ギャンブル依存症で犯罪に手を染めない対策法 | 危険性と正しい治療法も

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ギャンブルという言葉を聞けば、多くの人は何かしら危険なイメージをもつことでしょう。

自分で操作することが不可能な一定の領域に自分の財産を賭ける。

ハイリスクハイリターンで人生設計を良い方向にも悪い方向にも狂わせるギャンブルは、一般的にはあまり勧められていません。

ギャンブルの特に危険な側面の一つは、依存症になる危険性があることです。

ギャンブル依存症の恐ろしさ、そして防犯の観点から犯罪との関連性と依存症対策について見ていきましょう。

監修者:さとる (ギャンブル専門家)
さとるオンラインカジノ・パチスロ・パチンコ・競艇・競馬・など独自のカジノ理論で勝負に挑むギャンブル専門家です。オカルトでも当たる確率が高いなら実行します。得意はオンカジのバカラとパチスロ天井ハイエナ。ギャンブル記事の監修を承ります。依頼はこちらから。

ギャンブルの危険性

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パチンコなど比較的ハードルの低いものから賭博などギャンブルの種類は多岐にわたります。

しかしながら全体的にいってギャンブルには幾つかの重大な危険性があります。

財産を失うリスク

まずはギャンブルのためにお金を使い果たす、若しくは借金を背負ってしまうというリスクです。

大抵のギャンブルはリスクの高さ故にその日のうちにでも財産を失う危険性をもっています。

もっとも、これはあくまで幾らでもお金を注ぎ込めるセレブではなく一般的な収入を得ている人が前提です。

短期的にであれ長期的にであれ、その人の財産は大きく変動することになります。

生活に支障をきたす可能性

お金が入る度に買い物などではなくパチンコ屋に通うような人を、時々目にすることがあるでしょうか。

ギャンブルには当然ながらお金だけでなく時間もかかります。

本来人間は、健康を維持しながら生活するために多くの時間を管理しながら使う必要があります。

仕事をするだけでなく家事をしたり身の回りのものを管理したり、必要最低限の睡眠をとったりと様々です。

また家族や友人との良好な人間関係を維持するための時間も必要です。

ギャンブルはそれに割くために多くの時間を要し、いわゆる普通の生活を崩してしまいかねません。

お金にせよ時間にせよ、多くを注ぎ込むのには明確な理由があります。それが依存症になりやすいということです。

ギャンブル依存症の症状とは

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ギャンブル依存症という言葉を聞くことはそれほど珍しくないでしょう。その実態とは一体どのようなものなのでしょうか。

我慢できない

「もうやめておこう」と思って理性でギャンブルを放棄できるのであれば、何も苦労することはありません

ギャンブル障害の恐ろしさは、「やめたいのにやめられない」状態になることです。

自分の意思では限度を超えており悪いことだと分かっているのに、まるで体が引き寄せられるかのように続けてしまうのです。

一度陥ってしまうと抜け出すのが容易でないことは想像に難くありません。

精神疾患の一種

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「症」とあるように、ギャンブル依存症は治療を必要とする精神疾患の一種つまり病気です。

薬物やアルコールなど同様に依存症になるリスクを伴うものは、脳内で快感物質を分泌することからやめられなくなります。

ギャンブルも同じく、報酬への期待やリスクを冒していることのスリルその他の要素に脳が快感を覚えることで同様の状態になります。

こうなる過程で脳内の幾つかの部分が成長したり縮小したりして、脳内の構造が変化していきます。

徐々に特定の思考パターンが出来上がっていくのです。

たとえば一度の成功体験に満足できず繰り返したり、不必要なリスクを伴うものを選択しがちになったりします。

特徴

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どこまでがギャンブル愛好家で、どこからがギャンブル依存症患者なのでしょうか。

