ストーカーや通り魔、無差別殺傷事件などの事件が後を絶たない昨今。
理不尽な犯罪に巻き込まれないためにも様々な防犯グッズで自己防衛をしておくことは大切なことです。
護身術が使えればそれに越したことはありませんが、マスターするのは中々難しいでしょう。
そうした特別な技術がなくても身を守ることができるのが防犯チョッキです。
あまり私たちの生活になじみのない防犯アイテムと思われがちですが、実はその機能は大変優れています。
今回は、そんな防犯チョッキの選び方のポイントや、ナイフやは物から身を守るためにおすすめの素材などを徹底解説!
身を守る防犯対策をお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
防犯チョッキは直接的に身を守ってくれるアイテム
防犯チョッキは特殊な繊維や金属で作られており、通り魔などに襲われたときに身を守ってくれる防犯アイテムです。
洋服の下に着ることができるので、年齢や性別問わず使うことできます。
刃物を使った凶悪犯罪のニュースが毎日のようにニュースで流れていると、いつ自分の身に降りかかってくるかと不安になることもあるでしょう。
そうした不安を和らげるためにも、防犯チョッキは一役買ってくれる防犯アイテムといえます。
日本では防刃タイプの防犯チョッキが適している
一言に防犯チョッキといっても、刃物に強い防刃(ぼうじん)タイプから防弾機能のあるものまで様々です。
防弾チョッキは多くの人が聞いたことがあるかと思います。
ドラマや映画の刑事ものには頻繁に登場する銃弾から身を守るアイテムですね。
銃規制のある日本では、軽量で着ていても目立ちにくい点からも防刃タイプのものが適しているでしょう。
読んで字のごとく、刃物を貫通させない素材でできているのですが、その素材も様々です。
いざ持っておこうとしても、どんなものを選んだらよいか悩んでしまうのではないでしょうか。
まずは防犯チョッキの選び方を紹介します。
防犯チョッキの選び方
防刃タイプの防犯チョッキも多種多様ですから、ご自身の目的に合ったものを選ぶことが大切です。
続いては防犯チョッキを選ぶ際のポイントや注意点についてお話していきます。
素材で選ぶ
防犯チョッキの素材にはケブラー繊維やスペクトラ繊維、繊維強化プラスティック、超強力ポリエチレン繊維、金属素材などがあります。
近年の技術の進化で防犯チョッキの軽量化も進んでおり、インナーとして着用できるものも増えてきています。
多少動きにくくてもあらゆる刃物から身を守りたい場合は強化樹脂や金属素材の防犯チョッキがおすすめ。
万が一の時のために普段から対策をしておきたい、という方には特殊な繊維で織ったアンダーシャツタイプがおすすめです。
形状で選ぶ
服の下に着用できるインナータイプからスーツの下に着るベストタイプ、警備員などが着用しているようなしっかりと厚みがあるタイプなどがあります。
そのほかにも、防刃素材で作られたエプロンやトレーナー、ストールなど様々なアイテムがあるので、目的に応じて選ぶと良いでしょう。
強度で選ぶ
防犯チョッキにも規格があります。商品の強度を確認したいときにはチェックするようにしましょう。
有名な防犯チョッキの規格としては、アメリカのNIJ-STD-0115.00というものがあます。
これは片刃、両刃のナイフとアイスピックを既定のエネルギーで落下させて刃物が貫通しないかが指標です。
刃物を落下させるエネルギーによってレベルがⅠ~Ⅲに分類されていて、強度を測定する基準となっています。
なお、レベルⅠ、レベルⅡ、レベルⅢとなるにつれて強度は強くなるので、選ぶ際には確認してみてください。
防犯チョッキにも弱点はある
刃物で切り付けられた時には効果を発揮しますが、キリのような先端がとがった刃物で突き刺された場合は、貫通してしまうこともあるようです。
突き刺し被害に対してもしっかり対策をしておきたい!という方は、強化樹脂や金属のパネルが挟み込んである強度の高いものを選ぶようにしましょう。
男性におすすめの防犯チョッキ
ここからはおすすめの防犯チョッキをご紹介していきます。まずは男性におすすめの防犯チョッキからみていきましょう。
セーフティインナーベスト
重さ 320g(Mサイズ)
素材 超高強力ポリエチレン繊維
価格 25,143円(税込)
引用元:http://www.kyotonishijin-yoroi.jp/product/innervest.html#iv
こちらの商品の特徴は業界最高水準の超高強力ポリエチレン繊維を、京都西陣織の製織技術で織り上げた防犯チョッキであることです。
独自の耐刃防護生地は、文部科学大臣賞を受賞して注目を集めています。
ベスト本体はメッシュ生地で通気性も良く、シャツの下にも違和感なく着用できるので、スーツなど仕事着のインナーとしても着られます。
長時間着ても疲れにくく、タクシーの運転手の方や警備員、弁護士の方などにも愛用されています。
通気性がいいのも男性にとっては嬉しいですね。
JPシリーズ「防刃」ベスト フリーサイズ C-01(ni1a011)
重さ 1.7㎏(フリーサイズ)
素材 ケプラー繊維と特殊強化樹脂の複合パネル
価格 42,953円(税込)
引用元:https://store.shopping.yahoo.co.jp/griptone/c-1.html?__ysp=6Ziy5YiD44Km44Ko44KiIOa1t%2BWkluaXheihjA%3D%3D
こちらもスーツの下に着用できるベストタイプの防犯チョッキです。
樹脂製の防刃板(パネル)が前後に挟み込んであり、ナイフはもちろんアイスピックの攻撃も防いでくれます。
パネルなしのものより防犯効果が高まりますが、硬さあるため着心地は違和感を感じるかもしれません。
防刃ベストシークレットタイプ (前後パネル入)アイスピック対応インナータイプ日本製
素材 特殊合金
価格 28,600円
