下着泥棒の対策5つ!泥棒の手口と心理、盗まれたときの対処法も解説

PR

一人暮らしをしたことがある女性なら、誰もが一度は下着泥棒を意識したことがあるのではないでしょうか?

下着泥棒のニュースを見る度に、自分の状況に置き換えて考えたことがある女性もいるでしょう。

実際に下着泥棒の被害に遭ったことのある女性の数はそれほど多くはないようですが、だからといって油断はできません。

下着泥棒の犯行現場に鉢合わせして重大な事件に巻き込まれる恐れもあるからです。

この記事では、下着泥棒の手口や狙われやすい状況、事例を知ることで、被害を未然に防ぐ対策法を徹底解説。

さらに下着を盗まれたときの対処法もご紹介します。




下着泥棒に共通する犯行の手口

下着泥棒の習性を知るためにも、まずは下着泥棒に共通する犯行の手口について見ていきましょう。

事前に現場を下見する

住宅街

下着泥棒というと衝動的な犯行のようなイメージがありますが、下着泥棒は突発的に犯行を行うわけではないようです。

誰の下着であってもいいというわけではなく、事前に現場を下見してターゲットを選んだうえで犯行を行います。

下着泥棒がチェックするポイントは、建物がある場所、部屋の階数、住人が留守にする時間帯、同居人の有無などになります。

つまり、下着泥棒が犯行しにくい環境を作ることでターゲットになる可能性が低くなると言えるでしょう。

同じ現場で繰り返し盗む

下着泥棒は、同じ現場で繰り返し盗むケースが多いようです。

一度犯行が成功した現場は、防犯意識が低くセキュリティが甘いと判断されるため、下着泥棒のターゲットになるのです。

下着泥棒の被害に遭った後も防犯を強化したり警察に届けたりしないということが分かると、また狙われる可能性が高くなります。

そのため、被害に遭ったら何らかのアクションを起こしたほうがいいと言えるでしょう。

関連空き巣の前兆を察知する方法!空き巣が下見で残すマーキングとは?




下着泥棒に狙われやすい状況

下着泥棒の手口に続いて、狙われやすい状況についても確認していきます。

庭やベランダ

アパート バルコニー

庭やベランダなどの屋外は、下着泥棒に狙われやすい定番の状況です。

庭は簡単に侵入できますし、1階のベランダは犯行が短時間で行いやすいため、格好の餌食になります。

一方、同じベランダでも地面から高さがあったり2階以上の部屋にあったりする場合は、ターゲットになりにくいでしょう。

一人暮らしの女性の部屋

下着泥棒は事前に現場を下見するときに、ターゲットとなる女性が一人暮らしかどうかをチェックしています。

同居人がいる場合、犯行現場を目撃されたり、同居人が男性の場合は取り押さえられたりする可能性があるからです。

コインランドリー

コインランドリー

コインランドリーも下着泥棒のターゲットになりやすい状況です。

洗濯が終わるまでの時間を有効活用しようと、洗濯機に洗濯物を入れたままその場を離れてしまう人も多いでしょう。

ですが、このようなタイミングこそ下着泥棒に狙われやすい状況になります。

洗濯物から目を離したすきに下着泥棒の被害に遭うケースが増えているのです。

杉山容疑者は先月4日の深夜、玉名郡にあるコインランドリーで乾燥機に入っていた女性ものの下着など10点を盗んだ疑いが持たれています。
引用:下着など盗んだ疑いで男を逮捕 家や車から約1000点押収

関連置き引きの手口と対策|被害にあった場合にとるべき行動は?




実際に起こった下着泥棒の事例

つぎは、実際に起こった下着泥棒の事例をいくつかご紹介したいと思います。

同僚女性の部屋から下着を盗み出した事例

26歳の会社員の男が20代の同僚女性の部屋に窓ガラスを割って侵入し、下着を盗んだとして逮捕された事例があります。

この男は同僚女性の部屋から下着を約30点、総額で13万5千円相当を盗み出したとされています。

警察の捜査で男の家からはほかにも女性用の下着が数百枚見つかっているため、余罪についても調査中です。

犯行現場を目撃されて男性を攻撃した事例

50代女性の下着を盗んで逃げようとした姿を30代男性に目撃され、男性の脚に噛みついたとして63歳の男が逮捕されました。

男は住居侵入と強盗のほか、強盗致傷の罪にも問われています。

同性の下着に興味があり男性の下着を盗んだ事例

下着姿の男性

34歳の男が大学のハンドボール部の男子更衣室に侵入し、男性部員の下着を盗んだとして逮捕された事例があります。

男子更衣室で下着が盗まれる騒ぎが相次ぎ、防犯カメラを設置したところ、男がやってきてその場で現行犯逮捕されました。

男は同性の下着に興味があったそうです。

更衣室で男性用下着の盗難が相次いでおり、学生らが防犯カメラを設置していた。この日も監視していた学生数人が更衣室に侵入する沢村容疑者に気付き、取り押さえた
引用:「男性の下着に興味があった」大学体育館の更衣室に侵入容疑 小学校教諭を逮捕

下着泥棒の被害を未然に防ぐ対策法

下着泥棒に遭わないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?

