SNSなどを騒がせるフェイクニュース。
騙されたという経験を一度はしているのではないでしょうか?
多くの情報が飛び交うインターネットを利用するならフェイクニュースに騙されないことが重要です。
今回はフェイクニュースに騙されないための対策法について解説します。
SNSなどを運用している方は一度チェックしてください。
フェイクニュースの種類
フェイクニュースにはどのようなものがあるかを知ることが重要です。
皆さんが思っている以上にインターネット上にフェイクニュースが転がっています。
まずはフェイクニュースにはどういったタイプが存在するか解説していきます。
パロディ
パロディタイプのフェイクニュースは騙す意図はなく、何かを批判する意図を持ったニュースです。
人によっては信じ込む人がいます。
間違い
フェイクニュースには間違った情報を流してしまうタイプのものも存在します。
騙すつもりはないものの、結果的に誤った情報を流して大騒ぎするケースもゼロではありません。
SNSなどを使っていく中で事実と違った情報を流さないことが大切です。
場合によっては信用が下がってしまう可能性も十分考えられます。
なりすまし
誰かになりすましてでたらめな情報を流すタイプのフェイクニュースも存在します。
悪質なタイプのフェイクニュースでSNSアカウントを運用しているのは一体誰かチェックしないといけません。
SNSで誰かが自分になりすましているなどの投稿を目にする場合もあります。
ミスリーディング
特定のテーマについて誤った方向に持って行くタイプのフェイクニュースです。
小説などでミスリーディングもしくはミスリードといった単語を目にする方もいるのではないでしょうか?
場合によっては大きなトラブルを引き起こす可能性もあるので注意が必要です。
インターネットを利用する際はプロパガンダといった言葉も覚えておいて損はありません。
フェイクニュースの目的
フェイクニュースは数多くのタイプが存在しており、日々どこかで発信されています。
SNSなどで騙されないためにもフェイクニュースはどうして生み出されるかを知っておきたいところ。
ここでは、フェイクニュースが発信される目的について解説します。
承認欲求を満たす
SNSなどでフェイクニュースが流れる原因の1つに承認欲求を満たす目的が挙げられます。
多くの方に注目されたいといった考えからフェイクニュースを流してしまい、後で大問題に発展するケースも多いです。
炎上動画または写真などをSNSなどにアップして騒ぎになっているケースを一度は目にしているのではないでしょうか?
2016年にアメリカのポール・ホーナー氏がトランプ大統領が当選したのは自分だというフェイクニュースを流したのが有名。
自身のサイトやブログなどのマネタイズ
自身のサイトやブログなどに誘導し、広告収入を得る目的でフェイクニュースを流している可能性も十分考えられます。
インターネットを自身のマネタイズ目的で利用する方も中にはいます。
マネタイズ自体は悪いことではないですが、やり方が問題になっているケースも多いです。
誰かを陥れるため
気に入らない誰かを陥れるためにフェイクニュースを流しているケースもあります。
陥れられた方にしてみればたまったものではないです。
どの分野でも誰かの足を引っ張りたいという方は一定数存在します。
フェイクニュースの違法性
フェイクニュースは違法なのかどうか気になっている方も多いと思います。
違法かどうかはフェイクニュースの内容次第。
もちろん、違法でなくてもフェイクニュースを流すのは基本的にはNGです。
ここでは、フェイクニュースにはどのような違法性があるか解説します。
名誉棄損罪
インターネットを利用していく際、注意しないといけないのが名誉棄損罪です。
名誉棄損罪は誰かの名誉を著しく損なわせた際に発生する刑事罰。
民法では不法行為に該当します。
場合によっては予想以上の賠償金を支払う可能性があります。
名誉棄損罪と同様に注意しないといけないのが侮辱罪。
インターネットなどで公然と人を誹謗中傷した際に発生する刑事罰です。
フェイクニュース流す、流さないに関わらず、名誉棄損罪や侮辱罪に注意しないといけません。
信用毀損罪・偽計業務妨害罪
信用毀損罪・偽計業務妨害罪は相手の信用を損なわせたり、業務を妨害する刑事罰。
飲食店の嘘の情報を流すのはもちろん、SNSで問題になるバイトテロなどが該当します。
口コミサイトやSNSで企業や飲食店を陥れる書き込みなどを目にした経験があるのではないでしょうか?
ステマで企業のイメージを損なわせる嘘を流すと信用毀損罪・偽計業務妨害罪で罰せられる可能性があります。
フェイクニュースを見極める方法
フェイクニュースを見極めるためには一体どうすれば良いのか疑問に感じていませんか?