引用元:https://soko.rms.rakuten.co.jp/gscshop/kp_vest_secret_fro_bk/
特殊合金のパネルが前後に入ったこちらの防犯チョッキは、服の下に着られるのに高い防刃機能も持っている優れもの。
警備会社のスタッフからも好評のようです。NIJ-STD-0115.00レベルⅠをクリアしています。
防刃 ベスト アーマーベスト レベルⅡ
重さ 2.42㎏
素材 ARMOR-L2鋼
価格 73,128円(税込)
引用元:https://item.rakuten.co.jp/boutaikan/164/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_109_1_10000237
NIJ-STD-0115.00の試験で防刃レベルはⅡを、アイスピックと片刃の試験ではレベルⅢをクリアしている、最高水準の防犯チョッキです。
包丁に使用される鋼より高い強度のARMOR-L2鋼を防刃パネルとして採用。
薄さはわずか0.6㎜と薄いのにしっかりとした防刃性があるのが魅力ですね。
薄ければ薄いほど着心地の違和感はありませんが、通常なら強度が落ちてしまうもの。
それをクリアしたこちらの商品は防犯効果として一番おすすめできそうですが、難点は重さです。
防刃ポロシャツ
重さ 680g(Mサイズ)
素材 スペクトラ繊維
価格 25,146円(税込)
引用元:http://www.kyotonishijin-yoroi.jp/product/safetycool.html#T-shirt-l
スペクトラ繊維にファイバーグラスをエンジニア加工することによって従来のスペクトラ繊維より高い防刃性を実現したこちらの商品。
中に着るタイプではないポロシャツタイプなので、普段着として使用しながら防犯対策ができる便利なアイテムです。
女性におすすめの防犯チョッキ
防犯チョッキというと、男性向けのものが多い印象ですが、力の弱い女性こそ防犯対策として取り入れておきたいものです。
続いては女性におすすめの防犯チョッキをご紹介していきます。
Safety & Cool チューブトップ
重さ 127g(Mサイズ)
素材 超高強力ポリエチレン繊維
価格 14,667円(税込)
引用元:http://www.kyotonishijin-yoroi.jp/product/safetycool.html#T-shirt-l
こちらは、熱伝導冷感性と高い耐久性のある超高強力ポリエチレン繊維で織られたキャミソールタイプになります。
肩ひもは外すことができるので、チューブトップとしても使用可能できるのが女性に人気です。
薄着の時でもインナーとして着用できるので普段からの防犯対策にピッタリですね。
ブレードランナー女性用ケブラーパーカーピンク
重さ データなし
素材 スウェット、ケブラー繊維
価格 25,000円(税込)
引用元:https://item.rakuten.co.jp/armor/br-lady-p/
見た目はカジュアルなスウェットパーカーですが、裏地にケブラー繊維が編み込まれており、さりげなく防刃対策ができる優れもの。
普段着としても使用できる高いデザイン性が魅力で、警備関係者やミュージシャン、プロスポーツ選手に愛用されています。
防犯対策もしたいし、ダサくはなりたくない…。そんな方にもおすすめです。
セーフティーエプロン
重さ 265g(Mサイズ)
素材 超高強力ポリエチレン繊維
価格 17,000円
引用元:http://www.kyotonishijin-yoroi.jp/product/safetyapron.html
マジックテープで着脱可能な耐刃防護生地が裏地になっていて、手軽に防刃対策ができるエプロンです。
コンビニなどの店員の方の防犯アイテムとして重宝されていますが、個人でも防犯対策として持っておくと安心ですね。
ベージュ、ブラック、レッドの3色展開なのも嬉しいところです。
防犯チョッキと合わせて使いたい!おすすめアイテム
防犯チョッキを着ておけば上半身の胴体部分は守ることができますが、露出している部分が狙われたら意味がありません。
そこで最後に、防犯チョキと一緒に使いたいおすすめの防犯アイテムをご紹介していきます。
防刃 ブラックケブラー スヌード
重さ 140g
素材 ケブラー繊維
価格 8,148円(税込)
引用元:https://www.akiba-garage.com/shopdetail/000000002161/
防刃に優れたケブラー繊維のみで作られたスヌード。とても軽量で使いやすく、首元もしっかりガード。
手触り良さも魅力です。
同シリーズにストールやネックウォーマーなども展開されていますので、露出部分の対策をするならまとめて揃えられます。
ブレードランナー ケブラ
素材 ケブラー繊維
価格 14,633円(税込)
引用元:https://item.rakuten.co.jp/boutaikan/1585/
こちらはケブラー繊維100%で作られたブレードランナーです。
腰下用の防刃ウェアは種類も限られているので貴重なアイテムではないでしょうか。
フィット感に優れ、動きも制限されません防犯チョッキと合わせて使えば、下半身の対策も万全ですね。
さらに嬉しいことに、耐熱性にも優れていて防火対策としても使えます。
まとめ
本記事では防犯対策としてもあまりなじみがない防犯チョッキについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
色んな状況に応じて身を守ることができる防犯チョッキ、素材や価格も様々なものが販売されているのがお分かりいただけたかと思います。
犯罪から自分の身を守るためには、普段から万全の備えをしておくことが一番です。
防犯チョッキといっても本当に多種多様なアイテムがあるので、一人一人のライフスタイルに合った対策ができるのではないでしょうか。
ご自身やご家族の安全のために防犯チョッキの着用も選択肢の一つとして検討してみましょう。