光害苦情を受けた際の対策を解説!イルミネーションやライトアップをする時の注意事項とは?近隣トラブルの事例や対応策をご紹介

街灯が設置された後、稲穂の出る時期を迎えました。しかし光の当たる範囲だけ穂が出ていないことが分かったのです。

イネは夏が過ぎて日が短くなると花を咲かせ、穂をつけます。しかし夜間も光が当たっていたために「まだ日が長い」と認識して穂を出さなかったのです。

生長のサイクルが狂ったために米の品質は落ちてしまいます。イネの生長が一部だけ遅れたことにより、収穫作業にも支障をきたしてしまいました。

イルミネーションがご近所トラブルの原因に

church, monument, christmas Aさんは自宅をイルミネーションで飾りました。カラフルなLED電球を植木やベランダに取り付けて、夜になると点灯しています。

しかしAさんの隣の家に住むBさんが「イルミネーションが明るすぎて眠れない」とAさんに訴えました。Bさんは「周りに住む人たちも困っている」と言います。

カーテンを閉めてもライトの点滅が気になる、子どもの夜泣きがひどくなったという声もあるそうです。

Aさんはイルミネーションを撤去することになりました。

光害の苦情を受けたときの対応策

受忍限度を基準に対策を立てる

write, plan, desk もしも光害の苦情を受けたらどのように対応すれば良いでしょうか。実は光害にはそれを取り締まる法律や条例がありません。

光害の基準の多くは都道府県や自治体ごとに「条例」という形で定められています。その対象は企業や店舗など公共施設であることが多いです。

つまり個人住宅単位での光害は管轄外の場合があるということです。そこで個人単位での光害は受忍限度」を基準に対策をします。

受忍限度とは一般の人が生活を送るうえで我慢できる限度のことです。

苦情を言ってきた人以外の大多数の人も耐え難い迷惑を被っている場合は、行動を改めなければなりません。

受忍限度を超えているのに改善しない場合は裁判や損害賠償などを求められることもあります。

そこで苦情を受けてしまったら、周りの人たちにも相談して受忍限度を超えていないかどうかを確認しましょう。

環境省の「光害対策ガイドライン」を参照する

苦情を受けたときの対策として、環境省の「光害対策ガイドライン」が役立ちます。光害の定義から屋外照明のガイドラインまで詳しく書かれた資料です。

屋外照明を設置する際のチェックリストも載っています。どのように設置したら光害を防げるのか、確認しながら対策を取りましょう。

環境省 | 光害対策ガイドライン

イルミネーションをするときの注意点

LEDの色やワット数に注意

light bulbs, shining, bulbs 光害の苦情を避けるために、イルミネーションやライトアップをするときには周囲への配慮を意識しましょう。

明るさや照明の範囲が適切かどうかを客観的にチェックすることが大切です。最近のイルミネーションはLEDを使用することが増えています。

LEDは発光効率が良いといわれています。そのため明るくなりすぎないように、購入する電球のワット数を確認しましょう。

また地域や場所によっては、照明の色を制限している場合もあります。例えば「信号の近くで赤色の照明をつけてはいけない」などです。

周辺の環境や景観を妨げない色と明るさを意識して、イルミネーションやライトアップを行ってください。

深夜は照明を控えめにする

条例やガイドラインでも深夜の照明に関しては規定は厳しくなることが多いです。多くの人が就寝する21時以降は明るさを落とした方が良いでしょう。

また深夜は消灯することが望ましいです。電気代の節約にもつながりますし、苦情を受けるリスクも減ります。

周囲に配慮した照明環境を意識しよう

room, armchair, lamp 光害は身の周りの照明器具でも起こりうる、とても身近なトラブルです。だからこそ自分の周りの照明が光害にならないか、注意しなければなりません。

身近な人や動植物の生活を守りながら、お互いに快適な照明環境で生活ができるように配慮を怠らないようにしましょう。

本サイトの記事は犯罪に巻き込まれない、犯罪を未然に防ぐという観点から書かれたものであり、 実際に犯罪に巻き込まれた場合や身に迫る危険がある場合はすぐに最寄りの警察署までご相談ください。

■警察庁 各都道府県警察の被害相談窓口
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