闇金の特徴とは?手口や見分け方を解説

闇金とは、お金を貸す金融機関でありながら高額な利子を取り付けることで債務者を苦しめる違法集団のことです。

近年お金に困った若者や、いくつもの金融機関でお金を借りている多重債務者などをターゲットにした闇金被害が増えています。

私たちが暮らす社会とは正反対の場所に潜む、闇金業者の手口は非常に巧妙です。

自分は大丈夫と思っていても、思わぬところに落とし穴はあります。

落とし穴のさらに底の方で、甘い罠を仕掛けて手をこまねいているのが闇金業者のやり方です。

今回は闇金に引っかかってしまったときの対処法や、どんな機関に相談すれば良いかについてご紹介していきます。

闇金業者の実態

現金

闇金とは違法な貸し付け業者

闇金業者は国に申請を出さずに、金銭の貸し付けを行っている業者のことです。

貸金業を行う際の届け出のことを「貸付業登録」と言い、闇金はこの申請をしていない違法業者になります。

闇金の特徴

闇金は高額な利子を設定し、お金を借りている債務者から違法な借金の取り立てを行います。

債務者の自宅に昼夜を問わずに訪問したり、場合によっては債務者の勤務先にまで訪ねたりすることもあるようです。

闇金業者は目立たない場所に広告を出していることが多く、広告に記載されている電話番号も携帯番号だったりします。

また闇金業者の大きな特徴として挙げられるのが、契約内容の書面が無いことでしょう。

少しでも上記の特徴に当てはまることがあれば、すぐに警察に通報しましょう。

闇金の手口

甘い誘い文句に要注意

嘆く男性

闇金業者は、どこかで聞いたことがあるような金融機関名を名乗ってくることがあります。

大手金融機関だから大丈夫、などと思っていると気が付いたときには沼の底にいたということになりかねません。

即日でお金を借りることができるといった謳い文句は要注意です。

闇金の主な手口である「090金融」

「090金融」とは、闇金の広告やチラシなどに会社名と携帯番号のみを掲載している手口です。

振込によって貸し付けを行い、一週間から一カ月程度の短期間での高額な金利を設定した融資を行います。

店舗を持たずに貸し付けを行うので実態をつかみにくいという特徴があり、現在多くの闇金が利用している手口であるといえます。

闇金業者のターゲットになりやすい人


多重債務者

多重債務者とは複数の貸し付け業者からお金を借りている人のことです。

消費者金融やクレジット会社など、2社以上の貸し付け業者からキャッシングを利用している方が対象になります。

多重債務に陥りやすい人は、ギャンブル好き衝動買いをしがちであるという特徴が挙げられます。

また金銭に余裕がなくても、友人との旅行や飲み会の誘いを断れず消費者金融に手を出してしまうケースもあるようです。

自己破産者

自己破産申請が承認された場合、借金の返済義務が無くなる代わりに「官報」と呼ばれる書面に掲載されます。

「官報」とは国が毎日発行する新聞のような書面で、自己破産した人物の住所や氏名などが記載されているものです。

また官報はインターネットでの閲覧が可能となっており、誰でも記載内容を知ることができます

闇金業者は、この官報から自己破産を行った人物をリストアップし、ダイレクトメールを送付してコンタクトを取ってくるのです

その結果、闇金と関係を持ってしまったということもあります。

中小企業の経営者

中小企業を経営している方も事業が傾いた際に銀行からの融資を受けられず、闇金からお金を借りてしまうケースがあります。

この場合は事業者が生命保険などに加入していると、その保険金で借金を返済しようとする方もいるようです。

闇金業者は違法な手段で取り立てをしてくるので、債務者を精神的に追い詰めようとしてきます。

そうなる前に、法的機関に相談しましょう。

ブラックリスト

ブラックリストに掲載される人物のことを「金融事故者」と呼び、自己破産などの債務整理を行った人のことです。

ブラックリストに載ってしまうとクレジットカードやローンの申請が下りなくなり、金融機関での借り入れができなくなります。

