家庭内暴力の原因とは?暴力を振るう人の対処法や逃れる方法も

闇に隠れる家庭内暴力は自分や家族の安全を脅かす存在です。

そのため、例えばパートナーに暴力を受けた時、対処法を知っているか否かで自分や家族を守れる確率は上がります。

今回はそんな家庭内暴力から逃れる方法を徹底解説しますので、「暴力があるかも」とお悩みの方もぜひ参考にご覧ください。

また、家庭内暴力の原因からも考えつつ、対処法や相談先についてもご紹介するので、これを機に身を守る術を学びましょう。

家庭内暴力は世間から孤立した状況で起きるため、暴力への認知の遅れや暴力自体もエスカレートする恐れがあります。

手遅れになってしまわないよう行動することが大事です。

 家庭内暴力といえるラインとは?

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家庭内暴力は性別問わず、家族から身体的・心的暴力を振るわれたなら「暴力を受けた」といえます。

それは殴られたりする暴力はもちろん、極端に人格を陥れるような発言もです。家族、親、成人した子供などの関係も問いません。

社会的に家庭内暴力を認定する場合には警察や相談機関、その先の裁判で認めさせる必要があります。

しかし、それ以前に暴力を受けたと感じた時点で家庭内暴力として相談や通報ができるということを覚えておきましょう。

言い合いになり手を挙げられただけ、ヒートアップして罵倒されただけと考えるのは危険な思考です。

ここでもし思い当たる節があるなら、自分の身を守るよう行動する必要があります。

 家庭内暴力の根深い原因

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家庭内暴力には様々なパターンがあり、それぞれに根深い原因があります。

暴力を振るうことは決して許されないことですが、例えば手を挙げた本人自身も望んで暴力に走ったわけではないこともあるのです。

もちろん自分勝手な理由から暴力を振るう場合も当然あります。どんな理由であれ暴力行為は許されません。

しかし、解決法を探るにあたって様々な家庭内暴力の原因を見ていく必要があります。家庭内暴力の代表的な原因を見ていきましょう。

 暴力を受けていた可能性

暴力を振るう人は自身も暴力を受けていた可能性があります。

夫や親が暴力を振るうならその両親、成人した子供が暴力的になる場合も親から暴力を受けていた可能性を疑う必要があるでしょう。

暴力とは連鎖するもので、そういった暴力の因果関係は大きいものです。

暴力を受けていた経験によって、精神的に不安定な部分もあることも考えられます。

日常的なストレス

家庭内暴力を振るう人の原因は外的要因であることも考えられるでしょう。

例えば会社のストレスや人間関係などで多大なストレスを受け、精神的に追い詰められていることが原因です。

精神的なストレスはその本人の精神を蝕み、理性を奪ってしまうこともあります。

そのせいで感情をコントロールできず、身内に暴力的な行動を取ってしまうのです。

依存症による影響

依存症は冷静な判断力を奪うほど脳に影響を及ぼす病気なため、暴力を振るう原因となることもあります。

これは脳が依存状態に陥ると感情や欲求が優先されてしまい、理性的な部分が劣勢になるためです。

その結果、感情をコントロールできずに暴力を振るってしまう可能性があります。

依存症の人全てがそういった行動に出るわけではありませんが、暴力に繋がりやすい要因は少なからずあるでしょう。

 体もしくは精神的な問題

暴力を振るう=理性を失っている状態を引き起こしているのはそもそももしくは精神問題がある可能性もあります。

精神的な問題ならうつ病統合失調症などの精神疾患によって、感情をコントロールできていないことが原因かもしれません。

もしくは脳に腫瘍などの異常があり、突然暴力的になることもあります。

ある日、突然に人格が変わったかのように暴力を振るうようになったなどの場合には可能性を疑うべきでしょう。

 助けを求めるべきライン

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家庭内暴力を受ける人は孤立状態であることが多いため、暴力を受けているという認識していない可能性も考えられます。

ましてや家族から暴力を受けているという事実が恥ずかしくて相談ができないこともあるでしょう。

しかし、暴力や人権侵害は原因を解決しない限り、自然に無くなる可能性は低いです。

例えば喧嘩の中でそのような暴力的な展開になり、その後解決したとしても何度も繰り返すようなケースもあります。

このように繰り返し「日常的に暴力と呼べるものがある」なら、信頼における人や相談機関に相談することがおすすめです。

誰しも心身ともに健康的に生活する権利があるということも忘れないようにしましょう。

家庭内暴力の対処法とポイント

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家庭内暴力を受けているとわかった時、どんな対処法が必要か知っておくことは身を守るために大切なことです。

ここからは実際に家庭内暴力を受けている場合を想定し、対処法と気をつけるべきポイントをご紹介します。

また、暴力は根本的な原因も含め、デリケートな問題です。

自分や家族に対する暴力行為が悪化しないよう慎重を要するケースもあるため、十分に気をつけて対処してください。

 安全な場所に退避する

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もし家庭内暴力があった場合、まずは安全な場所に逃げるという選択は重要です。

