バカッターの損害補償はどれぐらい?事例やその後の人生に及ぼす影響も

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バイト先での悪ふざけをSNSなどに投稿する行為をバイトテロといいます。

特に投稿先として多いのがツイッターです。ツイッターは一部でバカ発見器などとも呼ばれています。

発見されたバカはバカッターと呼ばれ炎上し注目をあびるのです。

バカッターからの被害の予防・バカッターの心理や目的・バカッターのその後などみていきましょう。

バカッターの被害予防策

損害賠償と刑事告訴の可能性をあらかじめ伝える

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あらかじめ、アルバイトにSNSについて話をします。

採用し契約する時がよいでしょう。契約書にSNSについてのルールも記載しておきましょう。

ルールを破ったら損害賠償・刑事告訴の可能先があることを伝えます。

バカッターの素質がある人は自分の行為が大事になると思っていないケースが多いです。

ですので損害賠償・刑事告訴というワードを盛り込み事の重大さを前もって教えましょう。

易しく書かれたSNSルールの配布

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上記のように驚かせるだけでなく、易しく書かれたSNSルールの紙をアルバイト全員に配布するのも効果的です。

定期的に講習会ができたらベストでしょう。バカッターの素質がある人は、単純にSNSの扱い方について未熟であったりします。

易しく、誰が読んでも理解できるかたちでルールを明記しましょう。

勤務中のスマートフォンの禁止

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バカッターはスマートフォンで撮影した自分の写真や動画を投稿することが多いです。

ですので、スマートフォンの持ち込みを禁止するルールを作りましょう。

少なくとも勤務中はバカッターの暴挙を防ぐことができます。

スマートフォン禁止は個人情報を漏洩させないといった点でも効果があります。

職場の個人情報を外部に持ち出されないというメリットもありますので、スマートフォンの利用はロッカーだけなどに限定しましょう。

人目のない環境を作らない

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「暇だったから」という理由で暴挙に出るバカッターもいます。

他の店員も客もおらず、バカッターと撮影者のみになったために不適切な行為が行われてしまいました。

アルバイトを少人数にせず、客がいないと暇という状況を作り出さないのは大切なことです。

たとえば接客業なら、お客様がいないときにする業務などをマニュアルにしっかり盛り込み指導しましょう。

店長など立場ある人がバックヤードにこもることは避けて、定期的にアルバイトの様子を見にいってください。

「偉い人が定期的に見にくる」と意識させるだけでバカッターの暴挙を防ぐことができます。

バカッターの心理

本人としては「ちょっとした悪ふざけ」

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バカッターはSNSに投稿するとき、自分は大変なことをしてしまったのだという自覚がありません。

「ちょっとした悪ふざけを友達に見せよう」というのがバカッターの心理です。

小学生の頃、給食を粗末にして笑いを取るような同級生がいた方もいるでしょうか。

バカッターはそのような気持ちでいるのです。小学生レベルの精神年齢の持ち主といっても過言ではないでしょう。

「広めるつもりはなかった」ということも

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バカッターが投稿を見せようと思う相手は「友達」です。

しかし、最初は友達だけが見ていた投稿だとしてもSNSである以上拡散されます。

友達の友達、と連鎖していきまったく知らない人にまで広がっていきます。

こうなるとバカッターは「広めるつもりはなかったのに」というのです。

SNSが世界中に公開されているものという意識が薄いのもバカッターの特徴です。

バカッターの目的

内輪受けを狙った

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バカッターが投稿を見せたいのは友達という点に触れました。

つまり、バカッターは内輪受けを狙ったのだといえます。

「こいつなんてバカなことしてるんだ」と周りの数人の友達を笑わせたいのです。

内輪以外の人間がどう思うのかという想像力が欠如しています。

「武勇伝」になると思った

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主に若い男子と話した際「武勇伝」を語られた経験はあるでしょうか。

バカッターは自分の武勇伝を作るために暴挙に出るケースもあります。

「ちょっと変わってる・悪いことをしている俺かっこいい」という気持ちからの行動です。

この場合のバカッターは悪いことをしている自覚が多少あります。

しかし、同時にそれは別に大したことではないと考えています。

「ばれないか、ばれたとしても少し怒られて終わり」という甘い考えを持っているのです。

バカッターは基本的に店に迷惑をかけようだとか潰してしまおうとは思っていません。

あくまで自分の行動を面白がってほしいだけです。

大変なことをしでかしているとは思わないのです。

バカッターの損害賠償事例

飲食店での事例

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飲食店に勤めるバカッターが、冷蔵庫や洗浄機に入るなどした写真をツイッターに投稿する事例です。

この事例はよくあります。当然バイトは解雇されます。

店が閉店に追い込まれることも少なくなく、店側はバカッターに損害賠償を求めます。

2000万円・3000万円など、いちアルバイトが払うには多額すぎる金額です。

バカッターでは払えないので、親が家を売るなどしてお金を返済にあてている事例もあります。家族を巻き込んだ大惨事になるのです。

コンビニでの事例

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コンビニのアイスケースに寝そべったバカッターの事例です。

バカッターと撮影した従業員もろとも解雇され、アイスケースの清掃代などの損害賠償を求められています。

コンビニではこの他に勤務中に商品のおでんを食べる・タバコで遊ぶ・レジで悪ふざけするなどといったバカッターが現れています。

彼らによりコンビニ側は、店舗が閉店に追い込まれる・株価が下落するなどといった被害を被ります。

苦情も殺到しますので、その対応にも追われ心理的にも疲弊させられます。

バカッターの人生への影響・代償

氏名など個人情報の特定・流出

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「実名のツイッターアカウントではないから大丈夫」と考え軽率な行為に至るバカッターがいます。

しかし、インターネットには炎上した人の身元の特定が得意な人たちがいます。

いとも簡単にバカッターは氏名・住所・顔写真・学校などの個人情報を特定されます。

そしてそれはより多くの人へ拡散されていきます。

それにより「外を歩くと何か言われる」と引きこもってしまうバカッターもいます。それがバイトテロの代償なのです。

学校・進学・就職への影響

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バイトテロが学校に知れると当然処分を受けます。停学や、下手をすれば退学処分となります。

また、進学先や就職先が決まっていた矢先にバイトテロを行ったため入学取り消し・内定取り消しになったなどといった事例もあります。

その後浪人して進学しようにも個人情報が流出しています。

受験した大学の関係者にバカッターであると知られる可能性がありますので、進学が困難になります。

就職についても同様です。

面接でブランクについて尋ねられ「内定取り消しになったため」などと答えたら間違いなく理由を追及されます。

ほんのちょっとの「悪ふざけ」「武勇伝」が将来の進路を困難なものにしてしまうのです。

まとめ

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バカッターは身近な友達に笑ってもらいたくてバイトテロを行います。内輪受けを狙っているだけです。

しかし、その結果店側は多大な迷惑を被ります。店側への悪気はないことが多い彼らに「悪気がなくても悪い」ことをあらかじめ伝えてください。

「損害賠償・刑事告訴」という単語を最初に示しておきましょう。

そして全員にSNSのルールを周知してください。「暇」な時間を作らないこと・スマートフォンの持ち込み禁止も効果的です。

バカッターから大切なお店を守るために、アルバイトの意識改革に励みましょう。

本サイトの記事は犯罪に巻き込まれない、犯罪を未然に防ぐという観点から書かれたものであり、 実際に犯罪に巻き込まれた場合や身に迫る危険がある場合はすぐに最寄りの警察署までご相談ください。

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