つつもたせ(美人局)の被害は自分には関係がないとお思いでしょうか。
しかし、つつもたせとはSNSなど身近なものがきっかけで出会ってしまうこともあるのです。
その時「この人はつつもたせだ」と気づくことができれば被害を未然に防げます。
あらかじめ、つつもたせの手口や特徴などについて事例とともに知っておきましょう。
美人局の手口
出会い系で男性を誘う
出会い会サイトでつつもたせの女性が誘ってくる事例です。
出会い系サイトはプロフィールなどが見られるので、つつもたせにとってはターゲットを絞るのに都合がいいのです。
出会い系でつつもたせと出会うと「この女性はずいぶん積極的だな」と感じるでしょう。その女性はやたらとすぐに会いたがります。
メッセージの数を重ねずに「会おうよ」と誘ってくるのです。
そして会っている最中に被害者となる男性の前に夫役の男性が現れます。
ですから、妙に積極的に自分と会うように誘ってくる女性には注意するべきです。
SNSで男性を誘う
SNSの普及も、つつもたせにとっては男性に接触する機会が増えたといえます。
出会い系は出会うことを目的としているツールですが、SNSは必ずしもそうではないので油断しがちです。
たとえば自分をフォローしてきた女性で「趣味があうな」と思ったとします。
その流れで「親しくなったしリアルで会ってみよう」と思うのは自然なことです。
出会い系と違って「会う」ということは目的ではありませんが、SNSで結局「会う」流れになること自体は少なくないことです。
しかし、つつもたせの女性にとってはこの親しくなる過程は時間の無駄です。
SNSですぐ会いたがる女性がいたら、趣味の話を送るなどSNS上でのやりとりを重ねるよう試みてください。
それを拒んでやはりすぐ会いたいという方向に話を持っていく場合はつつもたせの可能性が高いです。
18歳未満であることを主張する
つつもたせは以上のような手口で被害男性と出会い、多くの場合性交渉します。
性交渉のあと「実は私は18歳未満なの」と主張してくる事例が多くあります。
18歳未満の女性と性的関係を持ってしまったと知った被害男性はパニックになります。
18歳未満は法律で守られていますので、他人に知られたら自分が逮捕されるかもしれないと動揺します。
こうして口封じをすることで通報を防ぎ、つつもたせがお金を巻き上げるという手口です。
男性が立場あることを確認する
つつもたせは狙いをつけた男性が既婚者・立場ある身であることを確認します。理由はやはり口封じのためです。
妻以外の女性と性的関係をもったことを、家族や会社にばらすと言って脅すのはよくある事例です。
被害男性は周りの信用に傷がつくことを恐れて、泣く泣くお金を渡してしまいます。
このように立場ある人を女性が罠にはめる行為にはハニートラップというものもあります。
つつもたせは金銭目当ての犯罪行為です。しかし、ハニートラップは多く政敵から情報を得るために行われます。
犯罪と明確には呼べずグレーゾーンにあたる行為です。
美人局の特徴
積極的に性的関係を迫る
つつもたせの一連の手口として、まずつつもたせの女性が被害者となる男性を誘惑します。
そして、つつもたせと性的関係を結ぶ直前や直後に夫役の男性が登場するのです。
夫役は「俺の女に手を出した」という理由で被害男性を脅しお金を巻き上げます。
なのでその過程上、つつもたせは当然性的関係になりたがるのです。
ラッキーかもと思わずに警戒するようにしてください。
やたらと人目を避ける
人目を避けることで、夫役の男性が被害男性を脅迫しやすいシチュエーションをつくります。
「どうしてそんなに人目を避けるの?」とつつもたせの女性に尋ねたとします。
「パートナーがいるから見つかりたくなくて」などとつつもたせは答えます。
こうすることで、自分にはパートナーの男性がいるということを被害男性に伝えられて犯行の流れをスムーズにできます。
人目を避けることは、つつもたせにとっては一石二鳥なのです。
暴力的なパートナーがいると主張する
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