ソシャゲことソーシャルゲームをプレイしたことはありますか。
ソシャゲはスマートフォンさえあれば誰でも気軽に始められます。
私たちにとって今や身近な存在です。しかし、ソシャゲには課金がつきものです。
課金は、一度始めると底無し沼にはまっていくようにエスカレートしてしまいがちです。対策法をご紹介します。
ゲームで後悔しないために
その課金は本当に必要ですか?
多くの人は無料でプレイできるという理由でソシャゲを始めるでしょう。
しかし、遊んでいくうちに課金をしがちです。多くのソシャゲにガチャというシステムがあります。
お金を入れてレバーを回すとおもちゃが出てくる、あのガチャガチャを想像してください。
ゲーム中で、あのガチャガチャをやるのです。それがレアなアイテムやキャラクターを手に入れる手段だからです。
このガチャのシステムは課金がエスカレートすることにつながっていきます。
初めてガチャを回す前に、この課金は本当に必要なのか立ち止まってみてください。
時間をお金で買えるのが課金
無課金でソシャゲをプレイするユーザーもいます。
しかし、彼らの多くは課金ユーザーに負けます。多くのソシャゲは無課金に限界があります。
無課金で課金ユーザーを圧倒するためには、リセマラをしたりより時間をかけてプレイする必要があります。
リセマラはゲームを始めるときに行います。
最初からレアなアイテムやキャラクターを引き当てるためにインストールとアンインストールを繰り返す行為です。
このように、ソシャゲはかなり運の力に頼る要素が強く時間もかかります。
しかし、課金をすると時間や手間は省けます。無課金より、レアなアイテムやキャラクターを引きやすいからです。
つまり、無課金ユーザーはソシャゲに時間を費やして課金ユーザーはお金で時間を買っているようなものなのです。
ゲームに課金する心理
射幸心を煽られる
課金してガチャを回すこと自体が快感になってしまうケースがあります。
ソシャゲのガチャはとても考えられた仕組みです。これは人間の射幸心を煽るシステムなのです。
射幸心とは、たまたまラッキーなことが起こることを願う気持ちです。
ガチャを回すからには毎回大当たりした方が嬉しいんじゃないの?と思われるでしょうか。
しかし、毎回の大当たりより時々の大当たりの方が人間は幸せを感じます。射幸心を煽られるとはこういうことです。
ですので、当たりがどんなに低い確率でもむしろ気持ちが盛り上がってたくさんガチャを回してしまいます。
パチンコなどのギャンブルに似た心理状態になります。
今までの課金がもったいない
一度課金したユーザーは課金を続けるケースが多いです。
課金をするごとに、どんどんそのソシャゲから離れられなくなります。そしてまたガチャを回します。
たとえゲームに飽きてしまっていたとしても、今までにかけたお金のことを考えるとやめられません。
ソシャゲをやめた方がいいのではと思っても、今までの課金がもったいなく感じて続けます。
するとまたレアなアイテムやキャラクターが発表され、課金せずにはいられなくなるのです。
ゲームに課金する危険性
お金を使っている自覚がない
ガチャを回す時に、パスワードの入力等は必要ない場合が多いです。
つまり、気軽に手間なくガチャを回せます。多くのソシャゲにある十連ガチャという機能は、一度の操作で10回のガチャを回せてしまいます。
レアなアイテムやキャラクターのためにガチャを回し続ける。
その行為はとても簡単な操作でできてしまうのです。
そのたやすさから、お金を使っているという感覚が鈍っていきます。
特にスマートフォンの料金はクレジットカードからの引き落としという人は要注意です。
目の前で現金が消えないため、ますます自覚がなくなります。
後日多額の請求があってから、自分がお金を使っていたことを自覚するのです。
ゲーム依存症になる可能性
「もう飽きたけど課金したからやめられない」「課金したからには、キャラクターを強くしてランキングで上位になりたい」
そう思い、ソシャゲをプレイし続けてしまいます。
多くのソシャゲは周回です。同じようなステージを繰り返し周回するなど単純作業が求められます。
すると自然と時間を費やすことになります。それが嫌ならば課金してくださいというシステムのゲームもあります。
課金はガチャのみで周回は地道にやるにしろ、課金で周回もスキップするにしろ、ゲームへの依存度は高まります。
「こんなに時間をかけたのだから」「こんなにお金をかけたのだから」
そう思い、次第にそのゲームのことで頭がいっぱいになるのです。
ソシャゲは多くが期間限定のイベントを立て続けに行ってプレイヤーの時間を縛ります。
期間中にクリアできるかが気になります。それで、他のことが上の空になりゲーム依存症になる恐れが出てきます。
冠婚葬祭の場でもソシャゲをしてしまうケースもあるのです。
ゲームに課金するのをやめる方法
課金しているゲームをアンインストールする
もう自分の意思では課金が止められずに悩むなら、ソシャゲアプリのアンインストールをおすすめします。
「しかし、またインストールしてしまいそう」
そう思う方は、アンインストールの前にパスワードをめちゃくちゃな英数字の羅列にしてしまいます。
すると、またインストールしてもデータの引き継ぎができません。
もう手を出すことができないので自然と諦めざるを得なくなります。
次にいきなりアンインストールするのが怖いという場合です。
とりあえず1日アプリのアイコンを目につかない場所に移動して放置しましょう。
1日ログインしないだけで、意外とどうでもよくなるケースは多いようです。
しばらく放置してからアンインストールしましょう。
無課金で遊べる他のゲームを楽しむ
この場合は、そもそも課金機能がないものを選びましょう。
周回もない方が理想です。無課金で周回してゲーム依存症になるのを防げます。
パズルやトランプなどのちょっしたゲームがよいでしょう。
隙間時間にちょっと遊べて暇つぶしに役立つ。スマートフォンでできるゲームとは、そのくらいの距離感が理想といえるでしょう。
がっつりとゲームがしたい場合は、ゲーム機で時間を決めて遊びましょう。
子供の課金トラブル事例
ある日突然数十万の請求がきました。
なにかの間違いかと思ってクレジットカード会社に問い合わせても、不正ではないと言われてしまいます。
実は、子供が十連ガチャを何度も回していたのが原因だったのです。
そのような事例があります。この場合は支払い義務が生じます。
クレジットカード会社に子供が課金したお金を払わなければなりません。
これを防ぐためには、子供のスマートフォンに登録されたクレジットカード情報を前もって削除するのが有効です。
また、クレジットカード自体を子供の見られない場所に移動し管理するようにしてください。
子供がアプリをインストールするときは、必ず親に相談する決まりを作るのもよいでしょう。
まとめ
課金の仕組みやトラブル事例をご紹介しました。ソシャゲの課金はどんどん深みにはまる恐ろしいものだと感じていただけたでしょうか。
ソシャゲとギャンブルは似ています。気軽に始められる分、ギャンブルよりも危険度は高めです。
特に、子供は大人より自己を制御する力が低いです。
課金にはまらず、ゲーム依存症にもならないようにしっかり見守ってあげましょう。
多額の請求に後悔する前に、一度立ち止まることを頭に入れておいてください。