいずれもユーザーの不安を煽り、ウイルスを送り込もうとする罠です。

このため警告メッセージは無視することが、ウイルス予防の第1歩となります。

OSやブラウザを常に最新版にする

パソコンのOSや日頃使うネットのブラウザを常に最新版にするのもおすすめです。

OSやブラウザがアップデートされるのは、脆弱性をなくしてウイルスが侵入する隙を与えない目的があります。

ファイアウォールの設定

内部ネットワークを外部からの不正アクセスから守るファイアウォールを有効設定にしておくのも効果的な方法です。

Macでは環境設定で有効にできるため、日頃から有効モードにして備えると良いでしょう。

Macに適したウイルス対策ソフトとは?

上記のウイルス対策を施すだけでも、ウイルスの予防策になります。

しかし万が一感染した際に備えて、ウイルスを駆除できるセキュリティソフトをインストールしておくと安心です。

特におすすめのソフトとして、以下にご紹介する3種類のソフトがあります。

アバスト for Mac

無料で利用できるセキュリティソフトの代表です。

動作が軽い状態を維持できたりウイルスの検知率が高めだったりと、無料ながら高い信頼性を誇ります。

加えてマルウェアなどに対してリアルタイムで監視する点や、Wi-Fiで異常がある場合はすぐ知らせてくれる点でもおすすめです。

ノートン

シマンテック社が提供している世界で最も高いシェアを誇るソフトです。

機能が豊富で防御性も高くデータ管理やクリーニングもしてくれるため、PCの負荷を軽くする上でも役立ちます。

また未知のウイルスへの監視を怠らない点や、万が一駆除できなかった場合に返金保証がある点も人気の秘密です。

eset

日本ではキャノンが提供しているソフトで非常に動作が軽いことで高い評判を誇っています。

国内でも総合満足度が非常に高く、サポートも丁寧で安心して相談できる点でも人気が高いです。

有害サイトへのアクセスを防ぐペアレンタルコントロールが付いており、子供が使うPCでも安心してインストールできます。

このため家族で1台のパソコンを使う際や小さい子供にパソコンをプレゼントする際におすすめです。

まとめ

Macはセキュリティが高く、ウイルス対策が必要ないといわれてきました。

しかし、シェアの高まりや検出されるウイルスの増加でウイルス対策は必要になっている状況です。

OSやブラウザを最新版にしたりファイアウォールを有効にしたり予防できます。

ただ、感染した場合に駆除できるようにセキュリティソフトも入れるのがおすすめです。

Macといえどもウイルス対策が欠かせません。日頃から入念に予防策やスキャンを欠かさないことが大切でしょう。

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