不審者は警戒している人には近づきません。
不審者はどんな子供を狙う?狙われたらどうすればいい?
女性だけでなく子どもも不審者のターゲットになりやすいものです。どんな子どもが狙われやすいのでしょうか?
また、子どもにはどんな人に用心するよう伝えればいいのでしょうか?
不審者に狙われやすい子どもの特徴とは?
残念ながら不審者に狙われやすい子どもには共通する特徴があります。
- 独りぼっち
- ぼんやりしている
- 何かに夢中になっている
- ぶらぶらしている
- ひ弱な感じがする
- 警戒心がない(人なつこい)
このように抵抗する意思や力が弱い子供は不審者が力任せに行動すれば思い通りにできると思われがち。
特に狙われやすいターゲットですので、暇だからといってひとりでぶらぶら出かけることはやめさせましょう。
子どもを狙う不審者の行動は?狙われたらどうすればいい?
子どもを狙う不審者は、かなり遠い距離から狙いを定めているようです。
大体200mほど手前から狙いを定めるといわれていますが、これは電信柱8本分に相当する距離でかなり遠いです。
そして6mぐらいまで近づいてから一気に距離を詰めて襲いかかります。
6mは学校の教室の廊下側ドアから窓までの距離とほぼ同じ。はっきりと不審者の顔が見える距離です。
この距離まで近づかれたら取るべき行動はただ一つ。
ランドセルや手荷物は放り出し、とにかく走って逃げることです。
大声で泣きわめいて周囲の大人に気づいてもらうのもいい方法といえます。
20m以上距離が開くと追跡されないといわれているので、25mプールの端と端位の距離が開くまで走りましょう。
ランドセルを素早く下ろしたり、防犯ブザーを鳴らして逃げられるように練習しましょう。
不審者はどんな声かけをする?独りのとき何に気をつけるべき?
子どもを狙う不審者はどのように子どもに近づくのでしょうか?
気がついたら独りになっていた!というときに、子供が気を付けるべきポイントをお伝えします。
不審者は子どもにどんな声かけをする?
不審者はあの手この手を使って子どもを誘い出し、人目につかない場所に連れて行って自分の目的を遂げようとします。
どんなパターンで誘うのか子供に伝えておきましょう。
- 名前を聞く(世間話をしたあとで、ところでお名前は?と聞くなど)
- 道案内を頼む(〇〇駅までの道がわからないから一緒に来てくれない?など)
- 手伝いを頼む(うちの猫がいなくなったから一緒に探してくれないかな?など)
- 家族の異変を伝える(さっき君のお母さんが倒れたって連絡があったよ!など)
- プレゼントで誘う(アメあげるよ、珍しいゲームができるよ、子猫の里親を探しているなど)
- 被写体になるよう頼む(君かわいいから、ちょっと写真撮らせてくれない?など)
- 恫喝する(こら!何しとんじゃボケ!こっちに来い!など)
こんな風に声をかけられたら、まず親に相談するよう伝えましょう。
親の許可が得られない限り、家族以外の他人と一緒の行動はしないというルールを徹底する必要があります。
相手がたとえ顔見知りの近所のおじさんやお姉さんであってもきちんとルールを守らせましょう。
気がついたら独りぼっちになっていた!そんな時どうする?
気がついたら友達は家に帰りいつの間にか独りぼっちになっていた!そんなとき気を付けるポイントはこちらです。
- 速足で目的地に向かう
- 防犯ブザーをつかみながら歩く
- 明るく人通りが多い道を選ぶ
- 声をかけられても無視するか断る
- 道路ではなく建物側を歩く(ただし廃ビルなど人のいない建物が多い場合は道路からも車道からも離れる)
効果的なのは誰が見ても「明らかに警戒しているな」と思われるくらい警戒感を出すことです。
そして安全な場所に行くことが大切です。信頼できる大人がいる場所ならなおいいですね。
お子さんにはこの5つを徹底的に教えておきましょう。
不審者対策に有効な防犯グッズは?
不審者対策として有効な防犯グッズを3タイプご紹介します。
- 防犯ブザー(音だけでなく自分の代わりに声を出してくれるタイプもある)
- フラッシュライト(相手の顔にライトを浴びせて隙を作って逃げる)
- 催涙スプレー(相手に浴びせれば効果抜群。相手がひるんだ隙に逃げる。目に入るとしばらく動けない)
殺傷能力が高い道具(ナイフなど)を携帯するのは危険です。
接近された場合に相手の急所を押すための棒状の道具なども手頃な価格で販売されています。
しかし、相手に体を触られる前に撃退するのが最も危険が少ない方法です。
怪しい行動をとる人がいれば遠慮なく防犯ブザーを鳴らし、催涙スプレーを浴びせましょう。
自宅周りの不審者対策には何がいい?
自宅の周辺で時折見かける男性が、なんだか怪しい…そう感じたらすぐに対策を施しましょう。
外出の間も防犯対策を忘れずに!
実は女性へのつきまといや性的嫌がらせだけでなく、空き巣にも用心が必要です。
ゴミ捨てや近所の人との立ち話、近くのコンビニで買い物などのわずかな時間に被害にあうケースもあります。
不審者に狙われにくくするためにはこのようなちょっとした外出もパターン化させないことが大切です。
外出の時刻に変化をつけたり、たとえ短時間の外出でも必ずカギをかける習慣をつけましょう。
また、人のいる気配を演出するため明かりやテレビをつけたままにしたり、換気扇を回しておくなども有効です。
自宅周辺の防犯対策として効果のある方法は?
女性や子どものひとり歩きの対策と同様、警戒していることをアピールするのが最も効果的です。
アイテムとしては次のようなものがあります。
- センサーライト(人が通るとライトが点灯する)
- 防犯カメラ
- セキュリティサービスのステッカー
- ドアののぞき窓には視界を遮る処置
- 窓ガラスやドアに二重鍵や開閉アラーム
- 窓ガラス全面に防犯フィルム
- 建物周辺には踏むと音のでる砂利
このようにわかりやすい警戒感を出すことは、防犯上非常に有効です。
不審者に遭遇したときの対処法まとめ
女性や子どもは大人の男性に比べて力が弱いため不審者のターゲットになりがちです。
不審者に遭遇したときは、できるだけ距離を保ってとにかく逃げましょう。
もし近づかれた場合には、防犯ブザーやライト・催涙スプレーなどを使って隙を作り、距離をとることが大切です。
不審者に接近されないように「わかりやすい警戒感」を出すことも大切なこと。
常に防犯グッズを携帯し通勤・通学のルートを変えるなど不審者を寄せ付けない工夫をすることで安全に過ごしましょう。
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