違法駐車や無断駐車は、平穏な日常生活を脅かす非常に迷惑な行為です。
これらの行為が招く脅威には想像以上に沢山種類があるといわれているのです。
予期せず自分が被害者になった際も、適切に対処する必要があります。
違法駐車や無断駐車に関する注意事項や予防策、警察への通報の仕方や罰金請求についてご紹介します。
違法駐車・無断駐車の問題って?
「違法駐車はそこまで大した問題では無い」そう思う方もいるかもしれません。
しかし、これらの行為は重大事件が起こる原因になり、被害にあったり危ない目にあってからでは遅いのです。
そんな違法駐車・無断駐車の問題について取り上げます。
事故の原因になる
公道に無断で駐車する違法駐車。
違法駐車は交通渋滞を招き、緊急車両の通行の妨害にもなります。
車の影から突然歩行者が出てきたら、対応しきれず加害者になってしまうかもしれません。
違法駐車は想像以上に身近な生活に悪影響を及ぼします。
無断駐車は都市問題に発展
私有地で起こる無断駐車は深刻な都市問題として挙げられます。
月極駐車場であればお金を払っている契約者、私道に駐めればその土地の持ち主や通行人に迷惑が被ります。
「ちょっとだけなら」と魔が刺しても、その誤った行為で誰かが被害を受けることを忘れてはいけません。
車に乗るということは、運転中だけでなく駐車するところまで責任が伴うのです。
違法駐車・無断駐車をしている車への対応
「ゆっくり自宅で過ごそう」そう思って帰路についた時に、見知らぬ車が駐車していたら怒りで震えてくるかもしれません。
しかし、感情の赴くままに対応するとトラブルを招きます。
万が一被害にあった際には、ひと呼吸おいて、冷静に対応しましょう。
違法駐車は警察に電話する
公道で違法駐車している車を見つけたら迷わず警察へ通報しましょう。
目の前で違法行為が行われていたら、思わず責任を追求したくなるかもしれません。
まずは通報して警察へ状況を知らせることが賢明です。
逃げることを阻止しない
私有地に無断で駐車する無断駐車に対して、車を動けなくするような実力行使は禁じられています。
ポール・タイヤロックを使って動きを封じると、『自力救済』という民事法の違法行為と解釈される場合もあります。
『自力救済』とは、権利を侵された方が法的手続きをとらず実力行使で権利を回復するための行為を指します。
無断駐車された上に訴えられるなんてことの無いように気をつけましょう。
レッカー車をチャーターしない
無断駐車の場合、勝手に車を動かすことはトラブルの元になりますので避けましょう。
作業かうまくいかず事故が発生したら責任を問われかねません。
また、民事法で禁じられている『自力救済』として違法とみなされるかもしれないのです。
新たなトラブルを招くきっかけを作らない様に肝に命じましょう。
開示請求して所有者を特定する
運輸支局・自動車検査登録事務所で、所有者に関する情報の開示請求ができます。
開示請求するには、自動車登録番号と車台番号の2つが必要になります。
自動車登録番号はナンバープレートに記載されていますが、車台番号はエンジンルームの奥に刻印されているなど見つけにくい場合が多いです。
ナンバープレートが見える角度で証拠写真を撮ると、それだけで開示請求ができる場合もあります。
開示請求し所有者が会社などで電話番号が公開されていれば、連絡可能を取ることもできます。
連絡する際は、車の使用者から名誉既存で訴えられないよう言葉は慎重に選びましょう。
無断駐車への張り紙を用意する際の注意事項
無断駐車している運転手へ、張り紙でこちらの意図を伝えるという術があります。
運転手が戻って来るまで待つ必要もありませんし、本人を特定する手間ひまもかかりません。
そこで張り紙を効果的に活用するための方法についてお伝えします。
駐車禁止である旨を伝わりやすく書く
張り紙には、単純に必要最小限の内容を記載しましょう。
私有地であること・駐車を承諾していないこと・車両を移動させること等を記載します。
駐車した人の年齢・性別が分からない状況も加味し、読みやすい字で分かりやすく記載すると素早い対応が見込めるかもしれません。
車の所有者を明らかにする旨を警告する
加害者に対応を急いでもらうための手法です。
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