日々多くの人が利用する満員電車。
通学・通勤のために乗らざるを得ないですが、満員電車の中では日々痴漢被害に遭っている女性たちがいるのです。
もしあなたが痴漢被害にあったらどうしますか?自ら痴漢を取り押さえ周囲に助けを求めることができるでしょうか?
被害に遭った人の多くはどうすることもできなく泣き寝入り…というのも多いのが現実です。
さらに痴漢被害は年々増加傾向にあります。
そこで今回は痴漢被害に遭わないためにできる防犯対策をご紹介していきましょう。
例えば毎日使う通学通勤電車。実は犯人に狙われにくい乗車位置や乗車車両があるのです!
本記事を読んで、自分の身を守るためにもぜひ参考にしてくださいね。
痴漢被害に遭いやすい場所
痴漢被害の多くは満員電車内
痴漢の被害に遭いやすいのは何といっても満員電車内です。
嫌でも他人の身体と密着する満員電車では、意図していなくても体が触れてしまうもの。
痴漢はその偶然を装ってくることがほとんどです。
とはいっても、通学通勤で満員電車は避けられない…という方が大半でしょう。
どうしても満員電車に乗らなければならないという場合は、女性専用車両に乗車することが痴漢被害に遭わないための必須事項です。
痴漢被害は満員電車だけではない
意外にも、痴漢は満員電車だけで起こっているわけではありません。
およそ7割の痴漢は駅構内での犯行ですが、その他にも路上や店舗内でも被害に遭っている女性たちがいます。
満員電車内での犯行以外には、駅構内での痴漢行為次いで店舗内や路上、そしてエレベーター内やバスなどでも痴漢被害は起こります。
痴漢被害がもっとも多いのは電車や駅構内です。警視庁の調べでは、2019年に東京都内で発生した痴漢(迷惑防止条例違反)のうち、ほぼ半数にあたる45%が電車で起きています。
このように駅構内だけではなく、実は日常的に立ち寄る場所でも犯行が起こっているのです。
痴漢に遭いやすい女性の特徴
それではどのような女性が痴漢被害に遭いやすいのでしょうか。
痴漢被害にあった女性の年齢別被害状況、そして痴漢に遭いやすい女性の外見と行動を把握していきましょう。
痴漢被害に遭った女性の年齢別被害状況
2018年に発表された警視庁の調査では強制性交等・強制わいせつや痴漢の被害者はいずれも70%以上を10歳代から20歳代が占めています。
最も多く痴漢被害を受けた女性の年齢別被害状況は、およそ40%以上を20歳代が占めているのが現状です。
痴漢に遭いやすい女性の外見と行動
若いというだけで狙われやすいというわけではなく、女性らしい香りやスカートなどの露出が多い服装も原因の1つなっています。
被害女性のおよそ半数が「我慢した」と答えることから、おとなしそうな女性が狙われやすいといえます。
また、下を向いていたりイヤフォンで音楽を聴いている女性も注意力がそれているため狙われやすいようです。
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電車内での痴漢被害、遭いやすい場所と時間
およそ7割の痴漢被害が駅構内、特に電車内で発生しているとお伝えしました。
そこで次は電車内で痴漢被害に遭いやすい場所と時間について紹介します。
この場所や時間を避けることで痴漢被害に遭う確率も減ることになるので、ぜひ覚えておいてください。
痴漢に遭いやすい場所
電車内では圧倒的に乗降口付近での痴漢被害が多く、理由は騒ぎになってもすぐ逃げきれる可能性が高いからです。
また車両の連結部分も痴漢被害に遭いやすい場所でもあります。
これは同じ車両の乗客から見えにくく、騒ぎになってもすぐ別の車両に移って逃げることができるからです。
通学・通勤中に「線路内に人が立ち入った」として電車が停止するという経験をしたことがあるかと思います。
電車のドア付近や、車両の連結部分は周囲から見えづらく、死角が生まれやすくなっています。
実は痴漢の犯人が逃げて線路内に立ち入った場合にも、このようにアナウンスがされるそうです。
それだけ犯人は「逃げる」ことに関して知恵を働かせていると考えられます。
痴漢に遭いやすい時間
次に痴漢に遭いやすい時間帯についてです。
痴漢は午前7時から午前9時の通勤通学時間帯におよそ30%が集中して発生しています。
痴漢被害に遭わないための防犯対策
続いては、痴漢を未然に防ぐための対策をご紹介します。 少しの工夫でも効果的な対策をとれることがあるので、ぜひ参考にしてみてください。
