昨今、LINE内での怪しいアカウントによる迷惑行為や詐欺被害、スパム行為などが増えています。
これらを防ぐためには関わらないことが一番ではありますが、それと同じくらいLINEの通報機能を使うことも大切です。
今回はそんなLINEの通報機能の使い方や正しい活用方法を紹介していきます。
LINEの通報機能とは?
LINEには怪しいアカウントからメッセージを送られた際に運営側に報告ができる「通報」の機能があります。
怪しいアカウントは通報することで次への被害者を減らすことに繋がるものです。
通報を利用すると下記の項目が表示されます。
- スパム/宣伝目的
- 異性交際/出会い目的
- 迷惑行為
- その他
上3つがLINE上で起こり得る主な被害になっています。
怪しいアカウントではあるけれど、具体的な被害がわからない場合は「その他」を選びましょう。
LINEの通報機能を使うべき相手
通報という単語だけ見ると安々と使っていいものではないと思ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、中には迷うことなく通報するべきアカウントがいくつかあるものです。
ここでは通報機能をすぐに使うべき相手を挙げていきます。
URLを送って来るアカウント
LINEではトーク画面にURLを張ってくるアカウント(スパム)があります。
それらの多くは情報の抜き取りや詐欺であり、URLから架空請求やウイルス感染などに繋がるものです。
通報するのはもちろんのことですが、通報前に興味本位でURLをタップしないようにしましょう。
執拗に交際や商談を迫るアカウント
LINE上で無理な交際や商談を迫ってくるユーザーアカウントも中には存在します。
こちらはLINEやネット上には留まらず、現実での被害に繋がる可能性があるのでより通報が必要です。
また、既に友だちリストに入っている中にもある時を境に交際や商談を迫ってくることもあります。
その場合は例え、一度会った相手でも通報すべき対象です。
自分や友達が大きな被害に遭う前に対策しましょう。
乗っ取りにあったアカウント
LINEでは勝手にアカウントを操作される乗っ取り被害というものが存在します。
そして、友達のアカウントが乗っ取られてスパムや詐欺のメッセージを送ってきた場合も通報が使えるものです。
そのまま利用されて被害が拡大する前に通報して運営に対応して貰いましょう。
LINEの通報機能の気になる点
LINEの通報機能を今まで使っていなかった理由の中で気になる点があって使えなかった人もいるものです。
ここではそんなLINEの通報機能の気になる点を解決していきます。
相手へ通知されるのか?
通報の際に考えてしまうことの一つに通報したことを相手に知られるというものがあります。
あり得ないとは思っていても通報することで何らかの復讐をされる不安を抱く人もいるものです。
ただ、LINEの通報は通報者の情報は使わないで行われます。
また、通報に関して通報者側に運営から何か問われることはないので、項目に当てはまる場合は気負わず利用してみましょう。
通報は取り消しが行えるのか?
ほとんどないことではありますが、仮に間違って通報した時に取り消しが行えるかも気になる点です。
しかし、残念ながら一度行った通報は取り消すことができません。
怪しいアカウントは容赦なく通報して良いですが、間違っても悪戯や個人的な感情で普通のアカウントを通報しないようにしましょう。
ブロックとの違いは?
通報と同じものと思いがちなLINEの機能に「ブロック」があります。
ブロックは相手を自分の友だちリストから解除して、トーク機能の多くを制限する機能です。
そして、通報は運営への報告にはなりますがトーク機能等には影響がないので相手にトークの送信自体は止められません。
なので、ブロックは通報と合わせて利用すべき機能なのです。
こちらについても相手への通知はないのでブロックを知られることなく活用できます。
LINEの通報のやり方
それでは実際にLINEの中での通報のやり方を見ていきましょう。
トークを送られた場合の通報
トークを送られた時はトーク画面の上部に「追加」、「ブロック」、「通報」の3つが表示されます。
怪しいアカウントである場合はまずは「ブロック」をタップしましょう。
その後、隣の「通報」をタップして相手のアカウントの内容に沿った報告を選んでください。
友達になった後の通報
怪しいアカウントと友達になってしまった後も通報はすぐにできるものです。
まずはトーク画面の右上にあるメニューから「設定」をタップします。
すると「設定」内の下の方に「通報」の項目があるのでそれをタップすれば報告を選ぶ画面が出てきます。
選び終わると対象のアカウントをブロックしていない場合は、ブロックするかどうかのポップアップが出るのでブロックしておきましょう。
グループトークでの通報
通報は個人のトーク画面だけではなく、グループトーク全体に対しても行うことができるものです。
こちらもグループの「設定」から「通報」の項目が表示されます。
自発的に入ったり、招待されたりしたグループが怪しげな場合はそのグループ自体を報告してみましょう。
また、通報後はグループから脱退しましょう。
タイムラインでの通報
タイムラインでは友達がシェアした投稿が表示されることもあるので意図せずスパム系の投稿を見つけてしまう可能性があります。
通報するには対象の投稿の右上にある横3つの点をタップすると「通報」の選択肢があるので内容を選んで報告しましょう。
知り合いかも?からの通報
友達がリストに入れている怪しいアカウントが自分の「知り合いかも?」に表示されることがあります。
こちらから触れなければ問題はありませんが、気になる場合はこれも通報が行えるものです。
「知り合いかも?」から対象のアカウントをタップすると「追加」、「ブロック」、「通報」が出るのでそこから選択しましょう。
その他のコンテンツでの通報
LINEにはその他にも様々なコンテンツがありますが、基本的にはメニューの「設定」から「通報」の項目にたどり着けるものです。
ブロックと合わせて対処してみてください。
LINEで通報された側はどうなる?
迷惑行為をするアカウントであれば通報されるのは当然ですが、その後がどうなってしまうのか気になる人もいると思います。
ここではLINEで通報された後に行われる処理を説明していきます。
アカウントの凍結が行われる
通報すると運営に通報内容と通報されたアカウントが行った直近のトーク履歴が送信されます。
この際に送信されるトーク履歴は相手の発言のみなので自分のトークが見られることはないものです。
そして、それらを照らし合わせた結果、発言や行為が不適切であると判断されるとアカウントの凍結が行われます。
通報してもすぐには凍結されない
ただし、通報されたアカウントが全て凍結されるわけではなく、問題を繰り返し起こした場合に凍結の処理が行われます。
つまりは会話を送ってきたアカウントがすぐに動かなくなるわけではないのです。
そのため、怪しげなアカウントを凍結させるには多くの通報が必要になります。
そういった面でブロックだけではなく、通報も行うべきなのです。
まとめ
今回はLINEの通報機能の使い方や活用方法について見ていきました。
通報自体は問題の報告でしかありませんが、情報が集まることで自分や友達への次の悪質な被害を防ぐことができるものです。
項目に当てはまるアカウントは通報して、クリーンにLINEを使える環境にしてみましょう。