流れてくる情報が嘘か真かを見抜けるかどうかが重要になってきます。
フェイクニュースに騙される可能性を少しでも減らしてもらうためにも見極め方をいくつか紹介します。
インターネットをより快適に利用したいと考えている方は一度チェックしてください。
公式の発表をチェック
Twitterなどのソーシャルメディアやメーカーの公式サイトなどの発表をチェックし、フェイクニュースを見極めるのが重要です。
フェイクニュースを見て焦るのではなく、公式の発表を落ち着いて待てるかどうかが騙されないためのポイントに挙げられます。
テレビや新聞の報道とSNSの情報で異なる点は無いかチェックしたいところ。
関係者に真偽を問い合わせる
関係者にフェイクニュースかどうか問い合わせるのも見極め方の1つ。
場合によっては問い合わせに時間がかかる場合も考えられます。
きちんとした回答が得られるかどうか判断した上で問い合わせないといけません。
報道されている内容が事実と異なる可能性も十分あります。
発言者にどこで得た情報か問い合わせる
フェイクニュースを流している発言者にどこで得た情報なのか問い合わせるのも見極め方の1つ。
後は発信している情報の根拠などを聞いてみると良いかもしれません。
問い合わせる際は大きなトラブルが起きないよう言い方などに注意する必要があります。
事前に発言者がどのような方なのかTwitterのプロフィールなどをチェックすることをおすすめします。
後は発言者の評判を調べることもフェイクニュースを見極める上で重要です。
専門の知識を持つ人から情報収集を行う
専門の知識を持つ人からフェイクニュースに関する情報収集を行うのもおすすめ。
身近に専門の知識を持つ人がいる方はSNSで流れているニュースが本当かどうか聞いてみてはいかがでしょうか?
もちろん、専門の知識を持っているからと言って全て正しいとは限りません。
インターネットを利用するなら情報精査が重要
フェイクニュースのあるなしに関わらず、情報収集を行う際はファクトチェックを行う必要があります。
ファクトチェックは情報の妥当性、正確性を検証すること。
必要な情報かどうか、真実かどうかなどを判断することでトラブルを回避することにも繋がってきます。
普段からいろいろな情報を収集し、嘘か真かを確かめることを習慣づけておくと良いかもしれません。
フェイクニュースを拡げないことも重要
Twitterなどでフェイクニュースを拡げてしまった経験があるのでは?
場合によっては自分が加害者になってしまう可能性も十分考えられます。
フェイクニュースを拡げないためのコツをいくつか紹介します。
落ち着く
気になるニュースが出てきた際は拡散すべきかどうか落ち着いて考えることが重要です。
拡散した方が良いと判断した場合は拡散をし、そうでない場合は拡散しないといった具合に柔軟な判断が求められます。
無闇に拡散しない
流れてきたニュースを無闇に拡散しないのも加害者にならないためのコツ。
相手に不快感を与えてしまうかもしれません。
フェイクニュースの影響力を甘く見ると痛い目を見ます。
フェイクニュースの被害に遭った場合は誰に相談すれば良いか
実際、フェイクニュースの被害に遭った場合は誰に相談すれば良いのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
問題を1人で抱え込むのではなく、信頼できる人に相談するのも重要です。
最後にフェイクニュースの被害に遭った際に誰に相談すれば良いかについて解説していきます。
家族や友人など信頼できる人
家族や友人に日頃の悩みを打ち明けている方はどのくらいいるでしょうか?
フェイクニュースの被害に遭った際は家族や友人に相談することをおすすめします。
場合によっては的確なアドバイスが出てくるかもしれません。
弁護士
インターネット上のトラブルに詳しい弁護士に相談するのもありです。
気になる弁護士事務所を見つけた際はどの分野が得意かどうかチェックしておきたいところ。
警察
場合によっては警察に相談しないといけません。
名誉棄損罪や信用毀損罪・偽計業務妨害罪が成立している場合は尚更です。
フェイクニュースを発信したことで逮捕されている事例も存在します。
まとめ
フェイクニュースはインターネットを利用する際は気を付けないといけないこと。
皆さんが思っている以上に影響力があります。
気になる情報が出てきた際はまずは疑ってみるのもありだと思います。
分からない場合は信頼できる方に相談し、疑問や悩みを解決していくことが重要です。
これを機に情報の精査を心掛けてはいかがでしょうか?
フェイクニュースの対策を行う上で参考になったと感じて頂けたら幸いです。