空いている車両か女性専用車両に乗る
痴漢に対する防犯対策として間違いないのが、空いている車両か女性専用車両に乗ることです。
しかし通勤・通学のため大幅に時間帯を変更できないという方が多いと思います。
そういった場合は通勤ラッシュ時を避けるため、普段より混まない時間帯を調べてみてください。
痴漢に遭わないためには、痴漢が起きやすい時間帯を避けることも大切です。警視庁の調べによると、痴漢の検挙件数がもっとも多いのは朝8時の通勤時間のラッシュアワーです。
比較的空いている車両では、体が密着することがないため痴漢行為そのものができません。
人の目もあり、不自然な行動を取っていると周囲が気が付くため痴漢被害は起こりにくいのです。
痴漢防止対策のひとつでもある女性専用車両では、男性が乗車しないため痴漢被害の確率はほとんどないといっていいでしょう。
まれに痴女といわれる女性の痴漢が発生することがありますが、女性が女性に対してというのはほとんどないと思って大丈夫です。
また「一般社団法人痴漢抑止活動センター」が発表する、「痴漢抑止バッジ」を身に着けるという手段も有効ですね。
乗降口付近や車両連結部分には近寄らない
それでも混んでいる電車に乗らなければならないという方は、乗降口付近と車両連結部分は避けるようにしましょう。
さらに背後に人を立たせないようにするこも大切です。
満員時には難しいかもしれませんが、心がけとして背後に人を立たせないよう立ち位置を考えてください。
また同じ車両にいる女性のできるだけ近くに立つ、または座ってください。
堂々とした態度で立つ
痴漢されやすい女性の特徴としておとなしそうな女性と述べましたが、朝の通勤ラッシュまたは帰宅ラッシュ時の痴漢対策にはとても効果的。
堂々と立つことで、痴漢を計画している男性に騒ぎになりそうと思わせることがきます。
通勤・通学の時間を短縮、または手段の変更
通勤・通学の時間が長ければ長いほど、電車滞在時間も自ずと長くなり痴漢被害に遭う確率も高くなります。
もし可能であれば通勤・通学の時間が短くなるよう引っ越すことはとても有効です。
引っ越しまではできないという方でも、「痴漢レーダー」を使って痴漢に遭いやすい駅を避けることもできます。
または交通機関を電車から車に変えるなど対策をとりましょう。
万が一痴漢被害に遭ってしまったら
痴漢を未然に防ぐための防犯をしていても痴漢に遭ってしまうことがあるかもしれません。
そういった場合は、勇気を出して「やめてください!」「痴漢です!」と大声を出しましょう。
ですが内気な性格上、または恐怖心から声を出せないという方もいると思います。
そこで他にもある効果的な対策をご紹介します。
目撃者を確保する
まずは犯人を決定づけるため、近くの人から目撃者を確保してください。
すでに痴漢被害に遭っているという方は、友人や同僚と通勤・通学を心がけ、協力のもと犯人の顔を確認し駅員に報告しましょう。
周りの人にアイコンタクト
自分の友人や知人がいない場合は、周りの人にアイコンタクトなどで助けを求めるようにしてください。
または自分のスマートフォンの着信音を鳴らし、周囲の気を引くといった方法もあります。
周囲の視線が集中すれば、目撃される恐れがあるため痴漢行為をやめさせることが可能です。
また防犯ブザーを鳴らすといった手段もあります。可能なら、痴漢をしている人の衣服を掴みながら防犯ブザーを鳴らしましょう。
そうすることで誤解や冤罪を避けることができます。
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まとめ
今回は痴漢被害に遭わないための対策や、避けるべき車両・乗車位置についてお伝えしてきました。
痴漢被害に遭わないためは日々の心掛けが大切なことがお分かりいただけたかと思います。
「まさか自分が遭うわけない」という根拠のない自信は、こういったケースにはまったく役に立ちません。
特に痴漢被害に関しては自分の身は自分で守るしかないのです。
万が一痴漢被害に遭ってしまうことがあれば、一生残る心の傷ができてしまいますし、トラウマにもなりかねません。
ぜひ本記事を参考にして、痴漢被害を未然に防ぎましょう。
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