3Dセキュア(本人認証サービス)の使い方とクレジットカード不正利用を防ぐ方法

PR

近年ではオンラインショップの普及により、わざわざお店に出向かなくても簡単に買い物ができる時代になりました。

クレジットカードの情報をインターネット上で登録するだけで簡単に決済ができて、ものの数日で家に商品が届くサービスはとても便利有意義です。

しかし世の中に詐欺の手口は星の数ほど点在おり、今日も世界の誰かが被害に遭っているかもしれません。

詐欺被害は、もはやあなたも例外ではないのです。

そのため消費者は、賢く安全なセキュリティー対策を取らなければいけない時代となってきています。

今回はそんなあなたにおすすめしたい、3D セキュアの使い方を解説していきたいと思います。

便利で安心なセキュリティ対策、3Dセキュアとは?

ECキャッシュ、お金

3Dセキュアとはインターネット上でのクレジットカード決済を、より安全に行うために推奨されている本人認証サービスのことです。

現在3D認証サービスを提供している会社は以下の通りです。

  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
  • AMEX

3Dセキュアはクレジット番号と有効期限、IDやパスワードを入力することでクレジットカード決済ができるというサービスです。

従来のクレジットカード決済ではクレジットカード番号有効期限が分かれば、誰でも買い物ができてしまうというデメリットが存在しました。

従来のクレジットカードの落とし穴とは

背景、ホール

なぜ従来のクレジットカード決済は危険なのでしょうか、その答えは過去の詐欺事例から学びましょう。

フィッシング詐欺

「キャンペーンに当選しました」「カードが無効になっているので手続きが必要です」といったメールが送信されます。

そして偽のポータルサイトへカード利用者を誘導していき、ポータルサイト上の文言で不安を煽ります。

不安に駆られたカード利用者が、そのポータルサイト上でクレジットカードの番号を入力することで犯人はカード情報を得ることができます。

スキミング

サウナやスパ、コンビニ、スポーツジム、ホテル、ゴルフクラブ等でクレジットカードを利用するユーザーを狙います。

犯人はスキャナーそのものに加工をしていて、クレジットカードをスキャンしたタイミングで情報を抜き取ります。

それらの情報を偽造カードにコピーすることで、その偽造カードでの買い物ができるようになります。

ネットショッピング詐欺

ショップ、オンラインショップ

犯人は架空のネットショッピングサイトを立ち上げて、他のサイトよりもかなり安い値段設定で客を釣っているようです。

それに騙されたユーザーがサイト上にクレジットカード番号を入力することでカードの情報を盗みます。

犯人はその盗んだカード情報で、買い物等をして利益を得ます。

ちなみに架空ネットショッピングサイトで買い物をしても、商品が届くことはありませんので注意が必要です。

悪質出会い系サイト

ロマンス、カップル

出会い系サイト等でサクラを使って利用者にポイントを購入させ、出会い系サイトの利益を得ようという手法になります。

被害に遭った人は出会い系サイトを使ったという後ろめたさなどから、訴訟を起こしにくいという心理を突いた詐欺です。

またサクラ等を使った詐欺は立証するのが難しいという点も大きく、被害を受けても泣き寝入りするしかないというのが現状です。

サイバーアタック

ハッカーがネットショッピングサイト等ECサイトに攻撃を仕掛けて、個人情報を盗み取ります。

その個人情報を不正に利用する手口です。

ハッカーによる攻撃は年々進化しており、セキュリティを万全にしても突破されるといったイタチごっこは未だに繰り広げられています。

拾ったカードの不正利用

カードの持ち主がかばんや財布を落としてしまった際に、カードを抜き取って不正利用する手口です。

かばんや財布を落としてしまったら、カードを停止させない限り被害はどんどん膨れ上がってしまいます。

3Dセキュアの仕組みとは

女性、ドア

従来のクレジットカード詐欺から、カード利用者を守ることを目的とした3Dセキュア。

そんな3Dセキュアはなぜ安全なのでしょうか、その仕組みを解説していきます。

3Dセキュアの利用プロセス

3Dセキュアによるカードの利用プロセスは以下のようになっています。

  1. カード利用者による商品の購入(カード番号、有効期限の入力)
  2. カード加盟店がカード発行会社に本人登録情報の照会
  3. カード発行会社がカード利用者にパスワードの要求
  4. カード利用者がカード発行会社にパスワードの送信
  5. カード発行会社がカード加盟店に認証結果の送信

