国をまたいで広がる感染症を多くの人が心配する中、またしても覚せい剤の恐ろしさを思い知らされる報道がなされました。
それが、人気シンガーソングライター槇原敬之さんの逮捕です。
既に平成を代表する押しも押されもせぬ超大物アーティストの二度目の逮捕は、各方面に多大な影響が出ることは避けられません。
防犯工房では、彼の最初の逮捕を含め多くの著名人が直面してきた状況を通して薬物の脅威について警告してきました。
この記事でも、槇原敬之さんをしつこく社会から遠ざけ苦しめる薬物の怖さについて考察していきたいと思います。
またも逮捕
2019年には多くの芸能人が薬物関連で逮捕されたという報道がなされました。
今回、超大物アーティストが逮捕されたこともまた多くの人にショックを与えるものとなっています。
覚せい剤所持の疑い
2020年2月13日夕方、槇原敬之さんは東京都渋谷区の自宅にて逮捕されました。容疑は覚醒剤取締法違反、及び医薬品医療機器等法違反。
覚せい剤だけでなく、通称RUSH(ラッシュ)と呼ばれる液体の指定薬物を自宅にて所持していた疑いがもたれています。
今後更なる捜査や訴訟がなされていく見込みであり、目が離せない状況です。
過去にも逮捕歴
既にふれている通り、槇原敬之さんは今回の逮捕が初めてではありません。
平成初期に華々しくデビューしキャリアを積み重ねていた槇原さんは、9年が経とうとしていた頃覚せい剤所持で逮捕されました。
音楽業界においては無期限の活動中止が決定されるなど大きな影響が出ました。
回収される前に彼のCDを買いに走ったファンが多かったなど、不思議な光景が見られることもあったのだとか。
そんな過去があるだけに、ショックを受けると同時に「やっぱりか」という複雑な心境になる人は少なくないのではないのでしょうか。
2回目の逮捕の経緯
今回の逮捕に至った経緯についてまとめていきたいと思います。
容疑は2018年から
警視庁また報道によれば今回の逮捕の容疑は2018年3月30日にまで遡るとのこと。
2年前の容疑がようやく逮捕に結びついたということで、非常に慎重に捜査が進められていたことが窺えるのではないでしょうか。
当時彼は東京都港区のマンションに住んでおり、少なくとも二種類の薬物を所持していたという疑いがもたれています。
一つは通称RUSH(ラッシュ)と呼ばれる指定薬物である亜硝酸イソブチルを含む液体約64.2mL。
もう一つは後日同様に見つかった粉末状の覚せい剤0.083gです。
事務所の元代表の影響
今回の一連の逮捕に大きく関わっているのが、槇原さんの所属事務所の元代表である奥村秀一さん。
彼は実質、槇原さんが薬物に手を染める最初のきっかけになった人物として知られています。
彼は2018年3月の時点で一足先に逮捕・起訴されており、既に懲役2年執行猶予3年の有罪判決が下っています。
同じ時期に捜査されており槇原さんも同様の容疑がかかっていたのですが、当時は本人が不在であったため逮捕に至らなかったとのこと。
一度目の逮捕の時には2人同時に逮捕されたことで、友人以上の親密な関係にあることが明るみに出た過去をもつ槇原さんたち。
2018年の報道に注目していた方たちにとっては、まさに悪い予感が的中してしまった形ではないでしょうか。
社会への影響
超がつくほどの大物アーティストですから、その影響は計り知れません。
損害額は10億円超え
槇原さんは知名度だけでなく活動の範囲が非常に幅広いミュージシャンです。
まずは自身の発売を控えたアルバムやツアーなどの計画が白紙になるのは確実でしょう。
さらにその上数々のアーティストの作品にも関わっています。
それらを含めた槇原さんの活動中止による損害額は、優に10億円を超えるという情報も。
それだけビッグな存在であっただけに社会から問われる責任は大きなものといえるでしょう。
楽曲提供先にも影響が
類まれな作曲センスにより数々の楽曲を多方面に提供している槇原敬之さん。
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