#9110に相談できること|不審者・近隣トラブル・騒音で通話して良い?繋がらないときは?

警察に緊急連絡できる番号と言えば110番ですが、その番号の頭に9を付けた「#9110」をご存知でしょうか?

「#9110」は緊急ではないけれど警察に相談したい時に使うことができる番号です。

今回は今まで「#9110」を知らなかった人に向けた活用方法を紹介していきます。




#9110とは?

警察

「#9110」は1989年から運用され始めた全国共通の警察相談窓口の一つです。

この電話番号ができるまで警察に連絡する手段は、緊急連絡先の110番か地元の警察署の番号へ電話するかに限られていました。

しかし、110番は事件性の大きなものや緊急事態以外はかけてはいけないというイメージが強いものです。

また、いきなり地元の警察に連絡するのも気が引けるという人もいるものです。

そうなると自宅から警察に連絡する手段は事が起きてからではないと連絡できないという事態になってしまいます。

そこで緊急ではない事でも警察へ気軽に相談できる共通の窓口として「#9110」が作られたのです。

それ以外にも緊急時に「#110」が繋がりづらくなるのを避ける役割も「#9110」は持っています。

 

犯罪や事故の発生には至ってないけれど、ストーカーやDV・悪質商法など警察に相談したいことがあるときには、警察相談専用電話#9110をご利用ください。全国どこからでも、電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口につながります。
引用:警察に対する相談は警察相談専用電話 #9110へ

警察相談ダイヤル#9110

#9110に相談できる内容

オフィスでの電話

一口に緊急ではない事といわれてもいまいちわからない人もいると思います。

ここでは「#9110」が受けることを想定している相談事や要項について見ていきます。

主な相談事

「#9110」に相談されているのは以下のようなものです。

  • 家族関係のトラブル(DV被害、金銭問題など)
  • 学校・職場でのトラブル(いじめや体罰など)
  • 近隣トラブル(騒音・異臭など)
  • 詐欺・悪質商法
  • ネット犯罪
  • ストーカー・痴漢被害

これら以外にも普段の生活の中で起こるトラブルであれば気軽に相談できるものです。

また、警察官や警察全体の対応に関する問題についても「#9110」は受け付けています。

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#9110の要項

「#9110」は以下の要項に沿って、相談を受け付けています。

  • 受付時間:平日の8時30分から17時15分(各都道府県警察本部で異なる)
  • 土日・祝日及び時間外は、24時間受付体制の一部の県警を除き、当直または音声案内で対応。
  • 通話料は利用者負担

基本的には平日の受け付けで通話料金がかかることは注意しておくべき点です。




#9110では何をして貰える?

案内

電話をかけて一番気になるのは窓口でどのような対応が行われるかということです。

ここでは「#9110」に電話をかけた場合に行われる主な対応を挙げていきます。

現状に対する対処法や助言

アドバイス

相談内容がその時点で相談者自らが対応・対策できることであれば、正しい対処法や助言をして貰えます。

この対応される基準は生命や財産に危害が及んだり、犯罪に繋がったりする可能性がない場合です。

専門窓口への案内

「#9110」は総合的な相談窓口であることから現状の問題を全て解決できるわけではありません。

ただ、相談内容が他で対処した方が良い場合は問題に対応した専門の相談窓口に案内して貰えます。

また、場合によっては警察以外の機関へ引き継ぎをして問題解決を促してくれるものです。

このことから自分が遭っている被害が具体的にわからない場合にも「#9110」の利用はおすすめできます。

110番と同様の対応

自分では緊急ではない相談と思っていてもヒアリングの結果、危険性があると判断されることもあります。

その場合は加害者への警告や検挙など110番の時と同様に警察が動くような対応をして貰えるものです。

気軽な相談窓口といっても対応はしっかりしてくれるので安心して利用できます。

#9110の安全性は?