ギャンブル障害がもつ特徴についてまとめていきます。

動機のすり替わり

ギャンブルをしようとする人は、当初は純粋にギャンブルを楽しみたいと思って興じることでしょう。

しかし依存症の大抵の場合は、いつからかギャンブルをする動機がすり替わってしまっているようです。

たとえば損失を取り返すため、ストレスを解消するため、または落ち着きを得るためにギャンブルを繰り返します。

いつの間にかギャンブルに対するブレーキが効かなくなっているのです。

単なる意志の弱さに起因するものではない

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いわゆる精神論的な発想によって、長年の間この手の依存症は単なる意志薄弱な人若しくは性格未成熟者の問題と考えられてきました。

たしかに一度嵌ってしまったギャンブルの習慣を断ち切るには相当の意志の強さが不可欠です。

しかし前の項で取り上げたように、発症している段階には既に脳のさまざまな部分に変化が生じています。

決して自分の根性の力で治せる病気ではないのです。

生活に支障が出ているかどうか

ギャンブルをしたいという欲求の大きさを測る一つの要素は、生活の各方面に悪影響が出ているかどうかということです。

自分の生活もままならず、社会生活にも影響が出ている上でギャンブルをしないと気が済まないのであれば、既に依存症の可能性は高いでしょう。

犯罪に手を染めない

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ギャンブル依存症と犯罪には密接な関係があります。

ギャンブルが犯罪の動機に

いわずもがなギャンブル依存症の人は精神的に非常に不安定な状態に陥っています。

一般的に常識とされている感覚からは考えられないことを考えたり行動したりする可能性は高くなります。

たとえば経済的な損失が発生した場合にまず選ぶ解決策はギャンブルで取り返すこと。

それでもできない場合には法を犯して犯罪行為へといわば助けを求めるのです。

比較的軽い犯罪から凶悪犯まで

ギャンブルが原因の犯罪で典型的なのが、窃盗や横領などギャンブルに充てるお金を得る目的の盗みです。

それらの犯罪の背景には、ギャンブル以外では満たせなくなってしまった心に起因する精神的な要因もあることでしょう。

エスカレートし、しまいには器物損壊や強盗や殺人といった凶悪犯罪にまで手を染めてしまうというケースもあるのだとか。

他にもギャンブルに興じるあまり保護責任者遺棄の罪につながることもあります。

ギャンブル依存症の治療法とは

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ギャンブル依存症は自分ではその状態に気付きにくい病気です。

何らかの形で陥っていることが分かった場合やギャンブルを止めたいと思った場合、どのように対処してゆけば良いのでしょうか。

基本は心のケア

ギャンブルに対する病的な欲求を治療し正常な状態へ回復していくのは容易なことではありません。

しかしそれ以上に、依存症患者は治療に至るまでに借金や家族その他の問題を抱えている可能性があります。

それら自分が歩んできた過去の問題と向き合うためには心のケアが不可欠です。

最も良い選択肢は入院した上で集団的な心理療法・精神療法を用いることです。

そして自分の欲求にどのように抵抗することができるのか、必要な知識をもちスキルを磨いていかなくてはいけません。

他の人の協力も欠かせない

また必要なのは、同じ苦しみを抱える人たちと意思を通わせることです。

他の人と自分に共通するところや違うところをよく観察し、意見を交換しながら治療を続けていく必要があります。

そして家族や身近な人の協力も不可欠です。

それらギャンブル依存症患者の周りの人は、その人の病気に少しでも深い理解をもち接していくよう努めましょう。

まとめ

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この記事の目的は自分や他の人がギャンブル依存症にならないこと、それを原因として犯罪に手を染めるようにならないことです。

辛うじて体や思考はギャンブル依存症から回復できたとしても、生じてきたたくさんの問題や犯した罪が消えることはありません。

その後一生自分で背負っていくことでしょう。

ですから、今健康な人はギャンブルの依存症のリスクやその先にある悲惨な結末に注意深くあってください。

本サイトの記事は犯罪に巻き込まれない、犯罪を未然に防ぐという観点から書かれたものであり、 実際に犯罪に巻き込まれた場合や身に迫る危険がある場合はすぐに最寄りの警察署までご相談ください。

■警察庁 各都道府県警察の被害相談窓口
https://www.npa.go.jp/higaisya/ichiran/index.html