常に警戒しているという雰囲気を出すことも痴漢行為に遭わないための防犯対策になります。
防犯ブザー
実際に電車内で痴漢に遭っても防犯ブザーを鳴らすというのは、大声を上げるのと同じくらい難しいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時はバッグの目立つ箇所に防犯ブザーを付けておきましょう。
ブザーを持っていることがわかるだけでも、痴漢にとっては脅威になります。
また、痴漢が発生するのは電車やバスの車内だけではありません。暗い夜道は車内以上に気をつけなくてはならないともいえます。
いざという時に防犯ブザーを持ち歩くことは、自分の身を守るという意味でも有効な手段のひとつでもあります。
周りの人たちが助けてあげられること
痴漢に遭った場合、痴漢を撃退できるのは本人だけでしょうか。いいえ、周りの人が助けてあげられる機会もあるのです。
満員電車に乗っている場合は、痴漢行為そのものが目撃しにくかったりすることも。
怪しいと思う人であっても「黒」だと決めつけることができない可能性も多々あるでしょう。
そんな時は痴漢行為をしている人に対してではなく、被害者に対して声をかけるのも一案です。
「具合が悪いのですか?」等の気遣いの言葉をかけてあげると、痴漢は行為自体が見られていると気づく可能性が高くなります。
また、直接話しかけることで被害者がどうしてほしいのかを察することができる可能性が高くなります。
本来であれば、明らかに「この人が痴漢をしています!」と言ってあげたいところ・・・。
それでもグレーな時にはこんな行動も有効なので、もし目撃しているかも?と思ったらぜひ実践してみてください。
これは男性でも女性でもできることです。
痴漢対策として心がけるとよいこと
痴漢に遭わないために
痴漢行為はきわめて卑劣な犯罪です。
被害を受けた女性は身体を触られるという物理的な不快感だけでなく、男性とコミュニケーションを取る上でのトラウマになってしまうことも考えられます。
とはいえ、できるだけ痴漢に遭ってしまうこと自体を避けたいものです。
まずは、ご紹介した痴漢に遭わないようにするための対策を実行していただくことをおすすめします。
大人しそう、我慢しそうだという印象だけでターゲットにされてしまう可能性もあります。
スマホに夢中にあまり下を向き続けていたり、猫背になっていると“我慢してくれそうな人”だと思われてしまうことも。
まずは意識してご自分の姿勢を見直してみるのもよいかもしれません。
我慢は更なる犯罪を招く可能性も?!
我慢してしまうことは、その場の痴漢行為を助長させるだけでなく、繰り返しターゲットにされる危険性もあるため危険です。
声を出せば、周りの人もSOSに気がついてくれる可能性が高くなります。
自分のためだけでなく、被害が拡大しないためにも勇気を持って痴漢に立ち向かうことが大切だといえます。
まとめ
昨今話題になっているのが、その名も「痴漢レーダー」。
どの電車(路線)で痴漢が多いのかを“見える化”したアプリです。
実際に被害に遭った人だけでなく目撃した人の情報も表示されるようになっているのだとか。
何件発生しているのか数字で示しており、無料で使えるそうなので参考にしてみてはいかがでしょうか。
痴漢行為は性暴力犯罪です。被害者は心身ともに大きな傷を負うことになります。
できるだけ自らが痴漢を遠ざけるような対策を心がけるとともに、目撃した場合は他人のフリではなく、ぜひ被害者に寄り添った対応をしたいものです。
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