電気窃盗でのトラブル対応策を解説!逮捕事例や処罰は?コインランドリーなど外出先で電気を無断使用する時の注意点を紹介

  • 2020年6月25日
  • 2020年7月29日
  • 窃盗犯
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空き家であってもその家の権利を持つ人がいれば、その空き家の電気も立派な財物として扱われます。

事例3:2円相当の電気窃盗

こちらは2010年に電気代を滞納していた男がアパート共用コンセントから電気を盗んだ事件です。

この事件において盗まれた電気はテレビを見るために使用した2円相当でした。

電気窃盗が大小関係なく罪に問われることがよくわかる例です。

事例4:コインランドリーでの電気窃盗

こちらは2019年にコインランドリーのコンセントからパソコンの使用のために電気を盗んだ男が逮捕された事件です。

男は容疑を認めていましたが、逮捕されるほどのことはしていないと主張していました。

コインランドリーでもお店側が提供していない場合は、電気の無断使用は犯罪です。

現状の刑法では盗んだ事実がある限り、どのような主張をしても完全な無罪となる可能性は低くなっています。

電気窃盗をした場合の処罰

手錠

電気窃盗は項目としては窃盗罪となるので、処罰としては窃盗罪のものが適用されます。

他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=140AC0000000045#1013

繰り返しにはなりますが罪に問われる場合、盗んだ電気の大小は関係ないものです。

たった数円の電気を盗んだだけで年単位の懲役刑を受ける可能性を考えれば、安易にコンセントを差す行為が危険とわかります。

電気窃盗から始まる議論

ディベート

電気窃盗は違法であることが刑法で認められていますが、この事がとある問題を発生させています。

それは電気が通常では目に見えない無体物でありながら窃盗を認められるということです。

これが成立したことで他の無体物が窃盗の対象となるのかという問題が生まれました。

有体物説と管理可能説

例えば何らかの方法で熱気(熱エネルギー)を発生させた時、それを横取りされた場合は窃盗になるかということです。

この論点は三つの学説によって意見が分かれています。

有体物説……電気だけは法律の中で有体物に含まれる扱い

管理可能性説……何らかの方法で管理できるものであれば無体物も窃盗の対象となる

物理的管理可能性説……管理できるもののうち物質性を備えたものが窃盗の対象となる

管理できるものというのは先に書いたように電流計や電圧計などで数値化したり、データで示せるものです。

物質性を備えるというのは電気や熱気のようなエネルギーのことで、人や動物による労力などはそれにあたりません。

例題も下二つの考え方であれば熱気を盗まれることも窃盗になるのです。

現代の無体物の解釈

熱気や冷気についてはあくまで学説であり、実際に窃盗にあたる事件が起こらないことから議論は続いてる状態です。

ただ、電気以外での無体物で窃盗の罪に問われた事例が実際にあります。

この事件は2014年にガスを止められていた男が勝手にガス栓を開けてガスを不正使用したことで逮捕されたというものです。

ガスはエネルギー資源であり、ガスメーターによって管理できます。

この件だけで見れば現代では「管理可能性説」もしくは「物理的管理可能性説」をベースに窃盗の判断がされていると考えられます。

もちろん、刑法上では電気のみが書かれているので、事件によっては違う判決になるかもしれません。

電気やガス以外の無体物の扱いは今後も注目すべき項目です。

まとめ

送電線

今回は電気窃盗に関する情報をまとめていきました。

電気は許可されていない限り無断で使用することは犯罪です。

そして、電気の窃盗を少しでもやってしまえば罰金懲役刑の処罰を受けることになります。

そうならないためにも充電する際は電気が使えることをきちんと確認してからコンセントを指すようにしましょう。

本サイトの記事は犯罪に巻き込まれない、犯罪を未然に防ぐという観点から書かれたものであり、 実際に犯罪に巻き込まれた場合や身に迫る危険がある場合はすぐに最寄りの警察署までご相談ください。

■警察庁 各都道府県警察の被害相談窓口
http://www.npa.go.jp/higaisya/ichiran/index.html