生命を脅かすような暴力があった場合には尚更、確実に行動を起こす必要があります。

もしパートナーからの暴力であったなら、知人や両親などの場所に身を寄せるのが良いでしょう。

また、子持ちの家庭の場合には親が子どもを守る責任があります。母子福祉支援施設など公共での保護も視野に入れて対処してください。

また、安全な場所に退避したことで本人が冷静な判断を取り戻せば良いですが、逆上する恐れもあります。

様々なケースにもよりますが、慎重な行動が必要です。

 証拠を集めておく

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家庭内暴力の事実を訴えたいとなった時、家庭内暴力と認定するには証拠が必要になります。

ケガの通院歴やケガの写真加害の記録などが警察での対応や裁判を左右するからです。

そのため、これらの証拠を本人にバレないよう記録しておくと良いでしょう。

このような証拠と医師の診断書などを用いれば、警察ですぐに被害届を出すことができます。

家庭内暴力をする本人から確実に距離を置きたいと考えるなら、法的に対処できるよう証拠を集めておきましょう。

また、家庭内暴力の相談窓口は証拠がなくとも対応してくれるので、迷わず利用してくださいね。

 相談窓口に相談をする

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政府の決まりで各市町村では家庭内暴力に対応する相談窓口が設置されています。

お近くの相談機関を調べ、家庭内暴力のケースごとに適切だと思う場所に電話または直接相談に行きましょう。

また、子どもが親から暴力を受けている場合は両親共に加害をしているか否かで対応は変わります。

味方と思える大人に助けを求め、自ら児童相談所へ相談する必要があるでしょう。

 警察に通報・相談する

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緊急性がある場合や被害届を出したい場合には警察を利用してください。

今まさに暴力を受けている場合には即座に通報して、身を守る必要があります。

そうでなくても、被害を訴えるか対応に迷っている場合でも警察に相談することもできます。

被害届を出す場合にはケガなどの証拠が必要になりますが、加害者から距離を置くことができる手段として知っておきましょう。

暴力から逃れるための相談・保護先は?

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暴力があった時、相談できる場所を知っておくことで自らの安全を確保することができます。

子どもがいた場合には尚更、子どもの安全を守ることが大切です。暴力から逃れるためにも相談・保護機関を知っておきましょう。

相談や保護を受け付ける機関一覧

  • 婦人保護施設…配偶者からの暴力の被害者などを保護する機関
  • 福祉事務所…暴力から逃げて住む場所や資金がない場合の援助や相談を受け付ける
  • 母子生活支援施設…母子を保護し、家庭生活・教育などの生活の相談や支援をする
  • 児童相談所…児童と家庭に関する相談・保護を受け付ける
  • 精神保健福祉センター…心的外傷後ストレスなどがあった場合の相談やケアが可能
  • 民間シェルター…暴力被害者が緊急避難もできる民間団体による相談・保護施設
  • 警察…身の危険があった場合の通報・被害届の提出、窓口による相談も受け付ける

相談や保護をしてくれる機関については以下のサイトもご確認ください。

男女共同参画局 相談機関一覧

上記は相談窓口の主な概要です。それぞれに得意な分野が異なるため、自分の被害ケースに合うと思う機関を利用してください。

また、最寄りの場所を探す場合には市町村の公式ホームページなどで探すか、役所に問い合わせましょう。

まとめ:暴力から自分や家族を守ろう

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人を不幸にする暴力は決して許されません。しかし、安全を確保するためとは言え、行動を起こすことに恐怖やリスクが立ちはだかるでしょう。

それでも自分や子ども、家族を守るためには冷静な然るべき対処が必要です。とはいえ、暴力に1人で立ち向かう必要はありません。

とにかく知人両親相談機関などを頼ることや気軽に相談する意識は必要になります。

被害者が孤立しないためには被害を受ける本人も頼る術を知っておくことが大切だからです。

まずは第一に安全の確保と速やかな対処を行い、暴力加害者から距離を取ることをおすすめします。

また、同時にもし物理的な距離を取ることを検討しているなら、加害者に知られないようにしっかりと記録を取ることも大切です。

記録された暴力の記録がいずれ自分や家族を守る証拠となります。

もし暴力にお困りの場合には以上のことを参考に行動するようにしてくださいね。

本サイトの記事は犯罪に巻き込まれない、犯罪を未然に防ぐという観点から書かれたものであり、 実際に犯罪に巻き込まれた場合や身に迫る危険がある場合はすぐに最寄りの警察署までご相談ください。

■警察庁 各都道府県警察の被害相談窓口
https://www.npa.go.jp/higaisya/ichiran/index.html