リスクベース認証の仕組みと活用方法を徹底解説!3Dセキュアと連携するリスクベース認証のメリットは?身近な製品もご紹介

不正ログインのリスクがあると判断した場合にだけ追加の認証を求められます。

そのため、ユーザビリティを損ねることなく高い安全性の確保が可能になるのです。

クラウドサービスを利用している企業

近年、企業では導入コストや運用コストを下げるためにクラウドサービスの利用が増えています。

それに伴い、クラウドサービス利用時のログイン情報の漏洩、なりすましなども急増しているのです。

これを防ぐために、リスクベース認証が採用されています。

位置情報やログイン時間帯などのユーザーの行動履歴に基づいたリスクベース認証を用いて、普段と異なる認証行動の検知を可能とします。

クラウドサービスを利用している企業にとって、リスクベース認証はなりすましや不正ログインを未然に防ぐ有効な手段です。

3Dセキュアと連携するリスクベース認証のメリット

3Dセキュアとは、インターネット上でのネットショッピングなどでクレジットカード決済を安全に利用するための本人認証サービスです。

3Dセキュアは、インターネット上でのクレジットカードの不正利用を防止する方法の一つとして普及しています。

しかし、年々多様化・高度化しているクレジットカード犯罪を防ぐために、セキュリティレベルのさらなる向上や不正利用の対策を行うことが必要です。

そこで、近年では3Dセキュアとリスクベース認証を連携した高度な本人認証システムの提供が行われています。

ここでは、3Dセキュアとリスクベース認証を連携するメリットについてご説明します。

ユーザーの利便性が良い

3Dセキュアサービスは、安全性は良いですがユーザーの利便性が低いことが課題でした。

3Dセキュアサービスを導入することでユーザーにとって使い勝手が悪くなったり、パスワードの入力が増えてしまいます。

そのため、決済完了までのプロセスが長くなっていました。

しかし、3Dセキュアサービスとリスクベース認証を連携することで、ユーザーの利便性が良くなったのです。

不正利用のリスクが低いと判断された正規のユーザーは、パスワードを入力することなく決済が完了します。

不正利用のリスクが高い取引のみに対し3Dセキュアサービスを適用します。

そのため、ユーザーの利便性を下げることなく、安全なインターネットショッピングを行うことが可能となりました。

セキュリティレベルの向上

3Dセキュアサービスとリスクベース認証を連携することで、パスワードの入力をスキップするような取引であっても不正利用のリスク判定を行います。

そのため、実質的なセキュリティレベルの向上も期待できます。

また、リスクベース認証では機械学習を用いているため、クレジットカードの不正利用の検知精度の向上も可能です。

多様化・高度化しているクレジットカード犯罪に対しても、企業側で特別な対策を行うことなく不正利用のリスクを排除することができます。

リスクベース認証を活用した身近な商品

リスクベース認証を活用した商品はネットショッピング以外にも身近に存在しています。

ここではリスクベース認証を用いた身近な商品をご紹介しましょう。

ネットバンキングからの送金

第三者のなりすましによる不正利用を防ぐためにリスクベース認証は活用されています。

パソコン環境やネットワーク環境が普段と異なる環境からのアクセスがあった場合に追加で認証を行います。

ワンタイムパスワードなどを利用し、本人からのアクセスということを確認しているのです。

金融機関など高いセキュリティレベルを必要とするインターネット取引においても、リスクベース認証は活用されています。

在宅勤務などのリモートアクセス

インターネット環境の普及と働き方の多様化によって、企業規模を問わずリモートアクセスの需要が高まっています。

大企業であれば大規模な独自のセキュリティ環境を用意することができます。

しかし、それが難しい中小企業では、リスクベース認証機能を搭載したサーバーを利用している場合が多いです。

リスクベース認証は「SSL VPN」や「Webポータル」などを通じて、社外や自宅からイントラネットに接続する際のユーザ認証に用いられています。

リスクベース認証の高度なセキュリティレベル・高いユーザビリティ・サーバー管理の容易性などの多くのメリットがあります。

そのメリットを理由に中小企業に採用され、多くの会社員の在宅勤務が可能となっているのです。

まとめ:なりすましや不正アクセスから私たちを守る「リスクベース認証」

不正アクセスやなりすましなどの犯罪は年々多様化・高度化しています。

SNSの普及によってログイン認証の機会が増えている今、知らないうちにそういったリスクに晒されています。

そのリスクから私たちを守っているのがリスクベース認証です。

何気なく利用している「秘密の質問」や「ワンタイムパスワード」もその一つといえます。

このようなリスクベース認証を用いたログイン認証は、パスワードと同じように自分を守るための重要な認証なのです。

リスクベース認証を過信せず、まずはできるだけ複雑なパスワードを設定し厳重に管理してください。

そしてパソコンやスマホなどのデバイスを紛失することのないように管理することを徹底しましょう。

本サイトの記事は犯罪に巻き込まれない、犯罪を未然に防ぐという観点から書かれたものであり、 実際に犯罪に巻き込まれた場合や身に迫る危険がある場合はすぐに最寄りの警察署までご相談ください。

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