個人宅において、防犯対策を行っている方はどのくらいいるでしょうか?
読者の中にはすでに防犯カメラを設置しているという方もいるかもしれませんね。
また、まさに今設置を検討中という方もいるのではないでしょうか。
しかし、実際に防犯カメラを設置しても録画方法や保存期間などよくわからない…ということが考えられます。
そこで今回は、現代において需要が増している防犯カメラについて、録画機能付きのおすすめ機種と設置方法、そして犯罪の証拠となる録画時のポイントなどをご紹介します。
防犯カメラが必要な時代
犯罪が多様化する現代社会において、一般市民が犯罪に巻き込まれるケースも多くなってきました。
一般住宅においても、空き巣などの窃盗や放火、いたずらによる器物破損により被害を被るケースが増加しています。
このような被害に遭ってしまった場合に重要な証拠となりうるのが防犯カメラの映像です。
また、防犯カメラには、そこにカメラがある事により犯罪者がその家を狙う事を避けるという犯罪防止効果もありますね。
本記事でしっかりと防犯カメラの録画映像の重要性を理解し、防犯対策に役立てていただければと思います。
防犯カメラのおすすめ機能
まずは防犯カメラを選ぶ上でのおすすめ機能について説明します。
一口に防犯カメラと言ってもその価格などによって機能が変わってきますので、まずはどんな機能があるのかを知ることが大切です。
機能も機種によってさまざまなので、どの機能を優先したら良いのか迷うところでしょう。
防犯カメラの機能の中から、付いていると特に重宝するおすすめ機能を挙げてみましょう。
広角レンズ
防犯カメラでまずおすすめの機能は広角レンズです。
広角レンズとは一般的に60度から100度の撮影角を持つレンズを指します。
広角レンズ搭載のカメラを用いる事によって一台のカメラで広い範囲を撮影する事が可能になるのです。
また、広角カメラは2.8mmから12mmのサイズのレンズを使用しており、このレンズのサイズが小さくなるほど広い範囲を撮影できます。
広角カメラを設置する事により不審者の動作の一部始終を撮影することができるというわけです。
また広角カメラは犯罪者が嫌う傾向にあり、犯罪者から見て撮影可能範囲が解りにくいのも特徴ですね。
広角カメラを設置する事でそもそも犯罪者から狙われにくくなるという利点もあります。
夜間撮影機能
防犯カメラを選ぶ際におすすめできる機能の2番目は夜間撮影機能です。
通常の防犯カメラは採光が少ない場面では白黒撮影を行う事で撮影感度を上げます。
しかし全く光が無い状態においては全体が暗くなってしまい、状況の判別が困難になってしまうのです。
これに対し、夜間撮影機能を持った防犯カメラでは、赤外線による撮影を行う事で全く光が無い状態でも状況の判別ができるようになります。
犯罪者は見つかりにくい深夜に行動する事も多いので、夜間撮影機能は効果的な機能といえるでしょう。
またセンサーライトが付いているモデルもあり、こちらは人影を察知してライトが点灯するので、犯罪者を怖がらせる効果もあります。
録音機能
防犯カメラがアナログからデジタルに進化しネット対応が進んでいく中で、音声の録音も可能な防犯カメラも増えてきました。
防犯カメラの映像に音声が加わる事により、映像の証拠としての価値が高まるケースは多いといえるでしょう。
例えば犯人グループのメンバーが仲間の名前を口走った事により人物が特定できるケースです。
また、傷害事件などの場合、音声も入っている事によりその状況が解り易くなるでしょう。
防犯カメラは音声録音機能付きのタイプが一般的となりつつあるともいえるかもしれません。
おすすめの防犯カメラ3機種
次におすすめの防犯カメラの機種を実際に取り上げてみましょう。現在は防犯カメラも多様な機種が発売されており、どれを選べば良いのか迷ってしまうかもしれません。数多い最近の防犯カメラの中からおすすめできる機種を3種類ピックアップしてみました。
マザーツールMTDW308AHD
おすすめの防犯カメラ、1機種目はマザーツールのMTDW308AHDです。
この機種は撮影角が88度の広角カメラとなっています。
また赤外線照射機能を搭載し、採光の無い夜間も撮影可能なのもいいですね。
さらにデイ/ナイト機能により夜は白黒映像に変えたり、シャープネス・ホワイトバランス・ブライトネスなどの調整により画像の調節をする事が可能。
そして何よりも、1万円代で購入できるので、初めて防犯カメラを設置しようと考えている人にも大きな魅力といえるでしょう。
セレンSAHN281
おすすめの防犯カメラ、続いてはセレンのSAHN281です。
この機種はドーム型の防犯カメラで、撮影角度は最大95度となっています。