以上の手順を踏んで、ようやくカード利用者は商品を購入することになります。

なぜ安心なのか

クレジットカードの情報だけ参照しても犯人はクレジットカードを利用できない所に理由があります。

カード利用者のパスワードは、カードの利用者とカード発行会社のみが取り扱うものなので第三者に知られる事はありません。

もしハッカーなどがクレジットカードを不正利用しようとした場合、カード加盟店とカード発行会社の両方から情報を盗まなければなりません。

これらの理由から、3Dセキュアは安全につながります。

3Dセキュア契約から利用手順

握手

便利なットショッピングを安全安心に使うためにも、3Dセキュアは積極的に取り入れていきたいものです。

契約手順はとても簡単ですのでこれを期に、クレジットカードを見直していきましょう。

3Dセキュア対応各社

3Dセキュアを取り扱っている企業はたくさんあり、用途ライフスタイルによって便利なカードを探しましょう。

ほんの一部ではありますが、紹介していきます。

dCARD
各種電子マネーのチャージに対応していて、dポイントカードとしても利用可能。

Googlepayを利用すればスマホを持ち歩くだけで買い物ができます。

RakutenCard
カードの申し込みや楽天市場などでの買い物でポイントがどんどんたまります。

ポイント還元率が高いので楽天市場やYahoo!のサービスを利用している人におすすめ

AEON CARD
ショッピングや国内外旅行傷害保険も付帯されており、6つの空港のラウンジが利用可能になります。

年間100万円利用でイオンゴールドカードにランクアップ。ゴールドカードではイオンラウンジの利用が可能です。

三井住友VISAカード
三井住友銀行ATM手数料が無料で電子マネーに対応している他に、万全のセキュリティ対策が取られているカードです。

カードとしてのステータスが高く審査がやや厳しいのが難点ですが、通過すれば社会的信用が高まります。

クレジットカードの申し込み

まずはクレジットカードを契約しましょう。

用途やライフスタイルに合わせてカードを選択しましょう。

3Dセキュア認証ページ

クレジットカードが発行されたら、カード発行会社のHPに飛びます。

そして3Dセキュア認証ページに飛び、各種情報を入力後パスワードの設定をします。

パスワードが設定されたら、あとは買い物をしてみましょう。

買い物

ネットショッピングサイト等にクレジットカードの情報を登録して、欲しいアイテムを実際に購入してみましょう。

商品の決済ページを進んでいくと、クレジットカード会社の認証ページに飛びますので登録したパスワードを入力します。

パスワードが合っていると、購入が完了されます。

商品の到着

購入された商品がお家に届きます。

パスワード設定の注意点

パスワード

3Dセキュアにはパスワードが必要ですが、そのパスワードも設定するときに注意点があります。

安全に利用するために、パスワード設定にも注意しておきましょう。

自分の氏名や生年月日は使わない

クレジットカードの情報を得た犯人が、真っ先に試すのがカード契約者の氏名生年月日を組み合わせたものです。

他にも電話番号や、郵便番号といった情報も試されるようです。

こういった情報は覚えやすいメリット以上に、不正利用されやすいといったデメリットがあることを知っておきましょう。

大文字小文字英数字を利用する

小文字だけ数字だけといったパスワードはほとんどのカード発行会社で禁止されていて、登録できないようになっています。

特定のツールを使えば簡単にパスワードが割り出されてしまうので、パスワードを設定する際は必ず2~3種類の文字を含めたものにしましょう。

メモをしておく

パスワードは忘れやすいものですので、設定したパスワードはメモしておきます。

そして空き巣などで被害を受けないように、クレジットカードそのものとは別の場所に保管するようにしましょう。

できるだけ金庫などのようにのかかる場所が望ましいです。

第三者に知られない

夫婦や家族といった親しい間柄でも、パスワードを共有するのは危険な場合があります。

トラブルを回避するためにも、カードのパスワードは一人で管理するようにしましょう。

まとめ

オーシャン

今回は3Dセキュアの使い方を解説していきました。

クレジットカードでのショッピングはとても便利で、今の時代に溶け込んでいて切っても切れない関係にあります。

そんな身近なカードを安全に使いこなすためにも、セキュリティ対策は必須となっています。

あなたもセキュリティを強化するために、3Dセキュアを検討してみてはいかがでしょうか。

本サイトの記事は犯罪に巻き込まれない、犯罪を未然に防ぐという観点から書かれたものであり、 実際に犯罪に巻き込まれた場合や身に迫る危険がある場合はすぐに最寄りの警察署までご相談ください。

■警察庁 各都道府県警察の被害相談窓口
https://www.npa.go.jp/higaisya/ichiran/index.html