家やお店などに見られるタギングや落書き。
人によってはタギングや落書きに悩まされているのではないでしょうか?
タギングや落書きによって近寄りがたい雰囲気を作り出すなどの問題が出てきます。
やられた方にとってはいい迷惑です。
今、タギングや落書きに悩まされている方のために対処法や予防策について話します。
少しでもタギングや落書きなどの行為に関する悩みを解消するきっかけになれば幸いです。
タギングとは
突然ですが、タギングとは一体どのような行為かご存知でしょうか?
人によっては初めて聞く単語だと感じた方もいると思います。
タギング(tagging)はスプレーペンキで描かれた落書きを指します。
元々はストリートギャングが自分の縄張りだということを誇示するためのサインに使われていたのが始まりです。
年数が経つにつれ、目印や縄張りといったものとは程遠い意味のないタギングが増えて今日に至ります。
ストリートアートの影響を受けたものも多く、アートを思わせるタギングはグラフィティと呼ばれているとのこと。
タギングによっては街の印象を下げてしまうため、多くの方が悩まされています。
タギング(tagging)とは街のあちこちに見られるスプレーペンキで描かれた落書きの一種で、特に個人や集団のマーク(目印)とされるものを描いて回る行為・またはそれによって描かれたモノである。
ちなみに、コンピューターの世界においてもタギングと呼ばれる単語が存在しており、タグと略されたりします。
意味はデータファイルやサイトの情報に短いフレーズや単語を付与する手法のことです。
音楽の編集などでタギングを利用している方も多いと思います。
タギングや落書きにより起きる問題
タギングや落書きを放っておくと、いろいろな問題が起きます。
場合によっては取り返しのつかない事態に発展する可能性もゼロとは言い切れません。
ここでは、タギングや落書きにより起きる問題をいくつか紹介します。
紹介したものの中には皆さんが今悩まされている問題もあるかもしれないです。
人が近づきにくくなる可能性がある
タギングや落書きによっては通行人に悪い印象を与えてしまうかもしれません。
街を歩いていて落書きなどがある場所に近づきたくないと感じている方も多いのではないでしょうか?
飲食店などの場合、客足が減って閉店につながる可能性も十分考えられます。
人によってはタギングや落書きが増えてから客足が伸び悩んでいるのでは?
犯罪が起きる可能性がある
タギングや落書きが多い場所は犯罪が起きやすいと言われています。
人の流れが少なくなることで犯罪を行いやすくなり、結果的に犯罪件数が増えるわけです。
ニュースなどを見てタギングや落書きの多い場所を思い浮かべた方もいるのではないでしょうか?
犯罪件数を減らすためにもタギングや落書きの対策を行っていかないといけません。
タギングや落書き自体も器物損壊罪に該当します。
アートや町おこしになるのでは?と考えている人もいるかもしれないですが、行うにしても許可が必要です。
刑法 第261条(器物損壊等)→3年以下の懲役又は30万円以下の罰金若しくは科料
タギングや落書きを消すために大切な時間を使ってしまう
家や店舗の壁に描かれたタギングや落書きを消すのにある程度の時間を要します。
場合によっては消すのに予想以上の時間がかかってしまうかもしれません。
結果、本来の業務などに支障をきたす恐れも十分考えられます。
タギングや落書きは人の時間を奪ってしまう行為です。
タギングや落書きを消すのにお金がかかってしまう
タギングや落書きを消すために業者に依頼しようと考えている方もいるのでは?
業者に依頼したり、自分でタギングや落書きを消すために道具を購入するなどお金がかかってしまいます。
一つのタギングや落書きを消すのに思っている以上の費用がかかるため、非常に厄介です。
スプレー等による落書きには、グラフティ風のもの、名前等をシンボル化して記す「タギング」と呼ばれるもの、便乗的な殴り書きなど様々ありますが、いずれも悪質で、消去のための手間も費用もすごくかかります。
引用:落書き対策|仙台市
ちなみにマンションやアパートなどに住んでいる方の中には子供が壁に落書きをしてしまったと悩んでいませんか?
退去時に修繕費用を負担しないといけないため、注意が必要です。
相手のタギングや落書きはもちろんですが、家族がタギングや落書きを行わないかどうかにも目を向けないといけません。
日本におけるタギングや落書きの被害場所の特徴
タギングや落書きは一体どのような場所で起きるのか気になりませんか?
