いろいろな場所で問題になっている無断キャンセル。
人によっては無断キャンセルをしたもしくはされた経験はありませんか?
他人事だと思っていると自分が被害者もしくは加害者になってしまうかもしれません。
今回は無断キャンセルを行う人の心理や対策法について紹介します。
お店などを経営している方は是非参考にしてください。
無断キャンセルでどのような問題が起きるのか
無断キャンセルはお金はもちろん、時間も奪う悪質な行為。
飲食店の場合、食材の費用をはじめ光熱費、技術料、人件費、ゴミ処理費用といろいろなお金がかかります。
また逸失利益が発生するため、店の経営を圧迫してしまい閉店に繋がる可能性もゼロではないです。
無断キャンセルの被害額は数千億円を超えると言われており、多くの方を苦しめています。
業者も無断キャンセルを防ぐためにさまざまな対策を行っていますが、上手くいかないケースもあります。
無断キャンセルをする人の心理や言い訳について
無断キャンセルをする人は一体どのような心理なのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
被害を最小限に抑えるためには無断キャンセルをする人の心理を知ることが大事。
今から無断キャンセルをする人の心理や言い訳について解説します。
行くのが面倒
予約したのは良いものの行くのが面倒になる場合もゼロではありません。
実際、行くのが面倒になったという方も中にはいるのでは?
人によってはキャンセルの手続きすら面倒になってしまい、無断キャンセルに繋がる訳です。
後は雨など天候不良も理由に挙げられます。
食べたい物が変わった
食べたいと思っていたけど、気が変わって食べたいと思わなくなった経験はありませんか?
無断キャンセルの理由の1つに食べたい物が変わったが考えられます。
人気店だからとりあえず予約したものの、別の物に惹かれてしまう可能性もゼロではありません。
人の心理はいつ変わるか分からないため、非常に厄介です。
予定が変わっていけなくなった
仕事などで予定が変わり、当日になっていきなり店に行けなくなってしまう可能性もあります。
人によっては連絡し忘れてしまうのでは?
結果、無断キャンセルに繋がってしまう訳です。
予定していた日に行けなくなった場合、キャンセルの連絡をキチンと入れるのが鉄則。
予約していたのを忘れていた
無断キャンセルをする人の中には予約していたことを忘れてしまっている方もいます。
普段からスケジュール管理を行っておらず、予定を忘れてしまっている方も中にはいるのではないでしょうか?
何も罰せられないと考えている
無断キャンセルをしても何も罰せられないと考えている人もいるかもしれません。
非常に悪質な考えです。
店を間違えてしまった
店を間違えたのを理由に無断キャンセルをする人がいます。
店を間違えたとしてもキャンセルの連絡を事前に入れないといけないです。
お客は神様という考え
お客は神という言葉を一度は耳にした経験があるのではないでしょうか?
お客は神様という考えは売り手が持つ考え方です。
神様だと思うかどうかは人それぞれですが、サービスを受ける側だからといって何をやっても良いという訳ではありません。
店やサービスを利用する際はある程度の礼節が必要です。
体調不良
無断キャンセルの理由に体調不良が挙げられます。
いくら体調管理に気を付けても体調を崩す時はどうしても出てきます。
ですが、体調不良を理由に無断キャンセルをして良い訳ではありません。
キャンセルの連絡を入れることが重要です。
連絡する時間が無かった
無断キャンセルの理由に店に連絡する時間が無かったという言い訳も存在します。
例え忙しかったとしてもキャンセルの連絡を入れるだけの時間を作らないといけないです。
電話が繋がらない
電話が繋がらないも無断キャンセルの理由の1つ。
言い訳の場合もあれば、実際に繋がらなかった場合もあります。
無断キャンセルの対策法
無断キャンセルをされて泣き寝入りに終わっている方も多いと思います。
被害を最小限に抑えるためには対策法を立てなくてはいけません。
ここでは、無断キャンセルの対策法について話していきます。
キャンセル料を設定する
無断キャンセルを減らすには、キャンセル料を設定することが大事です。
キャンセル料は無断キャンセルを減らすだけでなく、嫌がらせ目的で予約する人を近づけない側面も持っています。
予約に関する連絡を入れる
予約した人に連絡を入れるのも無断キャンセルの対策法の1つ。
人によっては興味が薄れているもしくは予約時代を忘れているかもしれません。
いつ連絡を入れるかなどを決めておいてはいかがでしょうか?