こちらのカメラも赤外線LEDランプを20個搭載する事により、夜間の暗闇でも最大20mの距離を撮影する事が可能です。
約210万画素の解像度は防犯カメラとしては高性能といえるでしょう。
オートアイリス・ホワイトバランス・逆光補正などの機能が付いていて、自動で見やすい画像に補整します。
パナソニックWV-S3530J
おすすめの防犯カメラ、最後はパナソニックのWV-S3530Jです。
こちらの機種もドーム型の防犯カメラで、最大角109度まで撮影可能な広角レンズとなっています。
解像度は約240万画素で、音声録音も可能です。
移動する被写体の位置をカメラが認識し、顔の部分のみを高画質データで記録する事も可能です。
音検知機能も付いていて、付近に異音を感知する事によりアラーム音を発する事もできます。
犯罪を未然に防ぐ機能も付いたカメラといえるでしょう。
防犯カメラ映像を証拠にする上でのポイント
おすすめの防犯カメラを3機種取り上げてきましたが、次に防犯カメラを設置する時に押さえるべきポイントを2つ挙げましょう。
防犯カメラの映像はいざ犯罪に巻き込まれた時に犯罪者の罪状を決定づける証拠にもなり得るものです。
しかしその設置方法に間違いがあると、せっかく防犯カメラで撮影をしていてもその映像が証拠として使えないという結果を招きかねません。
防犯カメラの設置時には以下の点に注意しましょう。
玄関及び死角に設置
防犯カメラを設置する上でのポイントの1つ目は設置場所です。
自宅の外部に防犯カメラを設置する場合、まず玄関に1台設置しましょう。
玄関に死角がある場合、不審者が玄関から侵入する場合も少なくありません。
玄関の目立つ位置に防犯カメラがあればそれだけで防犯効果も期待できます。
また外周で死角になっている位置があればその場所にも必要です。
空き巣などは死角を狙って侵入しますので、侵入者にカメラに映らない位置から侵入されるという事がないようにしましょう。
録画は高画質で
防犯カメラを選ぶ際には、可能な限り解像度の良いカメラを選ぶようにしましょう。
防犯カメラの映像は犯罪被害時の証拠目的として撮影するものです。
せっかく撮影した映像でも犯人の顔が判別できなければ証拠として不充分となる可能性もあります。
また、解像度が良ければ車両のナンバー判別など有力な証拠に繋がる可能性もあるため、こだわりポイントです。
防犯カメラ映像の保存期間はどうする?
防犯カメラのおすすめ機種や設置時のポイントなどについて取り上げてきましたが、最後に防犯カメラの映像の保存期間についてお伝えします。
もちろん、もし可能なのであれば、出来る限り長く録画映像を保存する事がベストだといえるでしょう。
しかし、特に個人宅に防犯カメラを設置する場合、録画の媒体に大きな費用を掛けられないのが一般的です。
そのため一定期間ごとに映像を消す事が多くなると思われます。映像を保存する期間は以下の通りです。
住宅用は1週間から10日が目安
個人宅に防犯カメラを設置する場合にふさわしい動画の保存期間は1週間から10日とされています。
防犯カメラで録画された映像は多くの場合、SDカードやHDDといった媒体に保存されることが多いです。
こういった媒体には容量の制限があり、画素数の高い画像を無限に保存していく事はできません。
画素数を下げればより多くのデータを保存する事が可能となりますが、画素数を下げてしまって証拠に意味をなさなくなっては元も子もありません。
200万画素くらいの解像度で1週間から10日保存できる容量の録画媒体を用意しましょう。
HDD増設で保存期間アップ!
防犯カメラの映像を保存する媒体としてはSD、HDD、SSDなどが挙げられます。
この中でのおすすめはHDDだといえるでしょう。HDDはSDやSSDに比べてより安価で大きな容量のデータを保存できます。
HDDを増設する事により、高画質の映像をより長く保存する事が可能になります。
まとめ:防犯カメラの設置を検討してみよう!
この記事では近年必要度が増してきている防犯カメラについて取り上げました。
いかがでしたでしょうか?防犯意識を高め、効果的に防犯カメラを使う方法がお分かりいただけたかと思います。
個人宅でも防犯カメラを取り付ける事により犯罪被害時の重要な証拠を押さえる事が可能です。
また、防犯カメラの映像を証拠として有効にするには死角を無くす事や解像度を保つ事も考慮しなければなりません。
自宅を守るためには防犯カメラ設置のポイントを理解することも必要です。
機能も様々な防犯カメラ、何を優先ポイントとして購入するかはぜひご家族で話し合ってみてくださいね。
おすすめの防犯カメラもご紹介しましたので、検討中の方はぜひ参考にしてしっかりと防犯対策をしましょう。