犯罪に巻き込まれるリスクを減らすためにもタギングや落書きの被害に遭いやすい場所を整理する必要があります。
一体どういった場所でタギングなどの行為が行われるかについて話を進めていきます。
タギングや落書き対策を行う際の参考になれば幸いです。
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シャッターの多い場所
シャッターの閉まっている店舗が多い場所にタギングや落書きが見られる傾向にあります。
落書きのある場所はどこかと聞いてシャッターの閉まった店舗を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
シャッターや電柱、場合によっては建物の外壁にタギングが行われたりします。
落書きの多いシャッター街も少なくないです。
人通りの少ない場所
タギングや落書きは人通りの少ない場所で多く行われていると報告されています。
人通りが少ないということはタギングや落書きをされている姿を見られる可能性も低くなります。
暗い場所
暗い場所もタギングや落書きの多い場所の一つ。
街灯が少ないもしくは壊れているなどの理由で暗い場所がどうしても出てきます。
相手に見つかりにくいのを理由にタギングや落書きを行っている方も中にはいます。
暗い場所を通る際、落書きをしている方とトラブルが起きないよう注意しないといけません。
落書き以外の犯罪に巻き込まれる可能性も十分考えられます。
繁華街
渋谷などの繁華街にタギングなどの落書きを目にします。
店舗が閉店した後を狙ってタギングを行うなどのケースも少なくありません。
場所によっては人通りも少なるため、落書きを行うのにうってつけの場所です。
繁華街を通ると大量の落書きやステッカーを目にする方も多いのではないでしょうか?
渋谷は落書きしても良いと思ったという呆れたことを言っている方も中にはいます。
タギングや落書き以外にもタバコやガムなどのポイ捨てなどの問題も抱えているのが繁華街の現状です。
日本におけるタギングや落書きの被害が多い時間帯
タギングや落書きは人通りの少ない時間帯に行われやすい傾向にあります。
場所によって人通りが多くなる時間帯が異なるため、一概にこの時間帯に注意しないといけないとは言い切れません。
普段から人の流れを把握することが大切です。
多くの店舗が閉店する深夜帯などを狙ってタギングなどを行う方も中にはいます。
家や店舗のシャッターにタギングや落書きをされた時の対処法
家や店舗のシャッターにタギングや落書きをされた場合、一体どのように対処すれば良いか悩んでいませんか?
タギングや落書きをそのまま放っておいてはいけません。
放っておいて後悔するのは皆さんです。
被害に遭った際の対処法を知っておく必要があります。
今から対処法をいくつか紹介するので参考にしてください。
警察に通報
前述でも触れた通り、タギングや落書きは器物損壊罪に該当する行為。
警察に通報し、犯人逮捕に向けて動くことが大切です。
実際、落書きをして逮捕されたケースも存在します。
業者に依頼
タギングなどの落書きを消すために業者に依頼するのも対処法の一つ。
場所によっては落書きを消す際にケガをする恐れも十分考えられます。
ケガのリスクや業務時間を減らさないためにも業者に落書きを消してもらうのが無難です。
道具を揃える手間も省けます。
シャッター交換
タギングや落書きが酷い場合、シャッターを交換するのも一つの選択肢に挙げられます。
業者に依頼する費用を抑えたい方はシャッター交換を検討してはいかがでしょうか?
外壁などは業者に任せ、シャッターだけ交換するのもありです。
スタッフに落書きの消し方を指導
スタッフにタギングなどの落書きを消す方法を指導するのも対処法の一つ。
消し方を自分が知っておかないといけません。
時間に余裕がある場合にできる対処法と言えるでしょう。
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タギングや落書きを予防する方法
タギングや落書きの対処法だけでなく、未然に防ぐことも重要になってきます。
最後にタギングや落書きの予防法について紹介します。
防犯カメラの設置
タギングや落書きはもちろん、あらゆる犯罪を防ぐために防犯カメラの設置は最低限行っておきたいところ。
設置する際はプライバシーに配慮しないといけません。
場合によっては防犯カメラを壊される可能性もあります。
防犯ステッカー
防犯ステッカーを貼るのも落書きなどを未然に防ぐ方法の一つに挙げられます。
人によっては防犯ステッカーで辞めないため、注意が必要です。
シャッターアートを行って落書きを未然に防ぐ
シャッターアートのプロがいるのを皆さんご存知ですか?
プロにシャッターアートをお願いしてタギングや落書きなどを未然に防ぐのもありです。
気になる業者があるなら一度問い合わせてみることをおすすめします。
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まとめ
タギングや落書きに対処することは自分の身を守ることにもつながります。
被害に遭わないことはもちろん、自分が加害者にならないようにしましょう。
落書き一つで店舗や街の印象が大きく変わります。
防犯カメラなどで未然に防ぐことはもちろん、被害に遭った場合は建物のオーナーや警察に報告しないといけません。
タギングや落書きの対策はこれからの課題ではなく、今日からの課題です。
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