最近、ドライブレコーダーが犯罪や事故を防ぐアイテムとして注目を集めています。
特に、社会問題になっているあおり運転の対策としてドライブレコーダーを設置する動きは広まっているでしょう。
ドライブレコーダーで犯罪や事故を防ぐには、どのように活用したら良いのでしょうか。
また、犯罪映像が撮れた場合の対処についても知っておきましょう。
ドライブレコーダーは犯罪や事故抑止の必需品
ここ最近、毎日のようにドライブレコーダーで犯罪・事故が早期解決できた事例をニュースで見かけることがあります。
ドライブレコーダーは2000年に登場したので比較的歴史は浅いですが、今や犯罪や事故を抑止する必需品となりました。
運転時の様子を記録するものなので、つけるだけでも十分犯罪の抑止につながりそうに思えるかもしれません。
しかし、使い方やドライブレコーダーの種類によっては全く役に立たないこともあるようです。
ドライブレコーダーで犯罪や事故抑止をするには、どう活用するべきなのでしょうか。
ドライブレコーダーの活用法
元々ドライブレコーダーは自動車事故(人身事故含む)の際、どちらに非があるかの検証をしやすくするために開発されたものです。
しかし実際は様々な事故・事件を、ドライブレコーダーのおかげで早期解決できたという事例をよく耳にします。
本来の目的とは少々外れていますが、ドライブレコーダーは犯罪や事故の解決に一役買っていることは間違いありません。
とはいえ、できることなら犯罪や事故は起こる前に防ぎたいものです。
ドライブレコーダーは活用のし方によって、犯罪や事故の抑止につなげることができます。
被害を防ぐには、どのように活用すれば良いのでしょうか。
ドライブレコーダーは外からでも見えるように設置する
現在は、ドライブレコーダーの映像が犯罪や事故の大きな証拠となることが認知されてきています。
ドライブレコーダーがあると分かれば、犯人は警戒するでしょう。
つまりドライブレコーダーを搭載すること自体が、犯罪の抑止につながるのです。
ただし設置する際は、必ず車の外から見えるようにつけてください。
外からドライブレコーダーの存在を知らせることで、初めて犯罪の抑止になります。
映像の確認は必須
録画した映像は、かならずこまめに確認するようにしましょう。
というのも知らない間に傷をつけられていたり、当て逃げされたりしている場合があるのです。
被害に遭っている場所が目立たない場所だと、気付かないままになってしまうこともあります。
1週間に1度や1ヶ月に1度など、定期的に確認するタイミングを持ってください。
また車周りだけでなく、自宅近隣の事件についての証拠が写っている可能性もあります。
ドライブレコーダーの種類
うまくドライブレコーダーを活用するためにも、ドライブレコーダーの種類を知っておきましょう。
一言でドライブレコーダーといっても、色々な種類があります。
ドライブレコーダーは、大きく分けての以下の3種類。
- 常時録画型
- 衝撃感知型
- 多機能型
それぞれ特徴が違っているので、自分の目的に合わせたタイプを選ぶようにしてください。
常時録画型
常時録画型はその名の通り、エンジンがかかっている間は常に撮影してくれるものです。
ドライブレコーダーと聞いて、真っ先に思い浮かぶのはこれではないでしょうか。
犯罪や事故時の目的以外にもきれいな景色を連続して撮影したり、サーキットの記録にも使用されたりと様々な用途で使えます。
インターネット配信に使う人も多いようですね。
衝撃感知型
衝撃感知型は衝撃を感知した時にのみ反応して、衝撃前の約10秒前からの画像を記録するものです。
逆に何も感知しなければ撮影しません。
容量が少なくて済むという利点はありますが、衝撃が小さいと反応してくれない場合もあります。
衝撃のない犯罪や事故に巻き込まれても全く機能しないので、この場合は無意味になってしまうでしょう。
多機能型
多機能型は単なるドライブレコーダーではなく、カーナビやワンセグといった記録以外の機能を兼ね備えたものです。
ものによってはWi-Fiや、衝突を防ぐために警告音を鳴らす機能が付いたものまであります。
これ一つ置けば他の機器をつける必要がないので、車内がすっきりしますね。
もちろんレコーダーとしての機能も優秀で、正面だけでなく車体の真横や後ろなどの映像も録画可能。
他の種類のドライブレコーダーよりも高価ですが、車を買ったばかりで機器をまだつけていない人におすすめです。
ドライブレコーダー導入のメリット
ドライブレコーダーを導入することで、犯罪や事故に対するメリットがあるのは確かでしょう。
事故はどうにもできない面がありますが、全く良いことがないというわけでもありません。
たとえばどのようなメリットがあるのでしょうか。
車上荒らしの対策になる
夜中や長期不在時に被害に遭うことが多い車上荒らし。
ドライブレコーダーがついていることが分かっただけでも、犯人が自分の車を避けてくれる可能性があります。
それでも被害に遭ってしまったとしても、ドライブレコーダーに犯人の顔さえ映っていれば警察の捜査も早く進むでしょう。
覆面だと難しくなりますが、それでも体格や性別などが分かるので大きな手掛かりになるはずです。
- 1
- 2