下着泥棒の被害を未然に防ぐ対策法をお伝えします。

下着は部屋干しにする

そもそも下着を盗まれやすい場所に干さなければ下着泥棒の被害には遭いません。

ほかの衣類は庭やベランダなどに干したとしても、下着だけは部屋干しにすると被害に遭う可能性はだいぶ低くなります。

部屋干しにすると生乾きのニオイが気になることもあるかもしれませんが、部屋干し用の洗剤を使うことで解決できるはずです。

下着が見えないように干す

白 洗濯物

それでもやっぱり外に干したい場合は、周りから下着が見えないように工夫することをおすすめします。

ピンチハンガーの中央に下着を干したら、その周りを囲むようにタオルなどの大きな洗濯物を干しましょう。

隠し干しが簡単にできる専用のピンチハンガーもアイディア商品として販売されているので、利用してみるのもいいですね。

ですが、下着泥棒はこのような対策をすでに知っている可能性があり、あえて隠し干しをしている洗濯物を狙う場合もあるようです。

なので、下着を見えないように干したとしても万全な対策とは言えません。

ほかの対策法とセットにすることや、あくまでも工夫のひとつとして考えておくようにしてください。

2階以上の部屋に住む

1階の部屋を借りてしまった場合は仕方ありませんが、これから部屋を探す場合は2階以上の部屋に住むようにしましょう。

ベランダがあっても外から侵入するのが難しい高さに位置しているような場合は、下着泥棒に狙われる確率が低くなります。

また、人通りの多い道路に面しているベランダも下着泥棒に敬遠されるので、物件を選ぶ基準にするといいでしょう。

関連女性の一人暮らしが行う防犯対策 | ベランダや玄関で使える対策グッズも

男性の同居人がいると思わせる

男性 サンダル

下着泥棒は、干してある洗濯物から女性が一人暮らしかどうかを判断しています。

この下見の段階で男性の同居人がいると判断されるとターゲットから外されやすくなるのです。

男性の存在を匂わせるためには、男性ものの下着を一緒に干したり、ベランダに男性の履物を置いたりするなどの方法があります。

これ以外にも男性の同居人がいると思わせる方法があれば積極的に取り入れてみましょう。

セキュリティを強化する

防犯カメラや防犯ブザーなど、セキュリティを強化することを考えてみてもいいかもしれません。

とくに一人暮らしの女性の場合は、下着泥棒のほかに空き巣やストーカーなどの犯罪も不安です。

防犯グッズは多種多様なものが販売されているので、万が一に備えるという意味でも導入しておくと安心でしょう。

関連防犯砂利のセラミックやガラス砂利にデメリットはある? | 効果と選び方も解説




下着を盗まれた場合の対処法

では、実際に下着泥棒の被害に遭ってしまった場合はどうしたらいいのでしょうか?

最後は、下着を盗まれた場合の対処法をご紹介します。

警察に被害届を出す

パトカー

下着泥棒の被害に遭ったら、警察に被害届を出しましょう。

関連被害届の書き方 | 器物破損や万引の被害届はどこに提出する?

下着を盗まれたくらいで通報するのは面倒だと思ったり、盗まれたものが下着だけに恥ずかしいと思ったりするかもしれません。

ですが、被害届を出すことで警察と情報を共有することができ、地域の治安を守ることに貢献することができるのです。

また、同じような被害があったときに事件の早期発見や早期解決に役立てることができるでしょう。

自分一人のためだけではなく、地域の人たちのためにも被害届は必ず提出するようにしてください。

被害者が被害届を提出し捜査が行われるケースもあります。警察は巡回強化や防犯カメラの解析などを行い、被疑者の特定に努めます。
引用:下着泥棒の操作の流れ

犯行現場を目撃したら身の安全を確保する

万が一下着を盗もうとしている瞬間を目撃しても、それを止めさせようとしたり取り押さえようとしたりするのは危険です。

下着泥棒が逆上して向かってきたら、重大な事件に発展してしまう可能性があるからです。

犯行現場を目撃したら身の安全を確保することを第一に考えましょう。

間違っても一人で立ち向かうことのないようにしてください。

まとめ

猫 洗濯 ドレス

下着泥棒は軽犯罪ではありますが、被害に遭った女性にしか分からない恐怖が大きい犯罪です。

下着泥棒の被害に遭っても泣き寝入りしてしまう女性は少なくありませんが、犯罪を放置してはいけません。

味をしめた下着泥棒が犯行を繰り返す可能性があり、万が一鉢合わせしてしまうと命の危険もあるからです。

自分の身を守るためにはもちろん、地域の治安を守るためにも被害に遭ったら警察に被害届を出しましょう。




本サイトの記事は犯罪に巻き込まれない、犯罪を未然に防ぐという観点から書かれたものであり、 実際に犯罪に巻き込まれた場合や身に迫る危険がある場合はすぐに最寄りの警察署までご相談ください。

■警察庁 各都道府県警察の被害相談窓口
https://www.npa.go.jp/higaisya/ichiran/index.html