セキュリティ

「#9110」は残念なことに一般での認知度があまり高い番号ではありません。

そのため、この番号自体が安全かどうか疑ってしまう人もいますが、前述の通り「#9110」は警察による共通の相談窓口です。

安全性でいえば非常に高い連絡先になります。

また、連絡した際に住所や名前を聞かれる場合もありますが、これを匿名にすることもできるものです。

連絡の際に匿名にしたことで対応の質が下がるということはありません。

DV被害やいじめに遭っていて自分の名前が知られるのが嫌という場合は隠す選択を取る事もできるのです。

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#9110が繋がらない場合の対処法

携帯電話

「#9110」は電話での連絡先であることからなかなか繋がらない場合があります。

ここではそんな時に取るべき対処法を挙げていきます。

対応する回線ではない

黒電話

「#9110」は基本的には自宅の電話や携帯電話・スマホからも連絡できるものです。

しかし、黒電話などに使用されるダイヤル回線や一部のIP電話ではそもそも繋がらないようになっています。

これらの電話しか持っていない人は多くないかもしれませんが、2つを使っている場合は別の回線を使いましょう。

時間帯の確認

腕時計

「#9110」が通常の電話対応をしている時間は管轄の県によって異なりますが、多くは平日の8時30分から17時15分となっています。

これらの時間帯のうち仕事の合間でかけられるお昼前後や仕事終わりが多い17時台では電話が繋がりにくくなることもあるものです。

ですので、それらの時間帯は避けて電話をかければ繋がりやすくなる可能性があります。

また、土日や祝日でも当直・宿直や自動音声での対応が行われていますが、その場合も休日であることから連絡が集中するものです。

連絡する側の都合もあるかもしれませんが、できれば休日の連絡は避けるようにしましょう。

各種相談ホットラインに直接連絡する

もし、自分が抱えている問題の内容が具体的にわかる場合は専門の相談窓口に直接連絡するという方法もあります。

主に案内される相談窓口は以下のものです。

  • 犯罪被害者ホットライン 電話:03-3597-7830 受付時間:8時30分から17時15分まで(平日のみ)
  • 性犯罪被害者相談電話 電話:#8103(ハートさん)受付時間:24時間対応(年中無休)
  • ヤング・テレホン・コーナー 電話:03-3580-4970 受付時間:24時間受付
  • 行方不明者相談 電話:03-3532-0098 受付時間:8時30分から17時15分まで(平日のみ)
  • 暴力ホットライン 電話:03-3580-2222 受付時間:24時間受付
  • 銃器薬物ホットライン 電話:03-3593-7970 受付時間:24時間受付
  • サイバー犯罪対策課 電話:03-5805-1731 受付時間:8時30分から17時15分まで(平日のみ)

「#9110」でヒアリングされた結果によってはこれらの窓口に案内されることもあります。

全て覚えるのは難しいので、専門窓口の連絡先もあることを覚えて「#9110」が繋がらない場合はその都度調べてみましょう。

地元の警察に連絡する

「#9110」は管轄の地域ごとに連絡を受け付けているので、その地域での連絡が集中している場合は繋がらないことがあるものです。

その場合は大きな管轄ではなく、地元の警察に直接連絡するという手段があります。

また、県単位で「#9110」と同様の相談を受け付ける電話窓口を設けている場合もあります。

相談の結果、助言や上記の専門窓口への案内をしてくれることには変わりないものです。

どうしても繋がらない時はお住まいの県や地域の警察署の番号に直接連絡してみましょう。

まとめ

通話

今回は警察の連絡先の一つである「#9110」について見ていきました。

「#9110」は110番に連絡しづらい問題でも気軽に相談できる連絡先として使えるものです。

ただ、知っていなければ使えないものなので、この記事で知った人はぜひ知り合いにも共有してみてください。

警察相談ダイヤル#9110

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■警察庁 各都道府県警察の被害相談窓口
https://www.npa.go.jp/higaisya/ichiran/index.html