銀行などで融資を受けられないため、闇金業者を利用してしまう人もいるようです。

こんな人もターゲットになりやすい

虫眼鏡をのぞく女性

闇金業者のターゲットになりやすい人は、前述した人物像だけではありません。

自己主張が苦手で気弱な人は、得てして闇金業者の口車に乗せられやすい傾向があります。

また金銭的に自由のない主婦層も、一見すると闇金だと分からない悪質な闇金業者の手中に陥りやすいです。

闇金業者は常にアンテナを張り巡らせ、次の獲物を探しています。

自分には関係ないことだと一蹴する前に、今一度自分の経済状況を振り返ってみるとよいでしょう。

闇金をテーマに描かれた漫画

本棚 テレビ

闇金ウシジマくん

「闇金ウシジマくん」とは、真鍋昌平氏による全46巻の長編漫画です。

いかつい風貌で冷酷無比な性格の主人公、丑嶋馨(うしじまかおる)は闇金会社を経営しています。

個性あふれる社員とともに債務者への取り立てを行っていく中で、人間の闇に迫っていくストーリーです。

この作品では闇金業者が実際に行っている手口や、借金地獄に陥った債務者の末路などを描いています。

人間の欲望の根深さを色濃く描写しており、読了後も胸にしこりが残る作品です。

ミナミの帝王

「ミナミの帝王」とは原作者である天王寺大と作画の郷力也がタッグを組んだ、全145巻の超大作です。

高利貸しを営んでいる萬田銀次郎(まんだぎんじろう)が、大阪のミナミを舞台に借金の取り立てを行っていきます。

主人公の銀次郎は、金貸しでありながら人情味にあふれる性格で読者からの支持を集めました。

しかし悪質な債務者には冷酷な取り立てを行い、その際に繰り広げられる法の駆け引きは圧巻の一言。

社会の闇を描きながらも世直し要素のある、痛快なストーリーの作品です。

闇金の被害に遭ってしまったら

弁護士事務所に相談する

闇金の被害に遭ってしまったら、まずは弁護士事務所へと相談しましょう。

債務整理や闇金業者への対応を行っている事務所の中には、無料相談を受け付けているところもあります。

金銭的に余裕がないという方でも、無料相談で今後の対応についてのアドバイスも受けられるので利用することをおすすめします。

司法書士に相談する

債務状況を相談するにあたり、140万円以下の金額であれば司法書士でも対応が可能です。

加えて闇金業者からの借り入れで悩まされているということであれば、金額にかかわらず司法書士へ相談ができます。

しかし司法書士には代理人の役割が無いため相手との交渉は自分自身で行わなければなりません。

債務状況に関するトータル的なサポートが必要な場合は、弁護士事務所で相談をした方が良いでしょう。

消費者センターに相談する

独立行政法人国民生活センターと呼ばれる機関を、略称で消費者センターといいます。

全国に相談窓口を置き、闇金被害についての相談も可能です。

弁護士や司法書士といった機関への相談はハードルが高いと考える方は、消費者センターを利用すると良いでしょう。

闇金被害の対応に強いプロの弁護士ではないにしろ、法律の専門家の意見を聞いておいてまず損はありません。

まとめ

クレジットカード・ビジネス

いかがだったでしょうか。

闇金業者は悪質な詐欺を働くだけでなく、関わった人物をとことん追い詰めていきます

人の欲望のにおいを敏感に嗅ぎ付け、蜘蛛の巣を張って私たちを手招いているのです。

闇金被害に遭った方たちも、きっと最初は自分以外の身に起きている他人事だったことでしょう。

しかし闇金業者は、私たちのそうした心の油断をついて接触を図ってきます。

自分の経済状況をよく理解し、計画的な金銭感覚を身に着けていくことが何よりも大切です。

もし被害に遭ってしまいそうなときは一人で解決しようとせず、まずは身近な人へ相談するようにしましょう。

本サイトの記事は犯罪に巻き込まれない、犯罪を未然に防ぐという観点から書かれたものであり、 実際に犯罪に巻き込まれた場合や身に迫る危険がある場合はすぐに最寄りの警察署までご相談ください。

■警察庁 各都道府県警察の被害相談窓口
https://www.npa.go.jp/higaisya/ichiran/index.html