違法ダウンロードは軽微なものは違法化しませんが、明確な線引きがあるので注意が必要です。(2020年現在)
詳しく下記の文化庁ならびに文部科学省の資料もご覧ください。
著作権法及びプログラムの著作物に係る登録の特例に関する法律の一部を改正する法律案
違法アップロードでの事例
違法アップロードで多くの注目を集めたのは2019年の漫画村の摘発・逮捕劇です。
多くの人気漫画作品を違法にアップロードして収益を得ていたとして、サイト管理者ならびにプログラマーが逮捕されました。
近年の著作権法違反の事件の中でも悪質で被害総額も3200憶円と大きく、多大な被害を漫画業界に与えていたのです。
このサイトでは違法アップロードのリスクで紹介したようなウイルスやマイニングなどを使い、稼ぎを得ていたとされています。
違法アップロードサイトを利用しないためには?
違法アップロードサイトが魅力的に見えたとしても権利を侵害しないため、自身を危険に晒さないためにも避けなければいけません。
そのためには動画や音楽などの著作物を、権利者に許可を受けた媒体で視聴することが大切です。
知らず知らずのうちに違法サイトでコンテンツを利用してしまわないためにもポイントをチェックしていきましょう!
公式配信サイトから視聴する
多くの映画・動画・音楽・漫画などは権利者の許可を受け、配信サイトにて有料・無料配信を行っています。
このような許可を受けたサイトならば、著作権を持つ権利者を侵害することも自身の情報を危険に晒す危険もありません。
配信サイトの多くは作品の公式サイトから確認することができるため、公式サイトから配信サイトをチェックしてみましょう。
また、配信サイトの信頼性を確認するには許諾マークも調べてみてください。許諾マークは正規配信を証明する業界共通のマークです。
例えば映像媒体で適用されるエルマーク(一部例外あり)、日本の正規出版を表すABJマークなどがあります。
紹介されてもアクセスしない
違法アップロードサイトを利用する人の中には知人や友達に教わったというケースもあります。
親しい人から紹介されたとなると気が緩み、危険を深く理解せずに利用してしまうでしょう。
しかし、周りが利用しているからといって安易に利用してしまうことは危険です。
例え誰に誘われても断りづらい状況でも、上手く回避して違法サイトの利用は避けるようにしてください。
また、紹介した人はリスクを知らない場合もあるでしょう。その場合は相手を気遣って、正しい知識を共有してあげることも大切です。
YouTubeは罪に問われない!ただし…
現代人の多くの方が利用する動画配信サイト「YouTube」は正規配信サイトですが、配信は誰でもすることができます。
そのため正規に配信する会社や個人、無許可で配信する個人が内在しており判断が難しい媒体です。
しかしYouTubeは基本的には著作権侵害が見受けられる動画については削除、悪質なユーザーは停止される構造になっています。
また、見る側は著作権法にあったように、あくまでも著作権侵害にはあたらないため罪には問われません。
ただし、YouTubeにある動画によってはYouTubeの外の違法ダウンロードするリンクに繋げる動画もあります。
そのようなリンクに飛ぶことは著作権侵害やウイルス感染のリスクがあるでしょう。
違法アップロードを見つけた場合は?
もし違法アップロードを見つけた場合は通報することも検討してください。
通報といってもハードルは高くありません。例えばYouTubeなら悪質なユーザーや有害な動画として通報するボタンがあります。
もしくは個別の違法アップロードサイトの場合は特許庁の対策窓口に一報を届け出ると良いでしょう。
違法アップロードサイトが少なくなることはより良い社会を作ることにも繋がります。
また、もし自身の著作物が無許可で配信される行為を見つけた場合は著作権法に精通した弁護士に相談するようにしてくださいね。
まとめ:著作権侵害への関心を高めよう
違法アップロードサイトの利用はダウンロードを伴わない限り、著作権侵害として違法となりません。
しかし、個人情報の漏洩やウイルス感染のリスク、そして勿論のこと著作物を侵害することに加担することは避けるべきです。
そのためにはこれを機に著作権侵害への関心を高め、違法アップロードされたコンテンツを避ける方法を実践していきましょう。
正規配信サイトで優れた著作物を楽しんでくださいね。
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