著作隣接権を侵害しない対策法を徹底解説!著作権との違いは?著作隣接権侵害の事例から結婚式やカラオケ動画の注意点も紹介

許諾なく音源を使用した場合、著作権及び著作隣接権の侵害になる恐れがあります。

許諾なく使用する場合、私的に楽しむためなら権利の侵害にはなりません。

しかし、商業利用する場合には必ず許可をとらなければいけません。

著作権と著作隣接権両方に配慮して許諾を得ましょう。

海賊版のCDを購入

ターンテーブル・オーディオ

安いからといって、海賊版のCDを購入した場合です。

海賊版CDは、著作者や実演家の許可なくコピーされたCDのことで、存在自体が違法です。

製造されることによって、実演家やレコード会社の著作隣接権を著しく侵害します。

売れてしまえば、さらに海賊版CDは増えてしまいます。

だから、私たちは断固として海賊版CDを購入してはならないのです。

また、ネット等にアップロードされている音源などを違法と知りながらダウンロードするのも違法です。この場合は私的利用でも違法となります。

2年以下の懲役若しくは200万円以下の罰金が科せられることになります。懲役と罰金は併科されることがあります。

著作隣接権と結婚式

BGMは私的利用の範囲外となる

花びら・ブーケ

結婚式のBGMに好きなミュージシャンの曲を使いたいという場合です。

結婚式のBGMは私的利用の範囲外となるため許諾が必要なのです。

「商業利用じゃないのになぜ」と思われるでしょうか。

結婚式で音楽を流すと、その場にいる大勢がそれを聴くことになります。すると私的利用の範囲を出てしまうのです。

ですので許諾を得る必要がありますが、多くの結婚式場はすでにその手続きを済ませています。

自分の使う式場が許諾を得ていなかった場合は、自分たちでJASRACなどに申請する必要があります。

音源は必ずCDの原盤を

結婚式・人々

結婚式でダウンロードした音源やレンタルCDを使用してはいけません。

いずれも私的利用のみが許可されています。結婚式は私的利用の範囲外です。

流したい曲があるならば、必ずCDの原盤を用意しましょう。

また、結婚式場が著作権・著作隣接権の許可を得て手続き済みの場合でも、その使用料は新郎新婦に請求されます。

著作権が1曲200円以上、著作隣接権が1曲2000円以上かかります。

BGMは、以上のことを頭に入れて式場と相談しながら決めましょう。

著作隣接権とカラオケ動画

カラオケ音源での歌ってみた

オーディオ・コミュニケーション

YouTubeに自分の動画を投稿してみたいと思ったとします。

「歌が得意なので、カラオケで歌う姿を動画に撮って投稿しよう」

これは著作隣接権を侵害する行為です。なぜなら、カラオケ音源はレコード製作者にとっては著作隣接権で守られている存在だからです。

歌ってみた動画は趣味の範疇を出ないのだから、私的利用ではないかと思われるでしょうか。

しかし、YouTubeに公開した時点で動画は公のものとみなされます。このケースは実際裁判で争われました。

カラオケ機器メーカーがYouTube動画の削除を訴え、裁判所は著作隣接権侵害としてその請求を認めました。

カラオケ会社のプラットフォームの利用

少女のカラオケ

では、歌ってみた動画を撮影するにはどうしたらよいのかという問題です。

カラオケ会社のプラットフォームを利用して動画を撮れば著作隣接権の侵害にはなりません。

「DAM★とも」「うたスキ動画」などがこれにあたります。

これらを利用すれば、カラオケ音源で歌った動画を公開してもまったく問題ありません。

歌ってみた動画をやってみたい人は、ぜひ利用してみましょう。

まとめ

音楽ノートのページ

まずは著作隣接権で保護されている人たちについて整理しました。

次に著作隣接権と著作権の違い、侵害した場合や結婚式やカラオケ動画での注意点をまとめました。

著作隣接権の侵害は重い処罰を科せられることもあり、知らなかったでは済まされません。

ぜひ頭の中にいれておき、日々の生活に役立ててみてください。

本サイトの記事は犯罪に巻き込まれない、犯罪を未然に防ぐという観点から書かれたものであり、 実際に犯罪に巻き込まれた場合や身に迫る危険がある場合はすぐに最寄りの警察署までご相談ください。

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