連絡先を記録
無断キャンセルを防ぐために予約した人の連絡先を記録するのも重要です。
電話番号やメールアドレスを控え、連絡が取れるようにしないといけません。
予約特典で無断キャンセルを阻止
相手に無断キャンセルされないために魅力的な予約特典を付けるのも対策法に挙げられます。
居酒屋などを予約する際、予約特典をチェックする方も多いのでは?
無断キャンセルをした人の予約をお断り
無断キャンセルをした人の予約を今後お断りするのも対策法の1つ。
店によっては無断キャンセルを繰り返した人の予約を断る場合があります。
経営コンサルタントに相談
経営コンサルタントに相談し、アドバイスを貰うのもおすすめです。
自分では思いつかないアイデアを提案してくれるかもしれません。
弁護士に相談
無断キャンセルに悩まされているなら弁護士に相談するのも1つの選択肢。
民事訴訟を考えている方は信頼できる弁護士に一度問い合わせてみてはいかがでしょうか?
昨今ではキャンセル料の回収代行を行う弁護士もいます。
保証サービスの利用
毎月ある程度の料金を支払わないといけないものの、無断キャンセルの被害額を補償するサービスが存在します。
店や何かしらのサービスを提供する際は無断キャンセルの保証サービスを一度チェックしておきたいところ。
自分の店で無断キャンセルは起こらないだろうと甘く見ていると痛い目を見ます。
最悪の事態も想定しないといけないです。
無断キャンセルで発生するキャンセル料について
キャンセル料がどのくらいかかるかは店やサービス次第。
何かしらのサービスのキャンセルを考えている方はキャンセル料がかからない内にキャンセルすることをおすすめします。
団体で席を予約した場合、人数分請求されます。
場合によっては予想以上の金額を請求されることもゼロではありません。
席だけの予約であってもキャンセル料が請求されるため、無断キャンセルは避けておきたいところです。
無断キャンセルによる損害賠償請求または逮捕事例について
無断キャンセルによる損害賠償請求または逮捕事例を知ることは無断キャンセル対策を立てる上で重要なこと。
いろいろなシチュエーションに対応できるかどうかもサービスを提供する側に求められます。
最後に無断キャンセルによる損害賠償請求または逮捕事例を紹介するので、気になる方は一度チェックしてください。
40人の宴会を無断キャンセルした事例
2018年3月に40人の宴会を無断キャンセルした客が店から損害賠償請求された事例が発生しています。
無断キャンセルした客は弁論の場に現れず、わずか1分で結審したとのこと。
結果は訴えた店側の勝利。
無断キャンセルした客は10万円以上のキャンセル料を支払う判決が出ています。
実際に逮捕された事例について
2019年にとある男性が居酒屋で無断キャンセルを行い、逮捕された事例が存在します。
罪状は偽計業務妨害罪とのこと。
偽計業務妨害罪は相手を騙し、業務を妨害する罪です。
3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処されます。
通常、無断キャンセルだけでは偽計業務妨害罪は成立しません。
逮捕された理由として、偽名を使っていたことに加え、複数件の店を予約していたことが考えられます。
要は嫌がらせ目的で無断キャンセルを行ってはいけないということです。
まとめ
無断キャンセルは想像以上の被害が発生するので注意しないといけないです。
被害者にならないのはもちろん、加害者にならないことも大事。
無断キャンセルで店を閉めたり、逮捕されては目も当てられません。
普段から無断キャンセルの対策を立てておくことをおすすめします。
無断キャンセルは多くの方に迷惑をかける行為です。